デュラララ!! 舞台探訪 第24話「則天去私」 |
ついにやってきました、「デュラララ!!」TV放映版最終話・第24話探訪です。
最終話なのにメインの舞台が実在しない廃工場の中だったり、実在の場所でも新宿のカットが多数登場したりして、舞台探訪者としては正直物足りなさを感じないというと嘘になる話でしたがw
というわけで、最終話探訪レポ行ってみたいと思います。
(2010.07.04追加) Bパートで正臣が居た直江津駅の写真をアップしました。こちら
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・第24話「則天去私」Aパート
・第24話「則天去私」Bパート
第24話「則天去私」Aパート |
最終話ですが冒頭7分ぐらいは実在しなそうな廃工場でのシーンのため舞台探訪不能。 その後に続く黄巾賊vs門田率いるダラーズたちの乱闘から逃げ出す法螺田たちをセルティが追いかけるシーンも、2話や6話で出てきたもののやっぱり実在しない高速沿いの道。 でもこのシーンでは一つだけ実在の者が出てきます。それがこれ。静雄が持ってた標識。六ツ又交差点の明治通り上池袋方面に有る看板です。 静雄がこの標識を振り回して法螺田たちの車をぶった切った地点は実在こそしないものの、サンシャインの見える向きからして想定位置は雑司ヶ谷~護国寺方面だと思われます。なのに持ってた標識は池袋の繁華街を挟んで反対側にある六ツ又交差点の。どんだけ遠くから持ってきたんですかww |
正臣を病院に運び込むシーンを挟んだ後、夜の公園にてブルースクウェアの比賀から拳銃を受け取る臨也のシーン。この場所は原作3巻でも書かれていたとおり、新宿中央公園にある富士見台の六角堂です。まずは六角堂に至る階段。 |
この六角堂、最終話放送翌日の土曜とその次の日曜の二度にわたって訪問しましたが、両日とも人が居たため撮影を断念。しかし、こんなこともあろうかと原作3巻を読んだ後、アニメ放送前の2010年1月2日に撮影した写真があるので、それを流用しますw 当然キャプ画と比較して撮ったわけではないので厳密に一致はしませんが、かなりそれっぽい構図の写真がたくさんあるので雰囲気は再現できていると思いますw まずは臨也が比賀の拳銃を確認したカット。 |
イスに座ってる臨也。「まぁ、これでシズちゃんが殺せたらラッキーだったんだけどね。」 |
比賀「それで、オレ通じて法螺田に静雄の情報流したんですね」 |
臨也の話を聞いていた比賀が、突然「そういうことらしいです、母さん」と言いだし怪訝な顔をする臨也。 |
比賀が話しかけた方向から、目を紅く染めた杏里がやってきます。 |
臨也たちの前に出てきて、比賀に「ありがとうございます。後は家に帰って普通に暮らしてください」と告げる杏里。 |
比賀が去った後、臨也と対峙する杏里。「あの、あなたが折原臨也さんですね」 対する臨也も「あぁ、園原杏里ちゃん?それとも、『罪歌』って呼んだ方がいいのかな?こんな時間に何の用?」と余裕の表情。 |
そんな臨也に対し『罪歌』を出現させながら「あなたを、斬らせてもらいます」と告げる杏里。 |
臨也の挑発的なセリフに乗せられる形で斬りかかる杏里と軽い身のこなしで避ける臨也のカットは流石に再現できる写真がなかったので飛ばします。 互いに距離を取って対峙し、「ダテにシズちゃんとケンカして張り合える訳じゃないんだよ?それと、まぁせめてこれをオレに渡すべきじゃなかったね」と言って拳銃を見せる臨也を睨む杏里のカット。 |
「あぁ、言っとくけど君は狙わないよ?」 |
「だーれーにーしーよーうーかーなっ♪ そこら辺を歩いてるカップルとか?」と言って丘の下に狙いを付ける臨也。 この写真、構図完璧でしたww |
第24話「則天去私」Bパート |
Bパート。顔に青アザ作ってオフィスに帰ってきた臨也。「良いパンチをもらった」と言って回想シーンに入ります。 新宿中央公園で杏里(罪歌)に「宣戦布告」して、上機嫌で帰っていく臨也。頭上に設けられた大きなサークルに信号機が取り付けられている特徴的な交差点は、西新宿の超高層ビル街区にある新宿警察署裏交差点です。 |
るんるん気分で交差点を渡りきると、サイモンに「Эй!(Hey!)」と呼び止められます。 |
「・・・サイモン?」という臨也に向かって、にやりと笑ってキツいパンチを繰り出すサイモン。 |
モロに食らった臨也は見事にすっとび・・・ |
交差点の反対側にあるオブジェに激突します。 |
そのオブジェは・・・「LOVE」の文字をモチーフにしたもの。大森監督曰く、「臨也君のぶつかる所はあそこしかないだろうなと思っていました」ww |
頭を押さえて蹲る臨也の元にやってくるサイモン。「ヘイ、少しばかり、嫌な話を聞いてくれるか」と切り出します。「笑えるほどに卑怯なヤツだな、お前は」 |
今起こっていることを沙樹が全て教えてくれたと伝えるサイモン。何故沙樹が、と聞かれ「正臣に本気で惚れてたのさ」と答えます。 |
話してる二人を少しと置くから見た構図。 |
臨也の回想が明け、正臣と沙樹の病院でのシーンを終えると物語もいよいよエピローグ。正臣が池袋から姿を消したことを帝人のナレーションが語ります。映し出されるのは早朝の60階通り・テアトルダイヤ前。 |
↑の写真からカメラは下にパンしていきます。この次にはゴミ捨て場のカットがありますが、流石にそれは本当に早朝に行かないと撮れないので割愛w |
場面変わって六ツ又歩道橋から見た川越街道の陸橋。 |
「いつも3人だった僕らの日常は変わってしまった。けど、街はいつもと変わらない。」そのセリフの時映し出されるのはサンシャイン60展望台から見下ろしたアムラックスの辺り。影の向きを考えると、本当に午前中の写真を参考にして居るものと思われます。行ったとき(7/4)は残念ながら晴れ間が覗いてくれなかったので、影までは再現できませんでした。 |
その後、映し出されるそれぞれの変わらない日常の姿。60階通りの駐車場では遊馬崎と狩沢が門田たちのバンに「れでぃ×ばと!」の等身大ポップを運び込んでいます。 |
北口のラブホテル街では、誠二と美香が仲良さそうに歩いています。 |
サンシャイン通りのボウリング場脇では、静雄が借金の取り立ての最中自販機を持ち上げてぶん投げています。 |
近くの道からはその光景を臨也が眺めています。 |
「失われた日常は、もう僕らには戻ってこないのだろうか」。堀ノ内橋から見た六ツ又歩道橋の画です。 |
いつもの歩道橋を帝人、杏里の二人が歩いています。 |
「紀田君のこと、好きだったのかな。だからこんなに寂しいのかな。でも、わからないんです。そういうの・・・よくわからないから」 |
「一つ分かったことがある。ダラーズは、街だ」 |
「いろいろな人がやってきては去っていく。一つの色に染まらず、いつも何かが起こっている。」 |
「誰かと誰かが憎しみあい、」 |
「愛し合い、友情を育て、すれ違っている。」 |
そしてTVアニメ「デュラララ!!」舞台探訪シリーズ最後の掲載写真はこのカット。 池袋の街の遠景。来良学園の屋上で、いつか正臣が戻ってくるときのことを話す帝人と杏里のシーンの間に挟まってますが、撮影場所は全然違って練馬区役所20階展望台からだったりします。2期OP最初のカットのサンシャイン周りをズームインした感じ。 |
以上、これにて「デュラララ!!」TVシリーズ全24話の舞台探訪は全て終了です!
全ての回において放送から1週間以内に探訪して、可能な限り全てのカットの写真を撮るという猛烈に細かい探訪をしたのはこの作品が初めてですが、「初志貫徹」、最後まで完走することが出来ました。
2009年10月3日に公開されたトレーラーで初めてアニメ・デュラララ!!の背景を見たその翌週の10月10日に初めて探訪に行って以来9ヶ月間・32回に及んだ池袋探訪。毎週欠かさず通って東奔西走、南去北来する日々は、最早僕にとって「非日常」から「日常」へと変化してしまってるような物だったので、それが今回で終わってしまうというのは何とも寂しい物があります。
しかし、まだDVD限定の新エピソードも2話有りますし、Gファンタジーのコミック版も残ってますので、「デュラララ!!」舞台探訪シリーズはまだ終わりません!
今後は不定期更新になりはしますが、何か探訪できるネタがオープンになり次第、確実に池袋へ赴いて写真を撮ってこようと思ってますので、今後もおつきあい願います。
とりあえず今後確定している更新を予告しておきますね(何)
まず、この最終話探訪をしたその日にコミック版2巻が発売されたので、アニメイト池袋本店で買って池袋で読み、その次の日にまた池袋へ行って写真を撮っているので、それを公開するのが一つ。
もうひとつはこのページへの追加。
エピローグでチャットに「バキュラさん」として現れた正臣はどこか地方の駅のホームに居ましたが、あの駅何処だろうと探していたら特定された方からの情報をtwitterで知りました。→それを聞いたときの僕のつぶやき(何
それによりますと、新潟県上越市にあるJR信越本線・北陸本線の「直江津駅」であるとのこと。
こんなこともあろうかと(何)、以前直江津駅で撮っておいた写真があるので比較してみたんですが・・・確かにそれっぽい!→twitterにうpった比較画像
デュラララ!!探訪はここまで詳細にやったんだから、特定されたとなれば当然行くに決まってますよね?(何)
というわけで、今週末早速行ってきます(爆)
そんなわけですので、まだしばらく頻繁更新の予感がしますw
(2010.07.04更新)
というわけで・・・行ってきました直江津駅!
僕の住む横浜市内から、普通列車を乗り継ぐこと7時間半。新潟県上越市にある、JR信越本線と北陸本線が交わる駅・直江津。
池袋を離れた正臣は、何故かそんなところに居ました。
まずは写真から。
この通り、実際に行って見るとかなりの再現度です。twitterにうpった比較画像と比べていただければ分かりますが、屋根の色や形、屋根の下に格子状の梁が通ってるという特徴、ホーム屋根の上に渡された架線柱の位置、ホーム上の自販機の位置から、奥のホームに止まっている電車の停止位置まで、完璧に再現されています。
まぁ、よく見ると奥のホームは実際には柱の下の方が青くなかったり、イスの数が減っていたりと微妙な際はあるのですがこれは確かに、間違いなくここがモデルと断言して良いでしょう。
この写真は、直江津駅の2番ホームから3・4番線、5・6番線を眺めた構図。正臣は2番線にいることになります。
作中画像では3番線にコンテナの貨物列車、6番線に北越急行ほくほく線のHK100形電車が止まっている様子が描かれています。実際に撮れた写真は、運行時刻が分からないコンテナ貨物は流石に再現できませんでしたが、ほくほく線の方は駅の時刻表を睨んで6番線に停車する便を撮影することに成功。ほくほく線の車両はここに写ってるのとは異なるタイプのものも走っているので、何が来るかは運次第だったのですが、都合良く目的の車両が来てくれたので満足ですw
ちなみに、ほくほく線の車両が居ない代わりに3番線にコンテナ列車が居るバージョンというのの撮影にも成功していますw
夜行列車に乗るために深夜0時を回った頃合いまでホームにいたら偶然やってきてくれたので慌てて撮影しましたw
ところで、駅の時刻表によると、日没後に6番線にほくほく線の電車が止まるタイミングというのは本当に限られているようです。
ここに書かれているものの他に、21:18着と23:44着という便も有りますが、23:44は5番線着でした。なので、19:28、20:35と、未確認ですが21:18前後に正臣はこの駅にいたことになります。チャットの時間帯を考えても、まぁ違和感はないですね。
となると・・・何処へ行こうとしてるんでしょうね?
沙樹と二人で乗ってた列車はえらくレトロな内装でしたけどw
直江津駅ってことは北陸や東北の日本海側へ向かう、ってのがやっぱり妥当なんでしょうかね。いろんな想像が出来そうです。
というわけで、わざわざ10000円以上かけて行ってきた直江津駅探訪。それだけのお金をかけた甲斐はあって満足でしたw
更新履歴
初回記入:2010.07.01
直江津駅の写真とサンシャイン展望台からの写真を追加:2010.07.04