夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼)~お役立ち情報集

「令和2年7月豪雨災害」に関して

(最終更新:2021.06.21)
 2020年7月4日未明から熊本県人吉球磨地方に降った豪雨により、夏目友人帳の舞台である、人吉市を中心とした周辺各市町村には甚大な被害が出ました。現地にお住まいで、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに、一日でも早く元の生活に戻れるようお祈りしております。

 このページにたどり着かれた夏目友人帳ファンの皆様のなかにも、見たことのある景色が傷つき、そこに暮らしていた方々が大変な思いをしているという報道に心を痛めた方も多くいらっしゃるのではないかと思います。このようなページを作っている私自身もそうでした。そこで、わずかでも被災地域の助けることに繋げられればと思い、簡単ではありますがここに支援先のまとめを掲載することと致しました。

 災害からはもう1年近くが経ちますが、現在でもまだ元の暮らしに戻れていない方もおられ、また、私たちが見た景色も、変わってしまったままのところがあるようです。
 実際に現地へ赴くこともままならない時勢ですので、金銭的な支援が主になるかと思いますが、それもまた、今もなお必要とされているものではないかと思います。
 もちろん、個人個人がそれぞれ無理のない範囲で出来ることをやる、ということになりますが、もし支援をお考えの方がいらっしゃいましたら、このリストが参考になれば幸いです。

◆義援金窓口
2021年6月現在も受付中の義援金窓口のうち、こちらで把握できたものは以下の通りです。
なお本リストでは、公的機関や大手企業など、信頼のおける支援先であることが確実な窓口に絞って掲載しております。
支援募金に見せかけた詐欺なども横行しがちですので、くれぐれもご注意下さい。

熊本県全域に対する窓口:
熊本県 令和2年7月豪雨に伴う義援金の受付について - 熊本県知事名義で開設された義援金口座。肥後銀行、熊本銀行、ゆうちょ銀行のいずれかから選べます。2022年3月31日まで受付中。
日本赤十字社 令和2年7月豪雨災害義援金 - 熊本県だけでなく、同じく被害のあった福岡県にも分配される義援金です。ゆうちょ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行のいずれかから選べます。2022年3月31日まで受付中。

被災各市町村などへの直接募金:
人吉市 令和2年7月豪雨災害に係る災害義援金の受付について
令和二年八代市豪雨災害緊急支援募金
くま川鉄道 - 銀行振込の他Yahoo!ネット募金からも支援できます。クレジットカード、Tポイント利用可。

◆ふるさと納税による災害支援寄付受付
 2021年6月現在、災害支援の名目でふるさと納税による寄付を受け付けているのは以下の自治体です。
人吉市 - シリーズ通して多くの舞台があり、今回市街地中心部を含む広範囲が浸水の被害に遭いました。
八代市 - 八代駅や近くの街並みが登場したほか、笠松橋やや坂本駅なども八代市内です。坂本周辺の被害が特に甚大なようです。
球磨村 - 松谷棚田や高沢地区など、山奥の風景が何度も描かれています。こちらも球磨川沿いのみならず、山間の小集落にも被害が及んでいるようです。
芦北町 - 肥薩線白石駅付近の鉄橋など、実はこの町も夏目友人帳に登場した地点があります。球磨川沿いのその辺りだけでなく、海沿いにある町の中心部でも大きな被害が出ているようです。

 以下の自治体については、災害支援を名目とした寄付の受付は終了しているようです。しかし通常のふるさと納税でも、使途に災害からの復興を含む場合もあるようですので、引き続き掲載しておきます。

相良村 - 雨宮神社や晴山バス停など、各期のOPでお馴染みの景色が複数ある地域です。球磨川最大の支流である川辺川沿いで、やはり浸水被害などが起きているようです。
五木村 - 道路沿いにある祠や宮園橋などの景色が登場した地域です。こちらでも土砂災害などが起きているようです。
山江村 - 藤田商店や淡島神社などが登場しています。村内を流れる万江川の氾濫などによる被害が出ているようです。
錦町 - 田園風景や一武八幡などが登場しています。こちらも一部地域で浸水の被害があったようです。
あさぎり町 - あさぎり駅前やおかどめ幸福地蔵、ラムネ水などの各地が登場しています。こちらも一部地域で浸水や土砂崩れの被害があったようです。
多良木町 - 里の城大橋や劇場版で黒肥地地区が登場するほか、「蛍火の杜へ」にに多良木駅が登場しています。こちらも一部地域で浸水や土砂崩れの被害があったようです。
湯前町 - 今のところ作中に登場した地点はありませんが、市房ダム方面まで探訪しに行く際の休憩地点として立ち寄られた方も多いのではないかと思います。こちらでも一部地域で浸水や土砂崩れの被害があったようです。
水上村 - 「八ツ原」の景色として登場した地域です。作中にも登場した「祓川橋」が流されてしまうなどの被害が出ているようです。

◆ボランティア受付
 熊本県及び被災した各市町村の社会福祉協議会が中心となり、ボランティアを受け入れ中です。
 熊本県社会福祉協議会によるボランティア情報特設サイトにまとまっているのでそちらをご参照下さい。
 なおボランティアは原則登録が必要で、勝手に押しかけるとかえって迷惑になります。またほとんどの団体が新型コロナウイルス拡大防止のため、熊本県内や被災地近隣在住者に対象を限定している場合があります。被災自治体からの要請に沿った活動をお願いします。

◆その他現地の情報について
人吉市公式ツイッター
球磨村役場facebook
熊本県八代市 2020 豪雨災害情報サイト

 以上いろいろな支援先を紹介しましたが、必ず何かしなければならないということではありません。何も出来ないからといって責められるものでもないですし、責めてもいけないと思いますので、そこは誤解なさらぬよう。
 昨今世界中を騒がせている感染症のことなども含め、諸々の状況が落ち着いてから現地へ足を運ぶ、等でも良いと思います。
 繰り返しになりますが、それぞれが出来ることを出来る範囲でやっていくのがベストだと思いますので。

 今後も状況に変化があり次第あり次第追記していこうと思います。
 

 当サイトの「夏目友人帳 舞台探訪」で紹介しているとおり、TVアニメ夏目友人帳シリーズでは熊本県人吉球磨地方の景色が背景のモデルとして使われています。その中心地である人吉市では市役所の観光課が中心となって作品とのタイアップを実現し、夏目友人帳の舞台として大小様々なイベントが企画されるなど、現地も盛り上がりを見せています。アニメ雑誌などでも人吉周辺が夏目友人帳の舞台であるということが紹介されたことも相まって、人吉へ「聖地巡礼」をしに行こうと考えている方も多いのではないでしょうか。
 しかし多くの方にとって九州、それも人吉という山深い地となると行くだけでもかなり大変かと思いますし、現地に到着してからも登場した舞台がざっと50km四方という非常に広いエリアに点在しているため、実際に行こうと思っても相当ハードルが高いと感じられているのではないでしょうか。
 そこでこのページでは、そのハードルを少しでも低くできたらと思い、夏目探訪をするに当たって役に立ちそうな情報を思いつく限りまとめてみることにしました。
 管理人は2011年5月に初めて人吉を訪れて以来、春夏秋冬それぞれの季節に合計12回現地を訪れていますので、その時実際に体験したことが皆様の探訪の参考になればと思いますし、それで夏目の舞台・人吉を訪れるファンがさらに増えてくれたら嬉しく思います。

目次

はじめに

 人吉球磨地方に点在する夏目友人帳の舞台となった場所は、田畑が広がる長閑な田園地帯や険しい山あいにひっそりと佇む集落など、まぁ一言で言うと「田舎」なところばかりです。
 実際に現地へ行くと作中で描かれている風景がそのままそこにあるだけでなく、森の中には何か本当にあやかしでもいそうという作品に漂う空気まで肌で感じられるので、夏目のファンには人吉球磨への旅行は本当にお薦め出来ます。
 しかし、舞台となった場所は通常の観光客が訪れないような場所がほとんどです。そう言った場所は基本的に地元の方の生活の場ですので、探訪の際は大声で騒いだり、ゴミのポイ捨てをするなど現地の方の迷惑になるような行為はくれぐれもしないようにお願いいたします。2期OPに出てくる「天満宮」とかは本当に映像そのまんまなので現地へ行くと大はしゃぎしたくなるのは確かなんですがw、すぐ両隣は民家なのでちょっと大きな声でしゃべっているだけでも騒いでるように聞こえてしまうおそれがありますので特にご注意下さい。また、自家用車やレンタカーなど、車を使って巡ることが多いと思われますが、駐車スペースのない舞台も数多くありますので、これも地元の方の迷惑になるような場所への駐車はされないようにお願いします。

 それともう一点、夏目の舞台はかなりの山奥にあることも多く、細くて急カーブの続く山道を延々と登っていった先とかも平気で出てきます。そのような場所へ行かれる際は山道の運転に慣れていないと危険な場合もありますので、自信のない方は決してムリをなされないようにお願いいたします。
 舞台探訪は楽しく、しかし事故のないよう安全運転で。そうすればきっと素晴らしい思い出が作れるかと思います!

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人吉エリア交通機関最新情報

この項目の最終更新日:2016.12.30

◆JR肥薩線 2017年3月4日ダイヤ改正情報(2016.12.30更新)
 2017年3月4日(土)から肥薩線を始めとするJR九州各線の時刻表が変更されます。→JR九州のリリース(PDF)
  ネットの乗換案内サイトにはまだ反映されていないので、3月以降に列車で人吉訪問を考えている方は時刻の変更に十分ご注意ください。

 特に大きな変更は、2016年春の改正で運行が終了した肥薩線の特急列車の復活です。
 新しい特急列車の名前は「かわせみ やませみ」で、肥薩線の旅を今まで以上に楽しめる観光列車として運行されます。→参考リンク
 運転区間は熊本~八代~人吉で、1日3往復が運転されます。
 同時に、2016年3月より熊本まで快速列車として直通していた「いさぶろう・しんぺい」の熊本~人吉間も特急に変更されます。

 なおJR九州から公式の発表は出ていないので推測になりますが、2016年3月から運転が始まった熊本~八代~人吉を直通運転する快速列車は、この改正で運転を終了するのではないかと思われます。(発表された「かわせみ やませみ」の時刻が現在の快速列車とほぼ同じ時刻のため。)
 18きっぷ利用の場合、利用可能な列車が若干減ることになりますので十分ご注意ください。

 各駅停車などすべての列車の時刻は1月20日頃発売の時刻表2月号、または2月20日頃発売の3月号に掲載される予定です。

熊本地震関連情報(2016.12.30更新) 2016年4月に発生した熊本地震の影響により、一部の交通機関で通常とは異なる臨時ダイヤで運行されているところがあります。夏目探訪に影響がありそうな変更を行っているのは以下の路線です。

・JR豊肥本線
 阿蘇方面は運休中(肥後大津~阿蘇間)。甚大な被害を受けたため長期化の見込みです。
 肥後大津~熊本はほぼ通常どおり運行されていますが、一日2本ほど運休する列車があります。
 →JR九州公式サイト

・九州横断バス(熊本~阿蘇~湯布院~別府)
 通常より本数を減らし、迂回ルートで運行中。迂回路は渋滞することも多く、大幅な遅れが発生する場合もあります。
 →産交バスHP

・快速たかもり号(熊本~高森)
 震災特別ダイヤ・迂回ルートで運行中。
 →産交バスHP

・特急たかちほ号(熊本~高森~高千穂~延岡)
 震災特別ダイヤ・迂回ルートで運行中。
 →産交バスHP

・高速バスひのくに号(福岡~熊本)
 震災特別ダイヤで運行中。
 →「ひのくに号」運行各社 - 産交バス 西鉄バス

 その他の夏目探訪に関係しそうな交通機関は通常通り運行中です。しかしながら地震と関係ない天候不良などによる急な遅れ・運休なども発生していますので、実際にお出かけの際は各交通機関の公式サイトや予約センターなどで最新情報を直接ご確認ください。
 複数路線の運行情報を確認するには、九州全体の電車、バス、飛行機、フェリーの運航状況を一挙に確認できる九州のりものinfo.comが便利です。

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公共交通機関案内(1) - 人吉駅と人吉IC

この項目の最終更新日:2016.07.13

 夏目友人帳の主要な舞台である「人吉球磨地方」は、熊本県に属してはいますが、中心地である熊本市からは直線距離で70km近く離れています。鹿児島県、宮崎県とも県境を接しており、両県の中心地である鹿児島市や宮崎市へもちょうど70kmと、「南九州のど真ん中」と言える場所に位置しています。そのためこれら各都市を結ぶ交通機関の経由地になっており、人吉へのアクセスは様々な経路が考えられます。そこで「公共交通機関案内」の各項目では、各地から人吉へ向かう公共交通機関を使ったルートについて、一般的なものからちょっとマニアックそうなものまで幅広く紹介したいと思います。

 2016年現在、人吉に通じる公共交通機関は、大きく分けると以下の2つがあります。

・八代駅or熊本駅よりJR肥薩線で「人吉駅」へ
・鹿児島空港、熊本市、福岡市、九州新幹線新八代駅、宮崎市から高速バスで「人吉IC乗降口」へ

 「人吉駅」は人吉市街の中心近くに位置しており、たいていの場所には歩いて行かれます。レンタサイクルやレンタカーの営業所も目の前ですし、人吉球磨エリア一帯を走る路線バスのターミナルにもなっているので、車を使わずに巡礼する場合は人吉駅を拠点に行動するのが便利かと思います。なにより駅自体が夏目の舞台の一つでもありますし、探訪マップやスタンプが置かれている観光案内所も併設されているという、夏目の探訪をするなら絶対に来る場所。そこにいきなり到着できるという点でもこの肥薩線ルートは使い勝手が良いかもしれません。

 一方「人吉IC乗降口」バス停は、市中心部や主な夏目関連地とは少し離れた場所に位置しています。中心部へは人吉観光周遊バス「じゅぐりっと号」を利用するのが便利。人吉ICから市街中心部の名所を経由しつつ人吉駅との間を結ぶ路線で、1時間に1本の頻度で運行されています。ちなみに駅まで歩いても20分ぐらいなので、乗り継ぎの時間が合わない場合は次を待つよりも歩いた方が早いかもしれません。また、レンタカーを借りる場合や人吉市街に宿泊する場合、送迎サービスを行っているところもあるので、予約の際に確認するとよいと思います。
 ちなみに「じゅぐりっと号」が通る「人吉第一中学校前」バス停は、夏目関連スポットとして有名な「武家蔵」の目の前です。帰りに高速バスを使う場合、ぎりぎりまで武家蔵でゆっくりしてそこからバスに乗る、なんてプランもアリかもしれませんw

関連リンク
JR九州「SL人吉」
JR九州「いさぶろう・しんぺい」
産交バス 人吉周遊バス じゅぐりっと号

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公共交通機関案内(2) - 空港

この項目の最終更新日:2016.06.21

 次に九州外から人吉へ向かうルートについて紹介します。
 人吉球磨地方に飛行機で行く場合、使える可能性が高いのは以下の空港です。

鹿児島空港 - 人吉最寄りの空港は熊本空港ではなくこちらになります。
熊本空港 - 人吉以外に熊本市内などにも寄りたい場合はこちらが便利。
福岡空港 - 人吉からは距離がありますが、就航都市も運行本数も格段に多いので意外と使えます。
佐賀空港 - ANAの他、LCCの「春秋航空日本」が成田便、上海便を運行しています。
宮崎空港 - 他と比べると敢えて使う利点は多くないですが、宮崎市内から高速バスで人吉に直通できます。

 各空港へは全日空(ANA)日本航空(JAL)の大手航空会社の他、スカイマークソラシドエアフジドリームエア(FDA)スターフライヤーIBEXエアラインズの各社も路線を運行しています。運行区間や便数は大手より少なくなってしまいますが、料金はこれら航空会社の方が安い場合が多いと思います。
 加えてLCC(格安航空会社)各社も利用可能です。九州便は比較的就航路線が多いので、夏目探訪のために人吉入りする際にはとても利用価値の高い手段になってきていると思います。
 使えそうな路線は以下の通りです。(2016年6月現在)

ジェットスター
・東京(成田)-鹿児島
・東京(成田)-熊本
・東京(成田)-福岡
・名古屋(中部)-鹿児島
・名古屋(中部)-福岡
・大阪(関西)-福岡

Peach
・東京(成田)-福岡
・大阪(関西)-鹿児島
・大阪(関西)-福岡
・大阪(関西)-宮崎

春秋航空日本(Spring Japan)
・東京(成田)-佐賀

 LCCの場合航空運賃が安いので、たとえ時間帯が悪く余計に1泊必要になったとしても、まだ他の航空会社を使うよりも安く上がることが多いかと思います。また人吉最寄りの鹿児島、熊本行きが満席でも、福岡、佐賀、宮崎と言った少し離れた空港に降りて陸路で向かうという使い方も考えられます。

 その他の航空会社も含めた各空港への就航路線一覧は以下のリンク先で確認できます。

◇各空港の就航都市一覧
鹿児島空港 - 東京、名古屋、大阪、静岡、松山など。
熊本空港 - 東京、名古屋、大阪など。
福岡空港 - 東京、名古屋、大阪、札幌、仙台、新潟、小松、静岡、松山など多数。
佐賀空港 - 国内は東京のみ。
宮崎空港 - 東京、名古屋、大阪など。

 各空港から人吉へのアクセスについては、引き続き公共交通機関を利用の場合は公共交通機関案内(3) - 各地からの乗り継ぎルートの項目に、レンタカーを利用する場合は主な登場地点への所要時間など(車利用の場合)の項目にそれぞれまとめてあります。

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公共交通機関案内(3) - 各地からの乗り継ぎルート

この項目の最終更新日:2016.06.21

 さてここからは全国各地から人吉へたどり着く主なルートについて詳しく紹介していきたいと思います。
 2016年現在、人吉駅または人吉ICまで、九州の外から直通できる交通機関は存在しません。従って大半の人は複数の交通機関を乗り継いで人吉にやってくることになります。冒頭に書いたとおり人吉は複数の主要都市の間に位置しているので、それらの街を経由することになりますが、どのルートが便利かは出発地や人吉滞在前後の行程によって変わってきます。また、夏目の舞台は人吉球磨エリア内だけでなく、八代市、熊本市、そして福岡県福岡市にも存在しているのでそれらも併せて回ったり、単純に舞台探訪以外の九州観光も楽しみたいという場合もあるかと思います。となると考えられる乗り継ぎパターンはもはや無数に存在します。
 そこでこの項目では、「夏目友人帳の舞台探訪を最優先。場合によっては途中の名所を観光する。」という前提で、代表的と思われる行程をいくつか考えてみました。あくまで一例にすぎませんが、皆様の旅の参考にしていただければ幸いです。

◆「夏目友人帳」舞台探訪向け 人吉への公共交通機関乗り継ぎルート一覧

・鹿児島空港経由で(1)
・九州新幹線で(2)~(3)
・熊本空港経由で(4)~(6)
・熊本市内に寄ってから人吉へ(7)~(11)
・福岡空港経由で(12)~(13)
・福岡市内に寄ってから人吉へ(14)~(16)
・佐賀空港経由で(17)~(18)
・宮崎空港経由で(19)
・とにかく安く行きたい人向け(18きっぷ、夜行バスなど)(20)~(22)

◆各ルート詳細
・鹿児島空港経由で
1. 飛行機 → 鹿児島空港 → 高速バス「きりしま号」 → 人吉IC
所要時間:約50分
料金:1390円(要予約
解説:乗り換えもなくとても楽なルートです。時間的にも最短ルートですが、バスは2時間に1本なので時間が合わない場合は他のルートのほうが速いかもしれません。
リンク:「きりしま号」運行各社 - 産交バス 南国交通 鹿児島交通

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・九州新幹線で
2. 新幹線 → 新八代駅 → 高速バス「B&Sみやざき号」 → 人吉IC
所要時間:新幹線=(新大阪から)3時間30~40分・(博多から)50分、高速バス=約40分
料金:高速バス=1390円(要予約)。新幹線は出発駅によって変わります。
解説:九州新幹線直通の「さくら」が止まる各駅からなら乗り換えも1度で済み、かつ速いルートです。空港に行く時間を考えたら大阪あたりでもこっちの方が速いかも。博多、熊本から往復利用、片道2人利用の場合新幹線との乗り継ぎ割引もあります。
リンク:JR九州バス「B&Sみやざき」

3. 新幹線 → 熊本駅 or 新八代駅 → JR鹿児島本線 → 八代駅 → JR肥薩線 → 人吉駅
所要時間:熊本~八代=約40~50分、新八代~八代=5分、八代~人吉=1約時間(快速)、1時間10~20分(普通)
料金:出発駅からの通し計算のため場所によって変わります。
解説:(2)に近いですが全区間鉄道版。全ての列車に自由席があるので、飛行機の取りづらい最混雑期には(熊本まで6時間かかる東京からでも)結構重宝します。肥薩線には熊本~新八代~八代~人吉を直通する快速列車もありますので時間によって新幹線からの乗換駅は変わります(熊本から人吉まで約1時間半)。このほか観光列車「いさぶろう」「しんぺい」や「SL人吉号」(要予約)も運行されているので、移動も観光の目的の一つにできるかも。
 なお作中登場地点でもある「瀬戸石駅」も八代から人吉に向かう途中にあります。(詳しくはこちら
リンク:JR九州「SL人吉」 JR九州「いさぶろう・しんぺい」

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・熊本空港経由で
4. 飛行機 → 熊本空港 → 空港リムジンバス → 益城インター口バス停 → 高速バス「きりしま号」or「なんぷう号」 → 人吉IC
所要時間:リムジンバス=約15分、高速バス=約1時間05~15分
料金:リムジンバス=430円、高速バス=1950円(要予約
解説:人吉へ直行する場合のルート。熊本市街に寄る場合は(7)を参照。
リンク:熊本空港リムジンバス
「きりしま号」運行各社 - 産交バス 南国交通 鹿児島交通
「なんぷう号」運行各社 - 産交バス 宮崎交通

5. 飛行機 → 熊本空港 → 連絡バス「空港ライナー」 → 肥後大津駅 → JR豊肥本線 → 熊本駅 → 以下(3)と同じ ※熊本地震関連情報あり※
所要時間:空港ライナー=約15分、豊肥本線=約40分
料金:空港ライナー=無料、JR=2130円(肥後大津から人吉までの通し運賃)
解説:安くあげたい方向け。肥後大津~熊本~八代を直通する列車もあります。
リンク:空港ライナー

6. 飛行機 → 熊本空港 → 連絡バス「すーぱーばんぺいゆ」 → 新八代駅 or 八代駅 → 以下(2)(3)と同じ
所要時間:新八代駅まで約1時間20分、八代駅まで1時間30分。
料金:連絡バス=1400円、新八代から高速バス=1390円(要予約)/八代からJR=1110円
リンク:すーぱーばんぺいゆ

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◇熊本市内に立ち寄る場合
7. 熊本駅から…上記(2)(3)の熊本駅で途中下車 → 市電 → 熊本市内中心部
所要時間:市電15~20分
料金:170円
解説:熊本駅は中心部からは少し離れています。「熊本城・市役所前」や「通町筋」など中心部の各駅へは、熊本駅前の市電のりばから「健軍町」行きに乗車します。市電はSuica、ICOCAなど全国のICカードが使えます。
リンク:熊本市交通局(市電)

8. 熊本空港から…空港リムジンバス → 熊本市内中心部~熊本駅
所要時間:水前寺公園前まで25~30分、通町筋まで35~45分、交通センターまで45~55分、熊本駅まで55~60分
料金:水前寺公園前まで600円、通町筋まで700円、交通センターまで730円、熊本駅まで800円
解説:空港からだと市内中心部→熊本駅の順に走行します。結構こまめに止まるので、市内に泊まる場合はホテルのすぐ近くに停留所がないか探しておくとよいと思います。
リンク:熊本空港リムジンバス

9. 熊本空港から…連絡バス「空港ライナー」 → 肥後大津駅 → JR豊肥本線 → 新水前寺駅 → 市電 → 熊本市内中心部 ※熊本地震関連情報あり※
所要時間:空港ライナー=15分、JR=約25~30分、市電=通町筋まで11分、熊本城まで13分
料金:空港ライナー=無料、JR=370円、市電=170円
解説:少しでも安くあげたい人向け。
リンク:空港ライナー 熊本市交通局(市電)

熊本市内から人吉へは…
10. 上記(2)(3)のルートに戻る。
解説:このルートなら八代にも立ち寄れます。

11. 熊本交通センター高速バス「きりしま号」or「なんぷう号」 → 人吉IC
所要時間:約1時間30~40分
料金:2180円(要予約
解説:市内中心部からバスで人吉へ直行する場合、ターミナルの「交通センター」から乗車するのが便利です。このほか市内何カ所かにも停車するので、ホテル最寄りの停留所から乗車するのもよいでしょう。
リンク:「きりしま号」運行各社 - 産交バス 南国交通 鹿児島交通
「なんぷう号」運行各社 - 産交バス 宮崎交通

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・福岡空港経由で
12. 飛行機 → 福岡空港 → 地下鉄 → 博多駅・博多バスターミナル → 高速バス「フェニックス号」 → 人吉IC
所要時間:地下鉄=6分、高速バス=約2時間30分
料金:地下鉄=260円、高速バス=3910円(要予約
解説:航空便も本数が多くて便利な福岡空港ですが、福岡-人吉-宮崎の高速バスも30分に1本と高頻度のため遠回りのようで意外と使いやすいかもしれません。
リンク:「フェニックス号」運行各社 - 産交バス 宮崎交通 西鉄バス

13. 飛行機 → 福岡空港 → 地下鉄 → 博多駅 → 以下(2)(3)と同じ
所要時間:地下鉄=6分、新幹線博多~熊本=40分、博多~新八代=50分
料金(博多から(2)の場合):地下鉄=260円、新幹線=2810円+2480円(自由席)、高速バス=1390円(要予約
料金(博多から(3)の場合):地下鉄=260円、JR=3990円+2480円(新幹線自由席)
解説:乗り換え込みでも(12)より最大1時間ほど早く到着できます。博多から(2)の「B&Sみやざき」利用ルートの場合、往復利用、片道2人利用の場合乗り継ぎ割引があります。
リンク:JR九州バス「B&Sみやざき」

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◇福岡市に立ち寄る場合
14. (2)(3)(12)(13)の博多駅から地下鉄・バスで移動
解説:福岡には夏目が小学生の頃住んでいた実家の周辺風景があります。各スポットへはいずれも福岡市営地下鉄の駅から歩いて行かれます。
博多駅 (JRに乗らない場合ホームに入るには入場券が必要です)
「かろのうろん」→地下鉄空港線・祇園駅(博多駅の次)
西鉄貝塚線→地下鉄箱崎線・貝塚駅(空港/博多駅から「中洲川端」駅で乗り換え)
次郎丸駅周辺→地下鉄七隈線・次郎丸駅(空港/博多駅から「天神」駅へ行き、地下道を通り「天神南」駅まで徒歩。そこから七隈線に乗り換え。)
料金:1日乗車券 平日620円、土日祝日520円。(博多駅から貝塚駅まで片道330円なので往復だけでもとがとれます。)

福岡市街から熊本・人吉へは…
新幹線:(2)(3)(13)に戻る
バス:
15. 天神バスターミナル → 高速バス「フェニックス号」 → 人吉IC
所要時間:高速バス=約2時間50分
料金:高速バス=3910円(要予約
解説:福岡市内の夏目スポットを巡ったあと高速バスに乗る場合は、博多駅まで戻るよりも天神バスターミナルから乗った方が楽だと思います。
リンク:「フェニックス号」運行各社 - 産交バス 宮崎交通 西鉄バス

16. 博多バスターミナル/天神バスターミナル → 高速バス「ひのくに号」 → 熊本交通センター/熊本駅 ※熊本地震関連情報あり※
所要時間:約2時間
料金:交通センターまで2060円、熊本駅まで2160円(予約不要)
解説:福岡を巡ったあと熊本市内へも寄るという場合はこちら。早朝から深夜まで最短5分間隔、長くても20分間隔と地下鉄とか通勤電車並の本数で運行されていますので時間を気にせず使えます。
リンク:「ひのくに号」運行各社 - 産交バス 西鉄バス

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・佐賀空港経由で
17. 飛行機 → 佐賀空港 → リムジンタクシー → 大牟田郵便局前(大牟田駅前) → JR鹿児島本線 → 八代駅 → JR肥薩線快速or普通列車 → 人吉駅
所要時間:リムジンタクシー=50分、鹿児島本線=約1時間半、肥薩線=約1時間00~20分
料金:リムジンタクシー=1200円(要予約)、JR=2810円(大牟田から人吉までの通し運賃)
解説:リムジンタクシーは前日17時までの電話予約が必要です。
リンク:佐賀空港 - アクセス

18. 飛行機 → 佐賀空港 → 連絡バス → 佐賀駅 → JR長崎本線 → 鳥栖駅 → JR鹿児島本線 → 八代駅 → JR肥薩線 → 人吉駅
所要時間:連絡バス=35分、長崎本線=特急16~19分/普通27~31分、鹿児島本線=2時間5分~2時間40分(途中新幹線利用の場合-30~60分)、肥薩線=1約時間(快速)、1時間10~20分(普通)
料金:連絡バス=600円、JR=3990円(佐賀から人吉までの通し運賃)+300円(佐賀~鳥栖特急自由席利用の場合)
リンク:佐賀空港 - アクセス

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・宮崎空港経由で
19. 飛行機 → 宮崎空港 → 路線バス → 宮交シティ → 高速バス「フェニックス号」or「なんぷう号」 → 人吉IC
所要時間:路線バス=11分、高速バス=1時間35~45分
料金:路線バス=280円、高速バス=フェニックス号の場合2060円、なんぷう号の場合3030円
解説:バスターミナル「宮交シティ」はJR南宮崎駅から徒歩でも行かれます。連絡バスの時間が合わないときは電車も検討してみてください。
リンク:宮崎空港連絡バス
「フェニックス号」運行各社 - 産交バス 宮崎交通 西鉄バス
「なんぷう号」運行各社 - 産交バス 宮崎交通

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・とにかく安く行きたい人向け
20. 全区間JR在来線 → 人吉駅
解説:「青春18きっぷ」の利用を想定しています。2016年3月改正のダイヤでは、最も遠くで東海道本線野洲駅(滋賀県)から人吉まで1日で到着できます。(所要18時間半、人吉23:15着ですが…)そのほかの主な沿線だと、高徳線引田駅、土讃線阿波池田駅、予讃線伊予西条駅、山陰本線鳥取駅あたりからも1日で到達できるようです。
 そんな極端なのは無理!と言う方も、九州内など近場から出発する場合は結構現実的に使えます。たとえば熊本駅から日帰りで往復する場合、往復通常料金で3640円になるので1回分2370円の元を取ることができます。肥薩線直通の快速に乗れば人吉まで乗り換えなしで1時間半なので、日帰りも十分可能です。片道の場合でも福岡県最南端・大牟田駅より遠くからなら18きっぷの方が安くなります。
 似たきっぷとして「旅名人の九州満喫きっぷ」というものもあります。各駅停車しか使えない点は18きっぷと同じですが、JR以外の私鉄にも乗れるので使い方次第では大変お得になります。人吉球磨エリア内を走る「くま川鉄道」の沿線には夏目登場スポットがたくさんあるので、それらを巡るのにも使えるかと思います。価格は3回分(※1人で3日でも、3人で1日でもOK)で10800円=1回あたり3600円です。
リンク:JR九州 旅名人の九州満喫きっぷ

21. 夜行バス → 熊本交通センター → 高速バス「きりしま号」 → 人吉IC
所要時間:きりしま号=約1時間30~40分
料金:きりしま号=2180円(要予約)※乗継割引が適応できる場合820円。下記参照。
解説:夜行バスの場合熊本経由と福岡経由の2パターンが考えられます。本州から熊本への夜行バスは以下の便が運行されています。時刻や運賃はリンク先の各ページでご確認ください。
あそ☆くま号 - 京都・大阪発(要予約
サンライズ号 - 京都・大阪・神戸発(要予約
不知火号 - 名古屋発(要予約
 これらのうち「あそ☆くま号」と「サンライズ号」は、人吉までの高速バス「なんぷう号」との乗り継ぎ割引も設定されています。詳しくは産交バスのホームページへ
リンク:「きりしま号」運行各社 - 産交バス 南国交通 鹿児島交通

22. 夜行バス → 博多バスターミナル・博多駅 → 以下(2)(3)(13)と同じ
解説:本州から博多(福岡市)への高速バスは以下の便が運行されています。時刻や運賃はリンク先の各ページでご確認ください。
ふくふく号 - 下関発(昼行便、予約不要)
広福ライナー - 山口・新山口・宇部・小野田発(昼行便、要予約
福岡・山口ライナー - 福山・広島発(昼行便あり。要予約
周南ライナー - 下松・徳山・防府・美祢発(昼行便、要予約
出雲ドリーム博多号 - 出雲市・松江・木次発(要予約
大山号 - 鳥取・倉吉・米子発(要予約
さぬきエクスプレス福岡号 - 高松・丸亀・坂出発(要予約
道後エクスプレスふくおか号 - 松山発(要予約
はりまや号 - 高知発(要予約
ムーンライト号 - 京都・大阪・USJ・神戸発(要予約
どんたく号 - 名古屋発(要予約
博多・フジヤマExpress - 富士山(富士吉田)・河口湖・富士急ハイランド・御殿場・沼津・東名富士・静岡(東静岡駅)発(要予約
はかた号 - 東京(新宿)発(要予約

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 以上多数のルートを紹介しましたが、他の九州観光と組み合わせるとまだまだ他にもいろんなパターンが考えられます。
 人吉まで行くならせっかくなので他の九州各地も巡ってみるのも良いかと思いますし、いろいろ考える際にこのページを参考にしていただければと思います。

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公共交通機関案内(4) - 人吉球磨エリアバス・鉄道案内

この項目の最終更新日:2016.12.30

 上記の通り夏目の舞台探訪目的で人吉球磨エリアを移動するのは車の方が圧倒的に効率が良いのですが、鉄道とバスのみを組み合わせてもある程度は巡ることができます。
 ただし列車もバスも本数が少ないので、行き当たりばったりはおすすめしません。そこで本項目では事前の計画が立てやすいよう、エリア内を走る公共交通機関を、夏目探訪に使うという視点でまとめてみました。

※当記事は管理人・天狼星が個人的に作成した物であり、紹介している各運輸会社とは一切関係ありません。このページの内容についての問い合わせは運行会社ではなく管理人宛にお願いします。

◆この項目の目次
1. 夏目友人帳舞台探訪向け 人吉球磨エリア交通マップと路線案内
2. 公共交通で行かれる舞台一覧
3. 列車・バスの乗り方、お得なきっぷ

1. 夏目友人帳舞台探訪向け 人吉球磨エリア交通マップと路線案内
 まずは「夏目友人帳舞台探訪向け 人吉球磨エリア交通マップ」なるものを作成しましたのでご紹介。

(クリックで拡大版を表示します)
 この図では夏目友人帳の舞台探訪に実際に使えそうな鉄道・バス路線と、各登場地点の最寄り駅・バス停を記載しています。探訪にはあまり関係なさそうな路線や駅・停留所は省略してあります。
 またデザイン上の都合から、距離感は統一されていませんのでご注意下さい。

 つづいて、掲載されている各路線について紹介します。

JR肥薩線(八代方面~人吉駅~吉松方面、図中黒線
 人吉へのアクセスにも使える路線ですが、舞台へのアクセスにも使うことがあるかと思います。
 「瀬戸石駅」「人吉駅」「大畑駅」など駅そのものが舞台になっているところもある他、「天狗橋」周辺へは西人吉駅から、「松谷棚田」へは那良口駅から歩いて行くことも可能です。
 西人吉、瀬戸石は各駅停車のみの停車で、快速列車は停まりません。そのため運行頻度は1時間に1本あるかないかぐらいとなっています。大畑駅はさらに本数が少なく、およそ3~4時間に1本(1日5往復)です。

産交バス・人吉周遊バス「じゅぐりっと号」(図中オレンジの線
 人吉駅から市街地の名所を経由しつつ高速バスの停留所「人吉IC乗降口」までを結ぶ路線です。1時間に1本運転されており、高速バスを降りてから市街中心部へ行くのに重宝する路線です。
 夏目関連地へのアクセスとしては「武家蔵」が人吉一中前バス停の目の前にある他、「鍛冶屋町」や「田町菅原天満宮」周辺のアクセスにも使えるかと思います。

産交バス・石水寺入口方面(図中赤線
 「人吉産交」(産交バス人吉営業所)・人吉駅から市街中心部をぐるっと一周し、概ね肥薩線・国道219号線に沿って走り、「石水寺入口(せきすいじいりぐち)」までを結びます。途中西人吉駅を経由する「新道経由」と天狗橋バス停を経由する「旧道経由」の2パターンがありますが、夏目探訪的にはどちらも利用可能です。(なお旧道経由の方は1日1~2本しか運転されていません)一部の便は石水寺入口より先、球磨村コミュニティバス人吉神瀬線に直通運転をしています。
 沿線の舞台は「天狗橋」周辺。旧道経由「天狗橋」バス停か終点の「石水寺入口」バス停からアクセスできます。
 なお地図の通り人吉駅周辺はぐるっとループを作っており、「中青井町(なかあおいちょう)」「青井神社裏(あおいじんじゃうら)」などのバス停を2度通過します。バスはこの区間を10分以上をかけて走りますが、中青井町と青井神社裏のバス停はどちらも人吉駅から徒歩2~3分のところにあるので、列車や他のバスと乗り継ぐときはこれらの停留所を活用するとスムーズに行くこともあります。
 運行頻度は平日1時間に1本程度、土日祝日は2時間に1本程度です。時刻に合わせて行きはバス、帰りは並行する肥薩線、など、併せて使うと効率が良いかもしれません。

球磨村コミュニティバス(図中各色点線
 球磨村内を走るコミュニティバスです。村民以外も利用でき、乗車は1回につき100円です。
 上記の産交バス・石水寺入口方面の路線から直通してくる「人吉神瀬線」(石水寺入口~球磨村役場~一勝地駅~白石駅~神瀬福祉センターたかおと前)は毎日運行(1日5便)ですが、他の路線は週3日のみの運転ですので十分にご注意下さい。
 沿線にある舞台は「高沢の棚田」「横井地蔵堂」「大槻キャンプ場」「松谷棚田」「瀬戸石駅」です。人吉神瀬線以外は全区間がフリー乗降区間になっており、バス停以外でも安全が確認できれば乗り降りすることができますので、目の前で降ろしてもらったりそこから乗ったりすることも可能かと思います。

くま川鉄道(人吉駅~湯前駅、図中黒線
 人吉駅に隣接する「人吉温泉駅」から東へ向かい湯前町の「湯前(ゆのまえ)駅」を結ぶ路線です。
 肥薩線同様「おかどめ幸福駅」「多良木駅」など駅そのものが舞台になっている場所もありますし、「一武八幡」「あさぎり駅周辺」「里の城大橋」へのアクセスに使えます。
 運転頻度は朝夕は1時間に1本、昼は1時間半に1本です。時間が空く場合は併走するバスと併せて使うのが効率的だと思います。
 基本的に予約不要ですが、月・金・土日祝日の人吉駅11時台発の湯前行きは観光列車「田園シンフォニー」として運行されるため予約が必要です。

産交バス・湯前方面(木上小学校経由)(図中水色の線
産交バス・湯前方面(西村経由)(図中青色の線
 「人吉産交」・人吉駅からくま川鉄道に沿ってあさぎり・湯前・水上村方面へ向かう路線です。行き先は「湯前駅(ゆのまええき)」「市房登山口(いちふさとざんぐち)」「古屋敷(ふるやしき)」の3パターンがあります。
 人吉駅付近からあさぎり駅付近までは「木上(きのえ)経由」と「西村(にしのむら)経由」の2系統があり、それぞれ大きく異なる場所を通過するのでご注意下さい。また水上村方面も、「古屋敷行き」は夏目関連地である市房ダム方面へは行きませんので乗り間違えないよう注意が必要です。
 沿線の主な舞台は「田町菅原天満宮」周辺、「一武八幡」、「おかどめ幸福駅」(以上は西村経由のみ)、「あさぎり駅周辺」「多良木駅」「里の城大橋」「市房ダム」(木上経由、西村経由どちらも利用可能)などがあります。徒歩40分以上はかかるかと思うのでおすすめはしませんが、「祓川橋」のアクセスにも使えないことはありません。
 人吉駅~湯前駅の区間の運行頻度はこのマップ中で一番多く、西村経由は平日1時間に1~2本、土日祝日でも1時間に1本は走っており、木上経由も平日1時間に1本前後、休日は昼間時間帯1時間に1本弱です。両系統が合わさるあさぎり~湯前間は30分に1本は来る計算になります。
 ただしそれより奥、水上村へ行く市房登山口行きは大幅に本数が減って1~2時間に1本となるのでご注意下さい。

産交バス・五木方面(変電所経由)(図中緑色の線
産交バス・相良方面(川村駅経由)(図中黄緑色の線
 「人吉産交」・人吉駅から相良(さがら)村、五木(いつき)村方面へ向かう路線です。「人吉電力所前(変電所前)経由」と「川村駅経由」の2系統がありますが、系統が分かれる区間には夏目の舞台は特にないので、どちらに乗ってもかまいません。
 沿線の主な舞台は相良村内に「雨宮神社」、「晴山バス停」、五木村内に「参OPの祠」「宮園橋」があります。
 バスの行き先は人吉から見て手前から順に「上田代(かみたしろ)」「椎葉入口(しいばいりぐち)」「頭地(とうじ)」「宮園(みやぞの)」「上荒地(かみあらち)」の5種類があります。晴山バス停まででしたらどれに乗ってもかまいませんが、五木村方面まで行きたい場合は手前で止まってしまう便もありますのでご注意下さい。位置関係はマップに記載してあります。
 上田代までの運転頻度は両方の系統を合わせて平日1時間に1本、土日祝日2時間に1本程度です。五木村方面は本数が半分以下になりますのでご注意下さい。
 列車・バスを運行する各社のホームページはこちらです。くま川鉄道とバスの時刻表も各リンク先で確認できます。
JR九州(肥薩線)
くま川鉄道
産交バス - 時刻・路線検索はこちら
球磨村役場(コミュニティバス)

2. 公共交通で行かれる舞台一覧
 次に公共交通で行かれる舞台とそれぞれの駅・バス停を案内していきたいと思います。
 なおここでは列車、バスで行けうる最大限の場所を紹介しています。リストには最寄りバス停から長時間歩いたり、またバスの本数が極端に少ない、曜日によっては運行していないなど、あまり現実的でないものも含まれています。
 行ったはいいけど帰りのバスがない、しかし山奥だから電波も通じずタクシーも呼べない、なんて事態も起こり得ます。実際に行かれる際は、時刻表を十分に確認してからにしてください。

◆人吉市街中心部
登場地点名 最寄り駅・バス停 通過する路線
人吉駅 人吉駅
ひとよしえき
肥薩線人吉駅、くま川鉄道人吉温泉駅、産交バス人吉駅前
鍛冶屋町 九日町
ここのかまち
変電所経由相良・五木方面川村経由相良方面木上経由湯前方面じゅぐりっと号
札の辻夫婦恵比寿神社前
ふだのつじめおとえびすじんじゃまえ
石水寺入口行西村経由湯前方面
※人吉駅から徒歩10分、人吉ICからでも15分強です。
田町菅原天満宮 田町
たまち
西村経由湯前方面
新町
しんまち
(徒歩約10分)
石水寺入口行じゅぐりっと号
※人吉駅から徒歩20~25分
1期6話・燕のバス停
伍OPの観音像
東間小学校
とうかんしょうがっこう
西村経由湯前方面
※田町菅原天満宮から徒歩数分

◆JR肥薩線、産交バス石水寺入口行、球磨村コミュニティバス沿線
登場地点名 最寄り駅・バス停 通過する路線
天狗橋
毘沙門堂
紅取橋
天狗橋
てんぐばし
石水寺入口行(旧道経由)※本数はごく少ないです
石水寺入口
せきすいじいりぐち
(徒歩約10分)
石水寺入口行
西人吉駅
にしひとよし
(徒歩約20分)
JR肥薩線(快速列車、SLなどは停まりません。)
※火曜、金曜のみ運行ですが、「天狗橋」と毘沙門堂近くの「大柿入口(おおかきいりぐち)」に「涼水戸温泉前(すずみどおんせんまえ)」行も停車します。(マップ未掲載)
三日原観音 三日原観音前
さんりがはらかんのんまえ
小柿公民館前ゆき(※火曜・金曜のみ運行。マップ未掲載。)
大畑駅
宮地嶽神社
「塞神様」のモデル
大畑駅
おこば
JR肥薩線
瀬戸石駅 瀬戸石駅
せといし
JR肥薩線(快速列車、SLなどは停まりません。)、球磨村コミュニティバス川島大岩線(川島方面)
※バスは月曜、水曜、金曜のみの運行で本数も少ないので列車利用がお勧めです。
松谷棚田 フリー乗降区間を利用 球磨村コミュニティバス遠原川岳線(遠原方面)(火曜、木曜、土曜のみ運行。)
※フリー乗降区間なので松谷棚田展望所のすぐ近くで乗降できます。(那良(なら)バス停と松谷(まつたに)バス停の間です。)
那良口駅
ならぐち
(徒歩約40分)
JR肥薩線
高沢の棚田 フリー乗降区間を利用 球磨村コミュニティバス横井線(火曜、木曜、土曜のみ運行。)
※フリー乗降区間なので安全が確認できればすぐ近くで乗降できます。(浦野(うらの)バス停と坂口(さかぐち)バス停の間。高沢停留所まで行くと行き過ぎです。)
横井権現堂 横井
よこい
球磨村コミュニティバス横井線(火曜、木曜、土曜のみ運行。)
大槻キャンプ場 大槻
おおつき
球磨村コミュニティバス大槻大無田線(大槻方面)(月曜、水曜、金曜のみ運行。)

◆相良村・五木村方面
登場地点名 最寄り駅・バス停 通過する路線
雨宮神社 雨宮
あめみや
変電所経由相良・五木方面川村経由相良方面
※「上田代」「椎葉入口」「頭地」「宮園」「上荒地」の全ての行き先の便が利用可能です。
晴山バス停
2期OP通学路
晴山
はるやま
変電所経由相良・五木方面川村経由相良方面
※「上田代」「椎葉入口」「頭地」「宮園」「上荒地」の全ての行き先の便が利用可能です。
参OPの祠 野々脇
ののわき
変電所経由相良・五木方面
※「頭地」「宮園」「上荒地」のみ使えます。「上田代」「椎葉入口」行きはここまで来ません。
宮園橋 宮園
みやぞの
変電所経由相良・五木方面
※「宮園」「上荒地」のみ使えます。「上田代」「椎葉入口」「頭地」行きはここまで来ません。

◆くま川鉄道沿線・水上村方面
登場地点名 最寄り駅・バス停 通過する路線
一武八幡 一武駅
いちぶ
(徒歩10分)
くま川鉄道
一武原
いちぶはる
(徒歩15分)
西村経由湯前方面
おかどめ幸福地蔵 おかどめ幸福駅
おかどめこうふく
くま川鉄道
黒田
くろだ
(徒歩12分)
西村経由湯前方面
あさぎり駅周辺 あさぎり駅 くま川鉄道
あさぎり駅前 木上経由湯前方面西村経由湯前方面
多良木駅
里の城大橋
多良木駅
たらぎ
(里の城大橋まで徒歩15分)
くま川鉄道
多良木駅前
たらぎえきまえ
(里の城大橋まで徒歩15分)
木上経由湯前方面西村経由湯前方面
市房ダム 船着場
ふなつきば
(徒歩10分)
木上経由市房登山口行西村経由市房登山口行
※「古屋敷」行は通りません。バス停から登場地点までの国道は歩道がないので注意して歩いて下さい。
祓川橋
市房神社の鳥居
市房登山口
いちふさとざんぐち
(徒歩45分以上)
木上経由市房登山口行西村経由市房登山口行
※「古屋敷」行は通りません。バス停から祓川橋まで2.7km、鳥居まではさらに+15分ぐらいです。距離もありますしバスでの訪問はあまりおすすめしません。

3. 列車・バスの乗り方、お得なきっぷ
 ここではこの記事で紹介した人吉球磨エリアの列車・バスの乗り方、および探訪に便利なお得なきっぷを紹介します。

 まずは列車について。列車は「JR肥薩線」と「くま川鉄道」の二つがあります。
 どちらもいわゆるローカル線で、夏目の舞台最寄りの駅も一部は無人駅なので、都市部の鉄道とは乗り方も違う場面がありますので慣れていない方は注意が必要です。

 両路線ともSuica、PASMO、ICOCA、SUGOCAなどのICカードは利用できません
 したがって乗車の方法は次の3パターンになるかと思います。

 (1) 有人駅、自動券売機がある駅から乗車の場合⇒駅できっぷを買って乗車
 (2) 無人駅からの乗車で、列車に車掌が乗務している場合⇒車掌から切符を購入
 (3) 無人駅からの乗車で、ワンマン列車の場合⇒乗車時に整理券を取り、下車時に精算

 (1)(2)は特に説明要らないかと思います。なお支払いは、JRの窓口で購入する場合のみクレジットカードが利用できますが、それ以外はすべて現金のみです。
 (3)の無人駅からワンマン列車に乗るパターンは都市部では馴染みの無いパターンだと思うので一応解説しておきます。
 車掌が乗っていない「ワンマン運転」の場合はバスと同じ乗り降りの仕方をします。ワンマン列車の場合乗車時にドア付近に整理券が出ているはずなので、整理券を必ず取って下さい。(そうしないとどこから乗ったのかわからず、最悪の場合始発駅からの料金を請求されます。)
 降りるときは無人駅か有人駅かで支払い方法が異なり、人吉駅などの有人駅では改札口の係員にお金を払います。無人駅で降りる場合は、列車最前部に運賃表があるので、手元の整理券の駅名・番号と照らし合わせて表示されている運賃を運賃箱に投入します。おつりは出ないので小銭がない場合は付属の両替機を使って下さい。なお無人駅での降り口は運転手すぐ後ろのドアのみになります。他の扉の前にいても開きませんのでご注意下さい。


 次にバスについて。このページで紹介したバス路線は産交バスと、球磨村コミュニティバスの2種類があり、それぞれ利用方法が異なるので分けて紹介します。

 まず産交バスの各路線について。
 こちらは「現金」の他、熊本県内で発売中の「くまもんのICカード」、および「全国の10社のICカード(Suica、PASMO、ICOCA、SUGOCAなど)」が利用できます。(後述の一部路線を除く)

 バスは基本的に後乗り・前降りで、降りるときに運賃を支払います。
 現金で利用の場合は、乗車時に整理券を取り、降車時に車内の運賃表で運賃を確認して運賃箱にお金を入れます。おつりは出ませんので、小銭が無い場合は運賃箱に付いている両替機で両替して下さい。

 ICカードで利用の場合は、乗車時に入口脇にあるICカードリーダーに一度タッチしたあと、降りるときに運賃箱上のカードリーダーにもう一度タッチします。残額不足の場合は車内でチャージするか現金での支払いになります。
 なお産交バスの路線のうち、周遊バス「じゅぐりっと号」と「まめバス」(涼水戸温泉前行きと小柿公民館前行き)ではICカードは利用できません


 次に球磨村コミュニティバスですが、こちらはおそらく現金のみの利用になるかと思います。(人吉市内に直通している「人吉神瀬線」は産交バスと同じ車両なのでもしかしたらICカードも使えるかもしれませんが確認はしていません。)
 こちらは産交バスと異なり全て均一料金で、どれだけ乗っても1乗車に付き100円です。
 神瀬福祉センター~白石駅~球磨村役場~一勝地駅~渡駅~石水寺入口の「人吉神瀬線」は産交バスの石水寺入口~人吉駅~人吉産交の路線と直通していますが、石水寺入口を境にそれぞれ別運賃となります。
 また産交バスで使える「わくわく1dayパス」「SUNQパス」のフリーきっぷはいずれも使えません。

 コミュニティバスには一応バス停が設定されていますが、それ以外の場所でも安全確認ができればどこでも乗降可能です(人吉神瀬線を除く)。夏目の作中に登場する各地点は一部を除きバス停とは離れた場所にあるので、もしこのバスを使う場合はそのシステムを活用するのが良いかと思います。途中で降りる場合は運転手に場所を伝え、逆に乗るときはバスが来たら手を上げて運転手に知らせれば途中での乗降が可能です。
 球磨村役場で時刻表が公開されていますが、あくまで「通過予定時刻」だそうですので、利用の場合は5分程度余裕を持って待っていて下さい、とのことです。


 最後に人吉球磨エリアで使えるお得なフリーきっぷの紹介です。

・「くま川鉄道 1日フリー乗車券」
 価格:1200円
 発売場所:人吉温泉、相良藩願成寺、あさぎり、多良木、湯前の各駅の窓口または券売機。列車内では買えません。
 解説:人吉温泉~湯前のくま川鉄道が1日乗り放題になるきっぷです。
 終点の湯前まで片道690円なので単純に往復すればもとがとれます。ただ上のマップで紹介した夏目の登場地点だけを巡るのであれば、人吉から出発して一番遠い多良木駅と、その手前にあるあさぎり、おかどめ幸福、一武の3つのうちいずれか2つ以上を巡って人吉に戻るという行程で初めて通常料金より安くなるので、十分計画を考えてから購入してください。

・「わくわく1dayパス(県内版)」
 価格:2000円
 発売場所:産交バス車内、および熊本県内の産交バス各営業所
 解説:こちらはバスのフリーきっぷ。人吉球磨エリアのみならず、熊本県内全域の産交バスの一般路線バス、および熊本市電、熊本電鉄の全線が1日乗り放題になります。

・「SUNQパス」
 価格:「全九州版」(3日間10000円、4日間14000円)、「北部九州版」(3日間8000円)
 発売場所:Web、バス事業者の窓口、旅行代理店、コンビニなど。詳しくはこちら
 解説:九州内の高速バスも含めたほぼ全てのバス路線が3~4日乗り放題になるきっぷ。「全九州版」と「北部九州版」がありますが、人吉球磨エリアの一般路線バスだけならで利用可能です。ただし人吉へ到着する高速バスは「全九州版」でしか乗れませんのでご注意下さい。

 このほか、人吉球磨エリアよりも広い範囲がフリーエリアのきっぷが多数発売されています。上手く使えば一枚の切符で人吉までのアクセスとエリア内の移動ができて便利ですので、行程にあったフリーきっぷを探してみるのが良いかと思います。
 このページではまとめきれないので掲載しませんが、以下のページが大変便利ですので紹介しておきます。
「旅処」 - 熊本のフリーきっぷ
「旅処」 - 九州全域のフリーきっぷ
「旅処」 - 全国のフリーきっぷ

◆その他関連リンク
くま川鉄道
産交バス - バスの乗り方
産交バス - ICカードの使い方
産交バス - 利用可能なICカード一覧
産交バス - わくわく1dayパス
SUNQパス
球磨村役場(コミュニティバス)

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車利用の場合の所要時間

この項目の最終更新日:2016.06.22

 通常、アニメの舞台探訪(聖地巡礼)というと、列車でその町の中心駅まで行って徒歩やレンタサイクルなどを使って街中のスポットを回る、という一般の観光と同じような巡り方をするというパターンが多いかと思われますが、夏目の場合は少々事情が異なります。
 上に紹介した地点だけでも、最大で約50km四方とかいうものすごく広い範囲に渡って舞台となった場所が点在している上に、列車やバスの本数は極めて少なく、場所によっては近くにバス停すら無いような山奥の集落が登場しているケースもあります。その為、車を利用して各地を巡るというのが最も効率よく、そして数多くの舞台を一度に巡れる方法なのではないかと思います。
 そこでこの項目では、主な登場スポット間および熊本市など交通の拠点となりうる地点からの所要時間についてまとめて紹介します。

◆人吉球磨エリアの主な舞台と所要時間

 夏目友人帳の舞台はざっくりと上の図のような感じに位置しています。
 人吉駅または人吉ICを出発地点として各地を巡るとなると、概ね南へ向かう「人吉市街中心部~大畑方面」、西へ向かう「天狗橋方面」、北へ向かう「国道445号線方面」、東へ向かう「国道219号線方面」の4方向へ移動しながら順に回っていくことになると思いますので、それぞれについて管理人が実際回った時の時間などを考慮しつつ、所要時間の目安をまとめてみます。

 1.人吉市街中心部
 このエリアは狭い範囲に集中していますし、街中で車を停めるスペースがない場所も多いので、車利用の場合でも人吉駅や城趾の観光駐車場などに車を置き、徒歩で巡るのがよいかと思います。
 人吉駅:人吉ICから車で10分。人吉IC高速バスのりばから徒歩20~25分(約2km)
 鍛冶屋町(「参」第3話):人吉駅から徒歩10分、人吉IC高速バスのりばから徒歩15分強(※ICから駅へ行く途中になりますが、近くに車を停められる場所がないので駅の駐車場を利用するのが良いと思います。)
 田町菅原天満宮(「続」OP):人吉駅から徒歩20~25分 or 人吉城趾駐車場まで車で5分+徒歩10分。
 燕が谷尾崎さんに会ったバス停(1期6話):天満宮から徒歩3分(※セットで回ってくださいw)
 大畑駅周辺:人吉駅から車で20分、ICから30分。列車利用の場合は15分、270円。

 2.天狗橋方面
 この方面は人吉市内の近場のみを巡るか、公式マップに載っている球磨村の松谷棚田まで足をのばすか、「PASH!Deeep!!」に載っている大槻キャンプ場まで攻め込むかによって所要時間は大きく変わります。大槻キャンプ場方面は細い山道が連続しますので、運転には十分注意してください。
 ○人吉市内コース
 人吉IC~(10分)~人吉駅~(10分)~天狗橋~(5分)~毘沙門堂~(10分)~三日原観音(七辻屋の前)~(10分)~人吉駅

 ○松谷棚田コース
 人吉IC~(10分)~人吉駅~(10分)~三日原観音~(10分)~毘沙門堂~(5分)~天狗橋~(10分)~[那良口・県道15号と325号の分岐点]~(5分)~松谷棚田~(25分)~人吉駅

 ○球磨村フルコース
 人吉IC~(10分)~人吉駅~(10分)~三日原観音~(10分)~毘沙門堂~(5分)~天狗橋~(10分)~[那良口・県道15号と325号の分岐点]~(5分)~松谷棚田~(15分)~[一勝地・国道219号と県道263号の分岐点]~(10分)~高沢の棚田~(30分)~大槻キャンプ場~(1時間)~人吉駅

 3.国道445号線方面
 この方面は一直線に登場地点が並んでいるので、順に回るのが効率的です。
 駅から:人吉駅~(20分)~雨宮神社~(10分)~2期OP通学路~(2分)~晴山バス停
 ICから:人吉IC~(15分)~雨宮神社~(以下同じ)
 ※ICから直行する場合、一旦駅方面に行くのではなく広域農道「フルーティーロード」に入ると雨宮神社の手前で445号線に合流できます。
 なお、晴山バス停の少し手前で合流する県道48号線を使えば、あさぎり町のあさぎり駅付近に抜けることが出来ますので、そのまま219号線方面の舞台を巡ることも可能です。

 4.国道219号線方面
 この方面は登場地点の多くが国道から少し脇道に入っていったところに位置しているので、詳しい地図を見ないと分かりづらいかもしれません。詳細な地図を印刷して持って行くことをお薦めします。
 駅・ICからだと219号線に向かう途中に「田町菅原天満宮」及び「燕が谷尾崎さんに会ったバス停」を通過することになりますので、その延長で行くのもアリかと思います。
 駅・ICから:人吉駅/人吉IC~(25分)~一武八幡~(15分)~おかどめ幸福地蔵~(5分)~あさぎり駅周辺~(10分)~里の城大橋~(15分)~下町橋(肆・第4話)~(15分)~市房ダム~(10分)~祓川橋~(3分)~市房神社の鳥居

 また、上記の通り晴山バス停方面から抜けてくる、あるいはその逆に219号線沿線を巡ったあと445号線方面へ抜けることも可能です。
 445号線方面から(1):晴山バス停~(15分[県道48号線経由])~あさぎり駅周辺~(以下同じ)
 445号線方面から(2):雨宮神社~(30分[広域農道経由])~あさぎり駅周辺~(以下同じ)

 以上で紹介していない地点の他にもまだ数カ所登場地点がありますが、これらは人吉市中心部からは距離がかなり離れていますので別の日に巡るのが良いかと思います。ただ「笠松橋」「八代駅」「瀬戸石駅」については熊本市方面から人吉へ向かう途中に位置しているので、その途中に行くことは可能かと思われます。人吉までの行き方も含めたこれら舞台へのルートは次以降の節で紹介します。

 というわけでここからは人吉の外からのアクセスも含めた車利用の案内です。

◆レンタカーについて
 九州内にお住まいの方でしたら自宅から直接自家用車で人吉へ向かえば良いかと思いますが、遠方からの場合はレンタカーを利用することになると思います。
 一番楽なのは列車などで人吉まで行って、現地で車を借りるというパターンかと思います。管理人が以前行ったときは、JRの駅レンタカーを利用しました。観光案内所が代理窓口となっており、条件によってはJRを利用すると割引料金で使えるプランもあるようです。
 そのほか、駅から少し離れますがトヨタレンタカーも人吉市内に営業所が置かれているので利用可能ではないでしょうか。

 長距離の運転に慣れている方でしたら、九州入りした地点で借りて、車で人吉入りするのもアリでしょう。
 最寄りの鹿児島空港からレンタカーで直行するのもいいですし、熊本空港や熊本市街地(熊本駅)から出発して八代周辺の舞台にも立ちよりながら人吉入りするのもたくさん巡れて楽しいでしょう。飛行機代が安く本数も多い福岡空港からでも人吉ICまで180kmぐらいですので、各種料金や巡りたい場所と相談の上、ご自身の旅程に一番合った場所を考えてみてください。

◆主要拠点から人吉への経路
・鹿児島空港から
 人吉周辺は熊本県とはいえども間の最南端に位置しているため、実は隣の鹿児島県にある鹿児島空港のほうが最寄りだったりします。レンタカー利用でとにかく人吉へ直行したい場合はこちらを使うのがおすすめ。
 鹿児島空港には九州自動車道の「溝辺鹿児島空港IC」が隣接しており、人吉ICまで58km、約45分です。料金は普通車通常料金で1700円、ETCの休日・深夜割引適用の場合は1190円です。

・熊本空港/九州新幹線沿線から
 こちらのルートの場合、途中に続のOPで登場する笠松橋などを巡りながら人吉へ向かえるので、管理人的にはこちらの方がお薦めです。

 熊本空港、あるいは熊本駅・熊本市街中心部から人吉へ直行するなら、熊本IC、または益城(ましき)熊本空港ICから高速に乗り、人吉ICまで80km前後、約1時間です。普通車料金は熊本ICからなら普通車2310円(ETC休日/深夜1620円)、空港ICからなら2170円(ETC休日/深夜1520円)です。
 九州新幹線利用の場合は新八代駅が最寄りになります。駅周辺にレンタカーの営業もありますし、八代インターもすぐ近くですのでここで借りるのも便利かと思います。但し新大阪から直通する「さくら」の一部は新八代駅に停車しませんので、一つ手前の熊本駅で下車し、そこから車に乗り換える方が便利な場合も有るかも知れません。

 熊本・八代市方面から人吉へ向かうなら、途中に2期OPの「笠松橋」を経由するルートで行くのもお薦めです。人吉に着く前から夏目友人帳の作中に描かれているような山間部の景色を眺めながらドライブすることが出来ますし、より多くの登場地点を効率よく回ることができます。
 具体的なルートは、国道3号線-国道443号線-県道25号線-国道445号線という経路。八代(やつしろ)ICか松橋(まつばせ)ICまで高速利用、もしくは熊本市街から直接国道3号線を走って、八代郡氷川町の宮原まで行きます。そこから国道443号線に入り、東陽町南の交差点をそのまま直進して県道25号線に入れば「笠松橋」に辿り着きます。さらに少し先には参・第6話で夏目と名取さんが歩いていた鳥居のある集落もあります。
 さらにそこから県道25号を道なりに走れば、峠を越えて五木村経由で人吉入りすることも可能。五木村からは国道445号線を人吉方面へ南下していけばOK。そのまま上記の「国道445号線方面」の舞台を巡ることが出来ます。
 このルートは途中急カーブの連続やループ橋が有るような山道ですが、比較的きちんと整備されているので、山道にある程度慣れていれば特に問題なく走れるのではないかと思います。但し冬場は路面の凍結や積雪などには充分ご注意下さい。


大通越えから海を望む
(そらさん撮影)

 なお、八代市と五木村の境にある大通越え(おおとおりごえ)と呼ばれる峠の頂上には休憩所を兼ねた駐車スペースがあり、晴れた日にはそこの展望台から海を見ることが出来るそうです。「続」の第5話「約束の樹」では、レイコに聞かされた海というものに憧れているあやかし・霧葉(きりのは)が、巨木の上から念願の海を見渡したというシーンが有りましたが、それと同じような気分を味わえるかも知れません。大通越えの道は現在はトンネルが通じていますが、その脇にある旧道を登っていくとその展望台にたどり着くので、天気が良い日には行ってみるのもいいと思います。管理人が行ったときは大雨で車の外に出ることすら出来ませんでしたが(爆

 もう一つ考えられるルートは、八代から国道219号線を利用するルートです。横にはJR肥薩線も併走していますので、夏目の家の最寄り駅「何樫駅」の外観モデルである「八代駅」や1期5話の「瀬戸石駅」に立ち寄ることも出来ますし、そのまま松谷棚田や天狗橋など、前の項目で紹介した「天狗橋方面」へ直行することもできます。
 この道は球磨川沿いに走る道のためそれほど大きな高低差はありませんし、道も太くしっかりと整備されていますので前述の笠松橋から大通越えを経由するよりはだいぶ走りやすいと思います。高速を使わずに人吉へ行くならこのルートを通るのが一般的なのではないでしょうか。
 ただしこちらのルートも大雨による土砂崩れが時折発生しており、そのために数日間にわたって通行止めになることもしばしばあります。利用の際は最新の道路情報をご確認ください。

 ・福岡空港から
 航空便本数も多く、LCCも充実している福岡空港も人吉へのアクセスに利用可能です。
 人吉方面へは福岡都市高速「金の隈出入口」から福岡都市高速に入り、4km先の太宰府ICから九州自動車道に入ればあとは人吉ICまで一直線。およそ180kmで普通車料金は都市高速部分が620円(ETC割550~580円)、九州道部分が4250円(ETC休日/深夜2980円)です。
 途中八代ICで高速を降りれば、上記の「笠松橋」経由や219号線経由のルートに入ることもできます。

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更新履歴
初回記入:2012.02.18
画像追加:2012.02.21
「主な登場地点への所要時間など(車利用の場合)」及び石野公園のクレーンゲームについて追記:2012.03.15
肆・新登場地点速報 12話分追加:2012.03.20
肆・新登場地点速報 13話分追加:2012.03.27
公共交通機関案内、熊本地震関連情報追加:2016.06.21
「主な登場地点への所要時間など(車利用の場合)」を改稿、「九州観光周遊ドライブパス」についてなど最新情報追加:2016.06.22
人吉への公共交通機関マップ掲載:2016.06.25
公共交通機関案内(4)人吉球磨エリアバス・鉄道案内追加、震災関連情報更新:2016.07.13
公共交通機関案内(4)に「列車・バスの乗り方、お得なきっぷ」追加:2016.07.20
一部の項目を他ページに移設:2016.12.29
サイドバー設置、九州内交通機関最新情報、人吉球磨エリアバス・鉄道案内更新:2016.12.30