夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼) 其の参 肥薩線&球磨村編

探訪日:ページ下部に記載

 「夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼)」シリーズ3ページ目は、JR肥薩線関連の登場地点と、沿線から山奥へ入っていった先にある球磨村内のスポットを紹介します。

 夏目友人帳の作中では鉄道の描写が意外と多いように思いますが、そのモデルも人吉球磨地方に実在しています。夏目達が乗る列車や駅のモデルとなっているのは「JR肥薩線」と「くま川鉄道」の2路線。駅や橋などの風景は肥薩線沿線がメインのモデルですが、車両はくま川鉄道の方が使われています。くま川鉄道については次の「夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼) 其の肆」で紹介するとして、ここでは前者・肥薩線沿線の風景を紹介したいと思います。

 「JR肥薩線」は八代から人吉を経由して、宮崎県えびの市を通過した後鹿児島県の隼人までを結ぶ路線です。この路線は明治42年(1909年)に開通した時点では「鹿児島本線」と名乗っており、博多・熊本と鹿児島を結ぶ九州の最重要幹線として機能していました。そのため、途中の各駅には立派な駅舎や長いホームが置かれ、蒸気機関車に給水をするための設備などが建設されました。
 昭和2年(1927年)に海沿いの新路線(現在の肥薩おれんじ鉄道線、鹿児島本線区間)が開業すると主要路線の座はそちらに譲ることとなりましたが、幹線時代に作られた駅舎や設備はそのまま残されており、現在では明治初期の貴重な鉄道遺産を多数残す路線として脚光を浴びています。加えて、沿線は球磨川沿いの渓谷や、峠から眼下を見渡す「日本三大車窓」の一つがあるなど、車窓がとてもよい区間が続くため、この路線に乗ること自体を旅の目的とできるような観光路線としても人気を博しており、「SL人吉号」をはじめとする観光列車も多数運行されています。

 この肥薩線の八代~人吉間に位置するのが、本項で紹介するもう一つのエリア「球磨村」です。全体的に非常に山深い土地で、肥薩線と国道219号線が通る球磨川沿いのごくわずかな平地と、そこから分岐する細い谷間に点々と人が住んでいる以外は全て深い森という地域です。
 作中でもやはり山奥のシーンとして登場したカットが多く、町中よりもさらにアヤカシの存在を感じやすいエリアかもしれませんw

掲載地点一覧
◆肥薩線沿線八代駅球磨川第一橋梁UPDATE球磨川第三橋梁葉木橋UPDATE肥薩線のガード瀬戸石駅肥薩線イメージカット大畑(おこば)駅宮地嶽神社塞神様吉松駅UPDATE
◆球磨村松谷棚田球磨村・高沢地区球磨村・横井集落大槻キャンプ場
その他エリアはこちら

八代駅

 まずは肥薩線の各駅を起点の八代駅から人吉方面へ向かって順番に紹介していきます。
 まずは八代(やつしろ)駅。こちらは1期9話で夏目が名取さんを見送った「何樫駅」の駅舎モデルになっています。

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八代駅の駅舎

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 改札口。比較すると何となく似てるって程度ですね。印象的には、人吉駅の改札口も混ざっている感じがします。

 実際の景色そのままでは使わず、少しアレンジを加えて背景画に起こすってパターンが多いこの作品ですが、駅に関しては特にそのパターンが多い気がします。八代駅についても、一致するのは駅舎外観のみで、上記の通り改札口は(八代+人吉)÷2な印象ですし、駅のホームは既に紹介したとおり人吉駅のもののようでした。

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球磨川第一橋梁

 鎌瀬~瀬戸石間に架かる球磨川第一橋梁。明治の開通当初の鉄橋が使われており沿線の名所の一つとなっていますが、これも夏目の作中に登場しています。
 「伍」の第4話で夏目が的場さんと共に「会合」が行われる別邸へ向かう道中、二人を乗せた車が走るシーンで奥に見えている橋がこの第一橋梁でした。橋脚と橋桁の部分は若干様子が異なりますが、トラス(橋の上に載ってる部分)の構造はよく似ています。

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球磨川第一橋梁。2011年5月撮影。ちなみにこのシーンのモデルになったであろう国道219号線からの撮影です。

 なお走っている赤い列車は肥薩線のものではありませんでした。肥薩線にも赤い気動車は入線しますが、塗装は作中に描かれているようなものではありません。(参考:画像検索

 様子が微妙に異なっているので違うかもしれませんが、1期7話で夏目が西村&北本と釣りをしてた河原の奥に見えてる橋もこれなのかな??と思ってます。

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 橋自体はかなり違うけど、河原の様子は何となく似てる。

 ちなみにこの橋は1908年竣工と100年以上の歴史ある橋で、この形状の橋は日本には隣の第二橋梁とあわせて二つしか残っていないという貴重な橋だそうです。

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球磨川第三橋梁

 場所がちょっと飛びますが、上で触れた「第三橋梁」がこちら。人吉市街の中心部付近に架かる橋です。橋自体の形はこちらの方が似ていますね。ただ周りの様子は第一か第二のどちらかかなぁ?という印象。ここもいろいろアレンジされてる場所なので、両方の景色を足して二で割ったような感じ、ってのが実際のところなんでしょうかね。

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 人吉市内の球磨川下り発船場付近から

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葉木橋

 「伍」4話の第一橋梁が出てきたシーンの最後、的場さん達を乗せた車の行く先に交差している橋が描かれています。先の第一橋梁と似ているようで、よく見るとトラスの形が違っています。これはおそらく実際に国道219号線と交差している八代市坂本町葉木地区の「葉木橋」がモデルかと思います。こちらは桁の部分も現物とよく一致します。先ほどの第一橋梁がトラス以外実際と異なっているのは、この葉木橋の桁と橋脚の部分を作画の際に流用して、上のトラスの部分だけ描き変えた、というのが実際のところでしょうかね。

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219号線から見た葉木橋。

 この一連のシーンで夏目と的場さんを乗せた車が走っている道は国道219号線がモデルと思われます。両側に山が迫る、大きな川沿いの幹線道路という景色はまさしく国道219号線の人吉から八代の区間の風景そのもの。高速道路を使わずに人吉へ向かう時のメインルートですし、並行してJR肥薩線も走っているので、この雰囲気の景色に見覚えのある方も多いかもしれません。
 登場した球磨川第一橋梁と葉木橋も実際に近い位置にあり、作中の描写では第一橋梁の見えるあたりをまず映した後、しばらく車内で会話する夏目と的場さんの様子を映して、最後に葉木橋が見えるという流れでしたが、実際にあれぐらいの時間走ると丁度その距離を移動できるぐらいかもしれません。(参考:Google Map 第一橋梁は「鎌瀬」駅のすぐ南側、葉木橋は「葉木」駅の少し北に架かっている橋です。)
 もしもこのシーンが現実の位置関係を反映していると考えると、的場さんの車は人吉方面から八代方面に向かって走っていたことになります。このあと細い山道をずっと登っていくシーンが挟まってから的場別邸に到着という流れだったので、別邸は八代市の山間部、ないしはもっと北の方あたりにあるという設定になるのかもしれません。

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肥薩線のガード

 1期6話などで出てくるこの赤い橋は、2012年発売のムック本によると「肥薩線の鎌瀬駅と白石駅の間に何カ所かあるガードを色々混ぜて描き上げたもの」とのこと。確かに沿線には似たような赤い橋桁がいくつかあります。上に掲載の第一橋梁などもかなりそれっぽいですし。
 一例として瀬戸石駅から少し鎌瀬駅方面へ走ったところで撮ったものを紹介しておきます。

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肥薩線の橋桁。レンガ積みの橋脚が歴史を感じさせます。

 ちなみに、ムックに載ってる写真は鎌瀬~白石間ではなく、白石駅から鎌瀬とは反対側の球泉洞駅方面へ少し行ったところに架かっている橋のようです。

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瀬戸石駅

 1期5話「心色の切符」で、毛むくじゃらの熊みたいなあやかし「さんと」が居た「森口駅」のモデルとして使われたのがこの瀬戸石駅。作中では廃線の駅ということになっていましたが、もちろん現役ですw 他の肥薩線の駅同様、険しい山の中にひっそりと佇む無人駅という印象の駅です。
 この話はアニメオリジナルのエピソードですが、監督のコメントによるとこの駅の風景を出したくて作った話、とのこと。それもあってか細部まで忠実に描かれており、実際に降り立つと本当にそこにあやかしが居るんじゃないかという気分になれますw
 他の駅はわりとアレンジされていますが、ここに関しては比較的実際の景色に忠実な背景画が作られているので、実際に行くとなかなか感動しますw
 訪問時の天気は雨が降ったり止んだりとあいにくな感じでしたが、むしろ山に霧が懸かってたりして、駅の周囲に何もない「秘境駅」的な感じと相まって、今にもあやかしが現れてきそうな何ともいい感じの雰囲気になっていましたw

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 駅入り口の看板。古い立派な木造駅舎が多く残る肥薩線ですが、この駅の入口は簡素なものです。なんでも過去の水害で駅舎は流されてしまったのだとか…

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 入口から見たホーム。作中とはホームに上がる階段の位置を始め、各パーツの配置が若干違っているようです。

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 階段は位置が違うけどちゃんと有ります。

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 駅入り口に描かれていたバス停はありません。隣にはニャンコ先生が鎮座していたベンチも書かれていますが、それも無し。

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 瀬戸石駅カットで一番印象そのままなのはやっぱりこれでしょう。待合室内部は灰皿が微妙に中央じゃないあたりとかまで完璧ですww

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 待合室内部から。

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 線路。出口へ通じる通路から撮影。探訪の際には列車の接近に充分注意してください。

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 ホーム。

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 夏目視点で「さんと」を発見。実際には色々立ってますが、見た目の印象がごちゃっとしてるので背景画では一掃されてますね。

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 駅の外から見たホーム。位置関係は若干ずれますが駅名標のデザインはちゃんと同じですね。

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 さんとが座ってたベンチはありません。

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 ミラー以外はちゃんとした位置にあるのかしら。

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 待合室の脇から。

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 森口駅の時刻表ですが、これについては瀬戸石駅ではなく、大畑駅にある時刻表の、しかも昔のバージョンとの説が有力です。現在のバージョンでもわりとにてるけど。

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 ちなみに実際の瀬戸石駅にある時刻表は、日本全国わりとどこでも見かける感じの。

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 さっきから無い無い言ってるミラーですが、実際にはミラーが写らない構図で写真を撮ると、作中カットの方には存在しているという不思議ww

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 森口駅からさんとの相方「みくり」が待っている霧が沼駅へと歩き始めたシーンで写る線路。瀬戸石駅の人吉方面を見ると、信号機もあって何となくそれっぽい感じですが、奥の景色は違ったりして何とも言い難いです。

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 このテの構造は肥薩線ではいろんな駅にあるので、ここだけ他から持ってきている可能性もないではないです。これは真幸駅。

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 こっちは大畑。どれも似てる。

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 転轍機。手動のはなかった・・・

 所変わって人吉駅付近の線路には同じ形のがありました。

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人吉駅にあった転轍機。

 後日晴れの日に再訪する機会があったので一部だけ撮り直してきました。最初に行った霧がかったときとはこれまた違った雰囲気になっています。

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光と影のコントラストが作中の雰囲気そのまんまでした

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待合室に夕日が当たるカットは作中のアングルと反対側の方に日が当たっていたので、そっちを撮って反転してみました。

 なおこの駅へ至る道は非常に細く分かりづらいものになっていますので、車ではなく列車での訪問をお薦めします。
 また、「PASH!」の特集では「いつ列車が来るのか分かんないから線路も降り放題(笑)」というコメントが付けられていますが、この駅は通過列車がありますので、線路上を歩くなどの行為は絶対にしないでください。(※線路内に立ち入る行為は法律で禁じられています。)

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肥薩線イメージカット

 まだ大畑駅がモデルであると正式に判明する前、初回の訪問時に参考にしたMinkyさんの探訪記では、子ぎつねくんの駅は一勝地駅ではないか、と推測されていましたので、せっかくなので行ってきました。実際行ってみたところ僕としてはここは駅の背景モデルではないと感じましたが、ちょうど「SL人吉号」が通過する時間帯だったのでそれを撮影したりしつつ、周りをプラプラ散歩できたのでまぁ無駄足ではありませんでしたw

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 一勝地駅を出発するSL人吉号。

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 一勝地駅近くの道端のお地蔵さん。とても夏目っぽい風景。

 

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大畑(おこば)駅

 人吉駅は「其の弐」の記事で紹介したのでここでは通過し、一つ先の大畑(おこば)駅へ。この駅は1期7話で子ぎつねが夏目に会いに行くため人に化けて列車に乗ったシーンで登場します。
 この駅は人吉から九州山地を分け入って鹿児島方面へ抜ける峠越え区間に有る駅で、急な勾配を少しでも緩くするため作られた「ループ線」と「スイッチバック」という構造が同居しているという、日本ではここだけという特徴を持つことで有名な駅です。周りには小さな神社がある以外全く何もなく、道路も細い山道しか通じていないというとんでもない場所にある駅のため「秘境駅」としても有名。そんな場所に駅が作られたのは、この駅から先の鹿児島方面は「矢岳越え」という本格的な山越え区間となるため、SLが走っていた時代は峠の下に石炭を積み込む基地が必要だったためだからだそうです。

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 子ぎつねくんが列車に乗るシーン。肥薩線の古い駅舎は正直どこも似たようなデザインなので、行った時点ではここであるという確証はなかったのですが、良く見てみると郵便受けがあるのはここだけだし、奥に見える改札口の様子はそっくりなので、まぁそうなのかな?w 

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2012年5月に再撮影。作中にも描かれている赤いポストは同年3月31日で撤去されてしまったそうです。

 同じく1期の5話で出てきた「霧が沼駅」のモデルももしかするとここかもしれません。駅構内にある建造物など、似ているモノがいくつかあります。

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作中ではレンガ積みの建物が描かれていますが、これは大畑駅の給水塔跡かも?

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 駅舎の感じも、似ていると言えば似ている?

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 横から見ると微妙ですけど。

 ちなみにこの大畑駅は「駅舎に名刺を貼ると出世できる」という謂われがあるそうで、多くの人が名刺を残していくため、すごいことになっていますw

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 貼りすぎww

 この大畑駅を含む肥薩線の人吉~吉松間は、珍しいループ線やスイッチバック、さらには「日本三大車窓」とも称されるほど景色の素晴らしい場所を通過するため、「いさぶろう号」「しんぺい号」という観光列車が運行されています。座席の多くは指定席となっていますが、自由席もあるので時間が合えば当日すぐに乗ることも可能。普通列車なので青春18きっぷなどでも乗車できます。
 この区間は列車本数が極端に少ない場所なので、普通列車に乗って大畑駅で下車すると、帰りの列車まで下手をすると何時間も待つことになってしまいますが、観光列車は大畑駅などの途中駅では停車時間がある程度長くとられていますので、その間に駅舎を見に降りることができます。肥薩線の歴史や沿線の案内などの放送もありますし、日本三大車窓の地点などでも一旦停車してくれたりもするので、夏目の舞台訪問だけでなく、肥薩線の観光も堪能できると思います。

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 いさぶろう・しんぺい号

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 大畑のループ線を一望できるスポットでも一旦停車。大畑駅が下に見えています。

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 日本三大車窓・・・なんだけど、天気悪くて微妙('A`)

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駅舎内部の様子。旧駅員事務室を使った展示スペースにもだいぶ夏目が侵食中ww

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大畑駅のスタンプはここにあります。

 なお大畑駅へは車で行こうとすると細い山道を分け入っていかないといけないので、本数は少なくても観光がてらこの列車で訪れるのがお薦めです。

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大畑駅へ至る道

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こんな林道になりますので車で行くときは注意してください。

 ところで、大畑駅の駅舎に設置されている「駅ノート」を見ていたら、5月1日付けで「子狐を探しに来ました」のコメントがあったけど、これもしかして夏目絡み?www 先に紹介したゆっきーさんやUSO9000さんの他にも、同じ時期に僕の知らない人達が夏目友人帳の舞台探訪してたんですかね~?

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宮地嶽神社

 大畑駅で下車したはいいものの、帰りの列車まで時間がありすぎるなあ…と思ったあなた、大丈夫です!(何 大畑駅周辺は駅以外にも夏目友人帳に登場した地点が存在します。駅のすぐ裏にある「宮地嶽神社」もその一つ。「参」13話(最終話)のラストで夏目があやかし達と影踏み鬼をしていた古いお堂のある丘のモデルはココではないかと思われます。

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 初回訪問時(2012年5月)にはありませんでしたが、2015年7月に再訪したら本殿向かって右側に絵馬かけができていました。夏目ファンの絵馬が多数奉納されていますw

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拝殿裏からの眺め。人吉盆地が一望できます。

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ズームで撮ると、時々出てくる田園地帯を上から見下ろしたようなカットのような感じになります。

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「肆」4話で出てきた「森の古堂」に置かれていた手水はこれがモデルかも。実際この上にイチョウの木があるので、作中カットのように秋には黄色い葉っぱが積もることもありそうです。

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神社から駅へ戻るシーンもそれっぽく描かれています。

 なお駅前の鳥居は2015年に再訪したら立て替えられて二重になっていました。

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二重になった新しい鳥居

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塞神様

 「参」8話で出てきた「塞神様」のモデルも大畑駅の近く。大畑駅のスイッチバック全体を見渡すことが出来る、鉄道ファンには古くからよく知られた撮影スポットです。作中では線路の様子は変わってますけどここと見て間違いないでしょう。塞神様の岩は作中よりもずっと小さいですが、確かにその場所にあります。

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吉松駅

 大畑駅から難所である「矢岳越え」の峠を越えた先、観光列車「いさぶろう・しんぺい」の終着駅である吉松駅も作中に登場しています。
 「伍」第10話「塔子と滋」では、塔子さんが幼なじみのサナちゃんと一緒に旅をするシーンがありますが、二人が久しぶりに再会し、旅をスタートしたのがこの駅です。作中では「美茉駅」となっていますが、これは「美」は「よし」とも読みますし、「茉」は「マツ」と読み、あわせて「よしまつ駅」となるから付けられた名前なのかもしれません。

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美茉駅こと吉松駅の駅舎。作中のは現実のより一回りこぢんまりとした感じで描かれています。

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駅前の様子は建物の形だけでなく電線までほぼ一致するレベルですw

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塔子さんが居た側

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久しぶりの再会を喜ぶ塔子さんとサナちゃん

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ホームへ降りる階段

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サナちゃんが「まずは駅弁ね!」って言ってた売店もちゃんとあります。ちなみに売られているお弁当はこんな感じ。650円です。

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上の写真ではホームに居る車両が違っていたので、反対側ホームで車両も併せて撮影。吉松から肥薩線隼人方面や吉都線都城方面の列車によく使われている「キハ47系」という車両です。

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キハ47系車内。シートの模様までわりと再現度高いですね。

 ちなみに二人がこの先向かったのはどうやら宮崎方面のようです。車窓から見える景色は吉松から都城へ向かう吉都線の景色に似ているように思いましたし、その後あちこち巡ったカットでは日南市の飫肥や日向市の日向岬らしき景色が登場しています。詳しくは「夏目友人帳 伍 舞台探訪(聖地巡礼) 速報版」の方をご覧下さい。

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松谷棚田

 肥薩線の旅はここで終了して、ここからは球磨村の紹介に移ります。
 最初に紹介するのは1期7話で写る棚田の景色。公式の探訪マップやPASH!での紹介によると球磨村の松谷棚田がモデルになっているそうです。山の斜面に広がる棚田の景色は美しく、日本の棚田百選にも選ばれています。

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 行ったときは天気が悪かったのですが、棚田のあちこちに雲がかかってなんか幻想的な景色に・・・!

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 なんかこう、マチュピチュとか、そんな感じ?(何

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 PASH!で美術監督の渋谷さんが「山、川、霧が織り成すハーモニーが美しかった」と語っていますが、この景色を見ると納得です。

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 那良口駅から県道を上がっていくと展望所みたいなスペースが有り、解説板もあります。

 晴れた日に行くとこんな感じの景色になります。先ほどの瀬戸石駅同様、天候によって雰囲気はだいぶ変わりますね。

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 最初に行ったときは未発見のポイントを探して、松谷棚田から更に奥まで入り込んでみました。残念ながら新たなモデル地は発見できませんでしたが、辿り着いた集落の景色も素敵で、例によって夏目っぽかったので紹介しますw

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 松谷棚田の更に奥にある毎床(まいとこ)地区。球磨村の特産品の一つである梨の名産地だそうです。第1回熊本県農村景観大賞受賞地区だとか。

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 この辺りにも棚田が広がっています。

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 雲がかかってる感じが、いかにもあやかしの住んでいそうな気配を醸し出していますねw

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球磨村・高沢地区

 棚田といえばもう一箇所、2期OPに登場する棚田にもモデルがあります。PASH!で紹介されていた高沢地区の棚田がそれ。一勝地から高沢鍾乳洞の案内がある方向へ県道を登っていく途中にあります。かなりの山奥なのに点々と集落が存在しているのには驚きでしたが・・・

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 2期OPの棚田。電信柱があるところまでちゃんと一致します。

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 上の写真は8月撮影ですが、稲の刈り取りが終わった11月の写真の方がそれっぽいかも。

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 参考までに、県道の入口。大型車通行止めのためバリケードで塞がれかかってて一瞬入るのがためらわれますが、普通車なら通れます。途中の道は細く、離合困難な場所もあるので注意が必要です。

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 OPの棚田以外にも何カ所か棚田が有りました。この辺は急な斜面が多いので棚田も多いみたいですね。

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球磨村・横井集落

 1期3話を始めシリーズ中何度か登場しているこの「防火水そう」の看板、作中では夏目の住む町の中にあるような扱いですが、実際は球磨村の山奥にある横井集落の、「横井地蔵堂」の脇にありました。このモデル地は初めて人吉に探訪に行った時から知り合い含めて散々探し回っていたのになかなか見つからなかったのですが、2012年6月発売のムック本でこの場所だと明かされて「そんなん分かるかああ!!」と思ったのでとても印象深い場所です(何
 横井の集落は高沢の棚田と、この次に紹介する大槻キャンプ場の間にあるのですが、この地蔵堂はその3地点を結ぶ道からわずかに集落の奥へ入っていった所にあるのでなかなか見つけられずにおりました。ロケハンの時監督達はよく入っていったな…という感じです。

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横井集落の防火水そう。茂みに埋もれてる感じとか、「防火水槽」の「そう」だけひらがなな古びた看板とか、ホントそのまんまでしたw

 周辺の様子も少しだけ紹介します。

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横井地蔵堂全景

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横井地蔵堂の本堂。こんなお社も作中に出てきそうな雰囲気ですね。

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大槻キャンプ場

 高沢や横井までの道もだいぶ山奥だと思いましたが、更に山奥へ分け入っていったところにあるのがこの場所。PASH!DeeeP!!!(2011年9月発売。ロケ地紹介が掲載された最初の雑誌。)に1期7話の子狐くんに出会った合宿所の参考モデルとして使った場所として掲載されていましたが、地図を見たとき目が点になりましたよ(爆 もはや道路も県道ですらないし・・・ ほんと、よくこんな山奥までロケハン行きましたよねぇ。

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 大槻キャンプ場。廃校になった校舎をそのまま寝泊まりできるキャンプ場として使っているようです。村役場に申し込めば1日100円で利用可能だとか。夏場ならここにキャンプするのも楽しいかも?w

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 作中で出てきた校舎のイメージはこんなんかな。

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 PASH!に載ってた構図も再現。

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 これもPASH!の構図。

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 渡り廊下とかそれっぽい。

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 スタッフがこんなところまでロケハンに来たことにも驚きでしたが、こんな山奥にまで集落が存在していることが一番の驚きでした。都会で生まれ育った僕にはこの辺の人達が普段どうやって暮らしているのか、ちょっと想像が付かない・・・

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 高圧鉄塔が写るカットが何度か登場していますが、その元になった風景もこんなところにありました。

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 PASH!に2期OPの多軌が居るススキ原のモデルっぽい写真が載ってましたが、それもここだったりして?ww

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 おまけに大槻へ行く途中に見かけたお地蔵様。夏目の作中に時々出てくるような路肩のお地蔵さんとかが本当にそこら中に実在しています。

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更新履歴
初回記入:2012.05.31
サイドバー設置:2015.09.01
夏目友人帳舞台探訪記事全体リニューアルに伴いページ内容入れ替え:2016.09.16
2012年8月~2016年8月頃に探訪した場所のうち未公開だったものを追加:2016.09.26
「伍」に登場した球磨川第一橋梁、葉木橋、吉松駅を追加:2017.02.15