夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼) 其の陸 熊本、福岡、東京編

探訪日:ページ下部に記載

 「夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼)」シリーズ6ページ目では、メインの舞台である人吉球磨地方を離れ、熊本県内各地、福岡市内、そして東京にある登場地点を紹介します。
 人吉球磨以外の登場地点も実は結構あるこの作品。同じ熊本県内では熊本市内や宇城市内、「蛍火の杜へ」でのロケハンから採用された阿蘇方面などが出てきます。また「肆」の最後の方では夏目の実家として福岡市の風景やそこに行くまでに乗り継いだ電車なども多数登場していますし、さらには名取さんの俳優としてロケをしていた風景として東京・新宿のカットも出てきます。ここではそれらを合わせて一挙に紹介していきたいと思います。

熊本市内

 熊本県の中心地・熊本市内も作中に登場しています。3期3話で夏目が柴田と一緒にやってきた街のモデルが市街地に点在しています。なお作中では夏目達の住む町最寄りの「何樫駅」から230円のきっぷであっと言う間に辿り着いていましたが、人吉駅と熊本駅は実際には同じ県内とはいえ100km近い距離があり、全区間普通列車だと2時間以上はかかりますww

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歩道橋の下を路面電車が走るシーンは新水前寺駅近くの国府歩道橋が一番似ている印象でした。しかし2011年8月の撮影時点で既に使用停止となっており、2012年2月頃には撤去されてしまいました。

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車両の方は、配色がちょっと違いますが多分この熊本市電の古いタイプがモデルだと思います。

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柴田とともにケーキ屋を探して歩いたアーケードは市電の終点、健軍町の健軍アーケードが形的に一番似ている印象でした。

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一応交差点の角に建つドラッグストアも発見。

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でも熊本随一の繁華街・下通(しもとおり)アーケードも似ていないこともなく。

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こっちにも交差点の角に建つ薬屋があったりするので、いろんなアーケードを参考程度に使っているだけなのかも知れません。

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宇城市

 肆・第5話、中学生の頃の夏目のエピソードで、当時住んでいた街として出てきたのは熊本県宇城市の松橋(まつばせ)、小川周辺でした。松橋のカットについては監督のTwitterでのコメントによると「Googleのストリートビューを参考にして描いた」とのことですw

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当時の夏目と少し仲良くなった緒方という女の子の家。

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夏目が遊んでた線路沿いの土手。実際は狭いです。

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国道の陸橋脇

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看板は変わってました。

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駅で言うと松橋の一つ八代よりにある小川駅付近。砂川という川沿いの景色が結構よく似ていました。

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あくまでイメージ映像的な扱いですが、雰囲気は似てると思いませんか?

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夏目が隠れてる橋の下は多分こんな感じのイメージ。

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阿蘇郡高森町・上色見熊野座神社

 「夏目友人帳」と緑川先生原作で大森監督によりアニメ化された「蛍火の杜へ」でメインの舞台となった上色見(かみしきみ)熊野座神社。このときのロケハン写真は実は夏目の方にも活用されています。「参」の2話で神社の奥にある風穴が登場しています。

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社殿からさらに上へ登っていった先にある風穴。

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JR長崎本線 特急「かもめ」

 ここからは「肆」の第12~13話で登場した舞台を紹介します。この2話は、自分の実家が売られてしまうことを知った夏目が、その前に一目見に行こうと出掛けるというエピソード。そのため普段出てくる熊本県人吉球磨地方とは全然違う場所が多数登場しました。
 まずは夏目が乗った特急列車から紹介。作中でも「生崎本線 箱田行き「特急やもめ38号」」という文字が出てたり、アナウンスでも「JL九州」なんて言ってたとおり、「JR九州」の「長崎本線」を走る「博多行き」の「特急かもめ」がモデルです。この列車は福岡県の博多駅と長崎県の長崎駅を結ぶ特急なので、熊本方面とは無縁な列車なんですが、何で登場したんでしょうねw ちなみに撮影を行った2012年5月の時刻表では、「かもめ38号」は長崎17時21分発、博多19時14分着という時刻で実際に運行されていました・・・ので、それに実際乗ってきましたww

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ちゃんと3号車は禁煙の指定席ですw

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シートは革張りで豪華っぽいですが、普通の指定席。JR九州はこういう凝った内装の車両がとても多いのが特徴です。

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 この車両は外から見ると新幹線みたいな形をした「885系」という車両です。作中に出てきたのはこの通り帯が黄色いものでしたが、その時点で順次青に塗り替えられており、撮影した2012年5月の時点でこの編成が唯一黄色のまま残っていたものだそうです。この編成も撮影直後に塗装が変更されてしまったため、このカラーリングは現存しません。

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2012年5月時点で唯一残っていた作中と同じ885系黄帯塗装編成。

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黄色い車両を別角度から。

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今走ってるのはこういう色合い。ちなみに長崎方面の「かもめ」の他、博多~大分間の特急「ソニック」でも同じ車両が使われています。上の黄色い塗装の車両も実は大分駅で撮ったものです。

 以下もうちょっと車内の様子を。

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上のカットで窓の奥に見えてる車両は多分これ。博多近郊を走る通勤電車です。

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博多駅

 夏目が特急からローカル線に乗り換えた駅は多分JR博多駅。在来線の7・8番ホームが一番似ています。ただし車両のモデルはJRのものではないので、実際にこのホームにやってくることはありません。

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発車案内が一致します。

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西鉄貝塚線

 上で紹介したとおりホームは博多駅なのですが、止まっている車両は博多駅には乗り入れていない西鉄貝塚線のモノでした。

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貝塚線の始発駅・貝塚で撮影。見ての通りホームの様子は違いますが車両はそのまんま。

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かけ込み乗車はおやめ下さいww

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車内も結構ちゃんと描かれています。

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電車が渡っている橋は貝塚駅と名島駅の間にある、多々良川を越える「名島川橋梁」です。道路からだと撮れないので、この写真は隣を並行して走るJR鹿児島本線の車内から撮影しました。

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「かろのうろん」

 小学生の頃の夏目が食べたがっていたうどん屋さんのモデルは、博多の祗園にある「かろのうろん」といううどん屋さんです。店名は博多の訛りで「角にあるうどん屋さん」の意味だそうで、明治時代創業の歴史有る有名店だそうです。

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メニューまで一致ww

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現在のシーンと回想シーンで写っているモノが違ってるとか芸が細かいですw

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福岡市・次郎丸駅周辺

 夏目が小学生の頃お世話になっていた家の周辺もちゃんと実在の景色を元に描かれています。福岡市早良(さわら)区の地下鉄七隈線次郎丸駅周辺がモデルとなっています。夏目の背景はもとの景色そのまんまというのはそんなに多くないのですが、この福岡市内のカットについてはかなりよく一致します。夏目の舞台探訪で、他の作品の探訪ではよくやるような厳密なアングル合わせを、しかも都会の住宅街のど真ん中でやることになるとは全く思っていませんでしたww

 なおこの辺りは至って普通の住宅街です。訪問される際は、長時間居続ける、興奮のあまり大声で話してしまうなど住民の方の迷惑になるような行為は絶対にしないように気をつけるのはもちろん、写真を撮影する場合も住民の方のプライバシーに配慮するなど、細心の注意を払うようお願いいたします。

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地下鉄七隈線次郎丸駅1番出口。

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うどんやさんは祗園でしたが、うどん屋さんの前の道は早良区にありました。

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近くを流れる室見川。夏目が「虫喰い」のあやかしに襲われて倒れたのはここなんですかね?

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この周辺は結構一致するんですが、ここについては奥の景色は一致しない?

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東京都新宿区西新宿

 夏目に登場する景色は九州・熊本だけかと思っていたら、「肆」の9話で東京都内の新宿副都心が登場していて盛大に噴きましたww
 名取さんが俳優としての仕事中、都会でロケをしているシーンで登場したのがこの場所。東京都新宿区西新宿の高層ビル街の中にある、「新宿警察署裏」交差点です。交差点の上を取り囲んで一周するサークルが非常に特徴的な景色を作り出しているので、大都会のイメージとしていろんなアニメに登場しています。最近だと2016年8月公開の新海誠監督の映画「君の名は。」で出てきたのが一番有名でしょうかね。

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 「新宿センタービル別館」側の角から「新宿アイランドタワー」の方を見た構図です。

 ちなみに、この場所が大森監督が作られたアニメに登場するのは初めてではありません。もしかしたらお気づきの方もいるかも知れませんが、この場所、「デュラララ!!」の最終話(第24話)で臨也がぶつかった「LOVE」のオブジェがあるところなのですww 上の写真は小さいので分かりづらいかも知れませんが、よーーく見ると交差点の向かいに赤い「LOVE」が写っているのが分かるかと思います。
 そんな場所なので大森監督が敢えて登場させたのかなと思ったのですが、そんな話をTwitterでしていたらそうではないです、と監督から直々にコメントいただいてしまいました…(爆
 なんでもこの回は別スタジオのグロス製作回だったので、名取さんのシーンは漠然と「都会で。」と指定したら、たまたまそのグロス請けのスタジオのスタッフがこの場所を選んできて驚いた、とのことでした。同じ監督の作品に意図せず同じ場所が登場することになるなんてすごい偶然ですねw

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「夏目友人帳」舞台探訪記事シリーズ
其の壱 概要編
其の弐 人吉市内編UPDATE
其の参 肥薩線&球磨村編UPDATE
其の肆 国道219号線方面編
其の伍 国道445号線~八代方面+α編UPDATE
其の陸 熊本、福岡、東京編
其の漆 夏目友人帳×人吉温泉編
夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼)~お役立ち情報集
夏目友人帳 伍 舞台探訪(聖地巡礼) 速報版
蛍火の杜へ 舞台探訪(聖地巡礼)

探訪日一覧:2011.05.03-04(人吉1回目)、2011.08.14(熊本市内)、2011.08.15-16(人吉2回目)、2011.11.03(人吉3回目)、2011.11.06(阿蘇)、2012.01.08-09(人吉4回目)、2012.03.03(新宿)、2012.04.29-30(福岡市内)、2012.05.02(特急かもめ)、2012.05.03-04(人吉5回目)、2012.08.14-16(人吉6回目)、2012.09.22-23(人吉7回目)、2013.05.06(人吉8回目)、2013.08.15-16(人吉9回目)、2014.08.15-16(人吉10回目)、2015.07.19(人吉11回目)、2015.08.15-16(人吉12回目)、2016.08.15-16(人吉13回目)、2017.01.14-15(熊本市内、人吉14回目)

更新履歴
夏目友人帳舞台探訪記事全体リニューアルに伴いページ新設:2016.09.16