夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼) 其の伍 国道445号線~八代方面+α編
探訪日:ページ下部に記載
「令和2年7月豪雨災害」に関して |
(最終更新:2021.06.21) 2020年7月4日未明から熊本県人吉球磨地方に降った豪雨により、夏目友人帳の舞台である、人吉市を中心とした周辺各市町村には甚大な被害が出ました。現地にお住まいで、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げるとともに、一日でも早く元の生活に戻れるようお祈りしております。 このページにたどり着かれた夏目友人帳ファンの皆様のなかにも、見たことのある景色が傷つき、そこに暮らしていた方々が大変な思いをしているという報道に心を痛めた方も多くいらっしゃるのではないかと思います。このようなページを作っている私自身もそうでした。そこで、わずかでも被災地域の助けることに繋げられればと思い、簡単ではありますがここに支援先のまとめを掲載することと致しました。 災害からはもう1年近くが経ちますが、現在でもまだ元の暮らしに戻れていない方もおられ、また、私たちが見た景色も、変わってしまったままのところがあるようです。 実際に現地へ赴くこともままならない時勢ですので、金銭的な支援が主になるかと思いますが、それもまた、今もなお必要とされているものではないかと思います。 もちろん、個人個人がそれぞれ無理のない範囲で出来ることをやる、ということになりますが、もし支援をお考えの方がいらっしゃいましたら、このリストが参考になれば幸いです。 ◆義援金窓口 2021年6月現在も受付中の義援金窓口のうち、こちらで把握できたものは以下の通りです。 なお本リストでは、公的機関や大手企業など、信頼のおける支援先であることが確実な窓口に絞って掲載しております。 支援募金に見せかけた詐欺なども横行しがちですので、くれぐれもご注意下さい。 熊本県全域に対する窓口: ・熊本県 令和2年7月豪雨に伴う義援金の受付について - 熊本県知事名義で開設された義援金口座。肥後銀行、熊本銀行、ゆうちょ銀行のいずれかから選べます。2022年3月31日まで受付中。 ・日本赤十字社 令和2年7月豪雨災害義援金 - 熊本県だけでなく、同じく被害のあった福岡県にも分配される義援金です。ゆうちょ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行のいずれかから選べます。2022年3月31日まで受付中。 被災各市町村などへの直接募金: ・人吉市 令和2年7月豪雨災害に係る災害義援金の受付について ・令和二年八代市豪雨災害緊急支援募金 ・くま川鉄道 - 銀行振込の他Yahoo!ネット募金からも支援できます。クレジットカード、Tポイント利用可。 ◆ふるさと納税による災害支援寄付受付 2021年6月現在、災害支援の名目でふるさと納税による寄付を受け付けているのは以下の自治体です。 ・人吉市 - シリーズ通して多くの舞台があり、今回市街地中心部を含む広範囲が浸水の被害に遭いました。 ・八代市 - 八代駅や近くの街並みが登場したほか、笠松橋やや坂本駅なども八代市内です。坂本周辺の被害が特に甚大なようです。 ・球磨村 - 松谷棚田や高沢地区など、山奥の風景が何度も描かれています。こちらも球磨川沿いのみならず、山間の小集落にも被害が及んでいるようです。 ・芦北町 - 肥薩線白石駅付近の鉄橋など、実はこの町も夏目友人帳に登場した地点があります。球磨川沿いのその辺りだけでなく、海沿いにある町の中心部でも大きな被害が出ているようです。 以下の自治体については、災害支援を名目とした寄付の受付は終了しているようです。しかし通常のふるさと納税でも、使途に災害からの復興を含む場合もあるようですので、引き続き掲載しておきます。 ・相良村 - 雨宮神社や晴山バス停など、各期のOPでお馴染みの景色が複数ある地域です。球磨川最大の支流である川辺川沿いで、やはり浸水被害などが起きているようです。 ・五木村 - 道路沿いにある祠や宮園橋などの景色が登場した地域です。こちらでも土砂災害などが起きているようです。 ・山江村 - 藤田商店や淡島神社などが登場しています。村内を流れる万江川の氾濫などによる被害が出ているようです。 ・錦町 - 田園風景や一武八幡などが登場しています。こちらも一部地域で浸水の被害があったようです。 ・あさぎり町 - あさぎり駅前やおかどめ幸福地蔵、ラムネ水などの各地が登場しています。こちらも一部地域で浸水や土砂崩れの被害があったようです。 ・多良木町 - 里の城大橋や劇場版で黒肥地地区が登場するほか、「蛍火の杜へ」にに多良木駅が登場しています。こちらも一部地域で浸水や土砂崩れの被害があったようです。 ・湯前町 - 今のところ作中に登場した地点はありませんが、市房ダム方面まで探訪しに行く際の休憩地点として立ち寄られた方も多いのではないかと思います。こちらでも一部地域で浸水や土砂崩れの被害があったようです。 ・水上村 - 「八ツ原」の景色として登場した地域です。作中にも登場した「祓川橋」が流されてしまうなどの被害が出ているようです。 ◆ボランティア受付 熊本県及び被災した各市町村の社会福祉協議会が中心となり、ボランティアを受け入れ中です。 熊本県社会福祉協議会によるボランティア情報特設サイトにまとまっているのでそちらをご参照下さい。 なおボランティアは原則登録が必要で、勝手に押しかけるとかえって迷惑になります。またほとんどの団体が新型コロナウイルス拡大防止のため、熊本県内や被災地近隣在住者に対象を限定している場合があります。被災自治体からの要請に沿った活動をお願いします。 ◆その他現地の情報について ・人吉市公式ツイッター ・球磨村役場facebook ・熊本県八代市 2020 豪雨災害情報サイト 以上いろいろな支援先を紹介しましたが、必ず何かしなければならないということではありません。何も出来ないからといって責められるものでもないですし、責めてもいけないと思いますので、そこは誤解なさらぬよう。 昨今世界中を騒がせている感染症のことなども含め、諸々の状況が落ち着いてから現地へ足を運ぶ、等でも良いと思います。 繰り返しになりますが、それぞれが出来ることを出来る範囲でやっていくのがベストだと思いますので。 今後も状況に変化があり次第あり次第追記していこうと思います。 |
「夏目友人帳 舞台探訪(聖地巡礼)」シリーズ5ページ目は、人吉盆地北側の山間部分け入っていく国道445号線方面、自治体で言うと「
445号線沿線エリアの風景は「人里とあやかしの世界の境目」といった感じのイメージ。相良・山江の各村にはまだ盆地の平地部が含まれているので多少「里」の雰囲気がある地区もありますが、五木や八代市東陽町あたりは完全に「山奥」です。夏目があやかしと一緒に、あるいはあやかしを訪ねて森の奥へ入っていく、なんてシーンは作中に何度もありますが、このエリアはまさにそんな森の入口、という感じの景色が多く使われている印象です。
2012年に発売された「PASH!」のムック本に掲載されたコメントから推測するに、ロケハン時にスタッフは人吉市街から国道445号線沿いに相良村、五木村と通り過ぎ、五木村の道の駅から県道25号線に入って大通越えから八代市東陽町を通って八代市街へ抜ける、という経路を辿ったものと推測されます。2016年に「伍」の制作が発表されたとき、もしかすると「肆」までで使われなかったこの沿道の景色が使われるなんてこともあるかもな…なんて思っていたら本当に登場したので、次の「陸」でも目が離せないエリアかと思いますw
掲載地点一覧
相良村:
雨宮神社|
Aコープさがら|
晴山バス停|
「続」OPの通学路|
深山橋
山江村:
人吉インター付近|
藤田商店|
淡島神社
五木村:
野々脇付近|
宮園橋|
大通越え
八代市東陽町:
笠松橋|
鹿路集落
イメージ写真:
森|
お堂、お地蔵様|
田園風景|
レンゲ畑|
石橋|
バス停|
ほうろう看板
その他エリアはこちら
雨宮神社
人吉市街地から445号線に沿って五木方面へ向かう順に関連地を紹介していきます。
最初に紹介するのはこちら、相良村にある「
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四期OP最初のカット。灯籠や手水は描かれてないので実際に行くとちょっと印象違いますけど、社殿はそのまんまです。 (撮影日:2012.01.08)
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小さい夏目が座ってたとこ。 (撮影日:2012.01.08)
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鳥居。この写真は「肆」の放映前に撮っていたんですが、放送始まったらOPで全く同じと言っていい構図が出てきてびっくりでしたwww (撮影日:2011.05.04)
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この階段を夏目が下りてきています。左側の賽銭箱とかそのまんまっすねw (撮影日:2012.01.08)
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石段。あやかしに驚いた夏目はここを駆け下りていきましたが、結構急ですw (撮影日:2012.01.08)
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下りたところ。 (撮影日:2012.01.08)
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鳥居に向かって左手側だけはOPのカットと一致しません。 (撮影日:2012.01.08)
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鳥居に続く道。ここはよく似ています。神社の由来が書かれた看板もあるので立ち寄った際には読んでみると良いかも。 (撮影日:2012.01.08)
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境内の全景。ここだけ木々に囲まれてまわりから隔絶された感じ。いじめられてた小さい頃の夏目が逃げ込むには確かに良い場所だったのかも知れません。 (撮影日:2011.05.04)
以下「肆」最終話のイメージで何枚か。
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(撮影日:2012.05.03)
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(撮影日:2012.05.03)
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(撮影日:2012.05.03)
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(撮影日:2012.05.03)
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(撮影日:2012.05.03)
OPと最終話の神社は話の流れ的に同じ場所のハズなんですが、キャプ画の方をよく見ると拝殿の細部が微妙に異なって書かれているんですね。OPの方は雨宮神社とほぼ完全に一致するのですが、本編最終話で出てきた方は屋根の上などの様子が異なります。
この神社、創建は不詳とのことですが1400年代頃からは記録に表れているそうなので、少なくとも600年の歴史はあるようです。→参考サイト
この神社はその名前が示すとおり雨乞いの御利益があるとのこと。ムック本などで公式に語られているものではないので違うかもしれませんが、もしかすると1期2話の「露神の祠」のモデルでもあるかもしれません。直接背景画のモデルになったわけではないでしょうが、設定上何かしらの参考にされた可能性は有るのではないかと思っています。
さてこの神社、周辺は田畑が広がる平地になっていますが、その中に突如こんもりと木が茂る小高い丘がある、というちょっと独特の景色になっています。この不思議な森を地元の人は「トトロの森」などと呼んでいるんだとか。昔の人もこの景色に神秘性を感じていたようで、今のようにお社が出来る前はこの森自体が信仰の対象だったのでは、とも考えられています。
アニメの舞台探訪的には、「絶対少年」で出てきた「頭屋の森」のモデルである、静岡県丹那盆地の「川口家の森」と景色の印象が似てるなー、というのが第一印象w あちらも作中では神秘的な場所として扱われていたので、やはりこういう景色を見ると何かしら人ならぬものの気配を感じてしまうのは日本人の共通観念ってやつなんでしょうかね。
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こんもりとした雨宮神社の森。ちなみに回りは一面のタバコ畑でした。 (撮影日:2011.05.04)
最後に作中に登場していない奥の方を紹介。
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拝殿の裏にある「三産くぐり」 (撮影日:2012.05.03)
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「三産くぐり」の先にある祠。 (撮影日:2012.05.03)
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Aコープさがら
こちらは2016年放送の「伍」で初登場した地点。雨宮神社の少し手前、相良村の中心集落にある「Aコープさがら」が伍・第10話で塔子さんが買い物をしていた「スーパー高居」のモデルと思われます。
Aコープの名の通りJA(農協)が運営しているため相良村の採れたて農産品とかも売られているので入ってみてもおもしろいかもしれません。
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Aコープさがら。作中の店名とは違って、別にお値段高そうではありませんww (撮影日:2017.01.15)
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晴山バス停
445号線をさらに奥へと進んでいき、そろそろ山奥に入ってきたかな、というあたりに有るのがこの「
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晴山バス停。似たような角度で撮ろうとすると隣の電柱がジャマだw (撮影日:2011.08.15)
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というわけでちょっと別角度から。雰囲気はこっちの方が伝わるかな? (撮影日:2011.08.15)
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「続」OPの通学路
次は同じく「続」OPで西村、北本、笹田が歩いている道。晴山バス停のすぐ手前、歩いて1分ぐらいのところから人吉方面を見た構図です。
この場所は今でこそよく知られた場所ですが、僕が2011年5月に探訪した数日前に周辺を巡られていたゆっきーさんが発見されました。たまたま通過したにしても、良く気づきましたね…
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寸分違わず。わりと感動の景色ですw (撮影日:2011.05.04)
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深山橋
晴山からさらに山奥へ入っていき五木村へ入る直前、国道から川辺側を挟んで反対側の山に大きな赤いアーチ橋が架かっているのが見えます。この橋は「深山橋(みやまばし)」というのですが、「参」の8話「子狐のとけい」で滋さんと夏目を乗せた列車が通過する橋のモデルになっているかもしれません。実際には道路橋なので列車は通りませんし、周りの山の様子も異なっているので違うかもしれませんが、橋そのものの形は完全に一致します。ムック本の記述からもロケハンスタッフは絶対にこの道を通過していることがわかるので、この橋を参考にした可能性は高いのと思います。
なお他にモデルになった可能性がある場所としては、南阿蘇鉄道の白川橋梁が揚げられます。こちらは実際に鉄道が通る橋で作中のように深い山の中に架かっていますが、橋の構造が作中で描かれているのとはわずかに異なっています。
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3期8話で出てきた鉄道橋のモデルかもしれない、相良村の深山橋。 (撮影日:2013.08.15)
※撮影ポイントは国道445号線上からになりますが、この先の五木村内にある瀬目トンネルが2017年9月末までの予定で工事のため通行止めになっています。そのため、五木村方面へはこの深山橋自体が迂回路に指定されており、案内に従って走ってしまうとこの光景は撮れません。撮影地点付近は通行止め範囲外ですが、五木方面へ向かうには一旦引き返すことになるのでご注意下さい。詳しくは熊本県のホームページをご確認ください。
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人吉インター付近
ここで一旦445号線からは外れて、相良村の西隣にある山江村の舞台を紹介。3期1話で登場した通学路のシーン。この背景は夏目探訪コミュでも諸説有るのですが、僕は山江村の人吉インター付近かなと思いました。
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田んぼの奥に土手みたいな段差の道があって、そのさらに奥に高架が通っている景色はよく似ていました。 (撮影日:2011.08.15)
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まぁ細かく見ると微妙に違うけどw (撮影日:2011.08.15)
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藤田商店
人吉市街地から県道17号線を万江川沿いにずーっと遡っていった先にある山江村の淡島地区にも2カ所登場地点があります。そのうちの一つが「藤田商店」というお店。LaLa全員サービスOVA「ニャンコ先生とはじめてのおつかい」で迷子の子ども達がおつかいの目的地にしていて、多軌と笹田も買い物をしていた「三ツ森ストア」のモデルはおそらくこのお店です。
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山江村の藤田商店 (撮影日:2014.08.16)
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黄色のひさしや自販機など細部までよく似ています (撮影日:2014.08.16)
テレビシリーズ本編でも実は登場しており、3期6話で夏目と名取さんが山あいの道で別れたシーンではこの藤田商店を横から見た風景が使われています。
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藤田商店脇から見た県道17号線。遠景の山の感じまでとてもよく似ています。 (撮影日:2014.08.14)
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淡島神社
2つめは藤田商店からほんの少しだけさらに奥へ入ったところにある「淡島神社」の周辺です。先ほどと同じ3期6話で夏目が名取さんと一緒に歩いているシーンで、橋を渡る二人がカーブミラーに映っている、という構図のカットがありますが、その橋とカーブミラーは県道から淡島神社へと通じる道にあります。
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背後の様子は違いますが、ちゃんとミラーに橋を映り込ませることができますw (撮影日:2014.08.14)
神社の境内には4期4話「代答」で、ヨビコが人間の女性・ヨウコをずっと見守っていた神社の古木にとてもよく似た木が生えています。PASH!のムックでは3期3話に登場した藤の木を連想させる、と紹介されていますがより見た目が近いのはこちらの回の方かと思います。
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左が割れてて右がうねっている古木、こう見るとそっくりです。 (撮影日:2014.08.14)
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反対側から見てもほぼ一致します。 (撮影日:2014.08.14)
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野々脇付近
ここからは再び445号線に戻り、五木村内にある舞台を紹介していきます。
五木村に入って最初の登場地点は「参」のOPで夏目が傘を差して歩いている場所のモデルです。2012年に発売された「PASH!」のムックで紹介されて明らかになった場所です。左側のガードレールの様子は異なっていましたが、右側の側壁の様子はよく似ていましたし、何よりこんなコンクリートで固められた壁の中に昔から有る小さな祠が残されているという大きな特徴が確かに一致していました。
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3期OP映像で出てくる五木村の野々脇付近の国道445号線。実際には歩道がないので夏目のように歩くのは危ないかも…w (撮影日:2014.08.16)
このシーンでは直後に夏目の脇をバスが通り過ぎていきますが、白地に青のラインが入った車体は現地を走る産交バスの塗装がモデルだと思います。実際にこの地点はバスの通り道になっているため、同じ車両が通過する景色も見ることができます。
※なお先ほど深山橋の項目で触れた瀬目トンネルの工事によりバスもこの区間を迂回しているため、2017年9月末(予定)まで実際にバスは通過しません。
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産交バスがモデルとおぼしきバス。撮影地は全然違う場所ですし、車種も中型のヤツですが、塗装が似ているのがわかるかと思います。 (撮影日:2017.01.15)
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PASH!のムックに載っていたような構図で。こんな整備された国道沿いにも祠が残されているのが人吉球磨らしい風景です。 (撮影日:2014.08.16)
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宮園橋
野々脇から五木村の役場がある頭地の集落を通り越し、さらにどんどん山奥へと入っていった先にある宮園集落にも登場地点があります。これもPASH!のムックで紹介されていた場所ですが、「続」第2話「春に溶ける」で夏目が雪うさぎに取り憑いたあやかしを頭に載せて歩いているシーンで登場した橋は、川辺川の上流部である五木川に架かる「宮園橋」がモデルだそうです。
ムック本で場所が明かされる前から現地をあちこち走り回って探していて、あさぎり町内にある橋が比較的近いかなと思っていたのですが、どうやら違ったようですw
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五木村の宮園橋。右手前に描かれている「工事中」の部分に相当する道路は実在しません。 (撮影日:2014.08.16)
この宮園地区は五木村でもかなり奥の方なので、ここまでわざわざ来たのならせっかくだし周りも見ておこう、と思ったのでいくつか紹介しておきますw
こちらはムックにも載っていた宮園神社。
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五木村の宮園神社。 (撮影日:2014.08.16)
神社の境内には高さ35mにもなる巨大なイチョウの木があり、「宮園の大イチョウ」として知られています。紅葉の時期にはライトアップもされるんだとか。参考サイト:五木村HP
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宮園の大イチョウ。大きすぎてカメラの視野に収まりきりませんでしたw (撮影日:2014.08.16)
五木村は、こう言ったら失礼かもしれませんが本当に「山奥」とか「秘境」とかそんな感じの形容しかできないような村ですwでもその分山都川の景色はとてもきれいなところでした。
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宮園の少し手前、横手公園にある吊り橋。山と川の景色がとてもきれいです。 (撮影日:2014.08.16)
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大通越え
ここはある意味イメージカット。八代市と五木村の堺にある「大通越え」。八代方面から笠松橋を経由して人吉へ入ろうとすると通過する峠ですが、この峠を貫くトンネルの上にある展望所からは、遥か彼方の海を見渡すことが出来ます。「続」の第5話「約束の樹」で、レイコに聞かされた海というものに憧れているあやかし・霧葉が木の上から海を見たシーンがありますが、その気分が味わえるかも?w
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霞んでてよくわからないかも知れませんが、八代海が何とか見えています。 (撮影日:2012.05.03)
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峠の様子 (撮影日:2012.05.03)
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駐車場もあり休憩も可能です。 (撮影日:2012.05.03)
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笠松橋
ここから先は厳密には「人吉球磨地方」を外れているのですが、相良、五木の445号線沿線各地とセットで行くとスムーズかと思うので、この頁で一緒に紹介します。
2期OPのタイトルが出るカットで夏目が歩いてる石橋。これは八代市の旧東陽村エリアにある「笠松橋」です。熊本を始め九州各地にはこのような石橋がたくさんありますが、この橋も明治2年(1869年)架橋とのことですので、140年以上もの歴史がある非常に古い橋です。夏目友人帳の舞台としても印象深いところではありますが、橋としても非常に美しい構造をしていると思うので、ただ見に来るだけでも価値のある場所ではないでしょうか。
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県道から橋を渡って反対側にある公園から撮ると完全一致です。 (撮影日:2011.05.04)
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ちなみにこの橋は普通に渡れますが、欄干無いので怖いですw (撮影日:2011.05.04)
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鹿路集落
参・第6話で夏目と名取さんが歩いていた鳥居のある山あいの集落のカットは八代市東陽町の
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木が生い茂ってて見づらいですが…県道から思いっきりズームするとそれっぽく撮れます。 (撮影日:2012.05.03)
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同じ回で登場したこのカットもこの集落のイメージかな? (撮影日:2012.05.03)
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イメージ写真:森
最後に「この場所は何話のこのカット」と具体的には言えないモノの、夏目友人帳の世界の雰囲気を非常に良く実感できる景色を探訪中いくつも見てきたので紹介します。場所は445号線沿線エリアに限らない人吉球磨エリア全体からチョイス。ほんと、人吉球磨地方をうろうろしていると、どこもかしこも夏目の作中の景色を見ているような気になるから困ります…w
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森のイメージ。一武八幡裏。 (撮影日:2012.05.04)
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森沿いの道イメージ。一武八幡裏。 (撮影日:2012.05.04)
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イメージ写真:お堂、お地蔵様
本編中でも何度も登場する古いお堂や祠も、とてもそれっぽいものが多数存在します。
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三日原観音のお堂。これもなんか出てきそうな雰囲気。 (撮影日:2012.01.08)
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天狗橋近くの毘沙門堂。この場所自体も出てきますが、お堂に着目するといろんな回で出てきたいろんなお堂のモチーフになっているような気も? (撮影日:2012.05.03)
道ばたにお地蔵様が鎮座している景色も時折描かれていましたが、これも実際に人吉球磨の各地で見られる景色です。
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道端の地蔵 (撮影日:2012.01.09)
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道端の地蔵 (撮影日:2012.01.09)
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一勝地駅近くの道端のお地蔵さん。とても夏目っぽい風景。 (撮影日:2011.05.04)
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イメージ写真:田園風景
夏目の通学路やにゃんこ先生を散歩させている道の景色として田畑の中を通る道がいろいろ出てきますが、これも具体的な場所は特定できていないものの、よく似た雰囲気の景色は至る所にあります。
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田園風景イメージ。錦町の一武農道。 (撮影日:2012.05.04)
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田園風景イメージ。人吉市の石水寺近郊。 (撮影日:2012.01.08)
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田園風景イメージ。人吉市の石水寺近郊。 (撮影日:2012.01.08)
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田園風景イメージ。肥後西村駅から橋を渡ってすぐの球磨川北岸。 (撮影日:2012.01.09)
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田園風景イメージ。あさぎり町免田西付近。 (撮影日:2012.01.09)
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イメージ写真:レンゲ畑
2期12話で夏目と多軌がアヤカシの少年・カイと一緒に花飾りを作っていたシーンでは田んぼや畑が一面のレンゲ畑になっている景色が描かれていましたが、5月の連休前後に人吉へ行くと、実際にあちこちの畑に植えられたレンゲが花を咲かせている、作中の雰囲気そっくりな光景をあちこちで見ることができます。
一例として天狗橋近くの田んぼの様子を紹介します。周囲の景色は一致していないので、この場所がこのカットのモデルというわけではないと思いますが、イメージはそのままでした。
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天狗橋近くの田んぼ。雰囲気出てます。 (撮影日:2011.05.04)
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ちなみに11月に撮るとこんな感じ。田んぼの景色は季節によって印象変わりますね~ (撮影日:2011.11.03)
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これはまた別の場所(相良村)で見かけたレンゲ畑。こっちも作中の雰囲気を良く味わえます。 (撮影日:2011.05.04)
このレンゲ畑は、田んぼが休眠する冬から春の期間、空気中の窒素を肥料分に変える「根粒菌」が多く付く性質のあるレンゲを利用して土に養分を補給するためのものだとか。同行した熊本県民の話によるとこのあたりでは春になるとよく見られる光景だそうで、小さい頃は作中でカイたちがやっていたように花飾りを作って遊んだりした経験も実際にあるので、このあたりの景色を本当に良く再現してるんだなと驚いたとのことでした。
夏目は春夏秋冬それぞれの季節が描かれてますが、この景色みたいに季節の風物詩も丁寧に再現されているとなると、探訪もそれぞれの季節に、年4回探訪しないといけないんでしょうかねww
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イメージ写真:石橋
肆・第4話で出てきた石橋は湯前町の下町橋という橋が似てるような気がしていたので行ってみましたが…微妙?でもやはりこういった古い石橋がそこかしこにあるのが熊本に限らず九州全体に共通する特徴かと思います。
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(撮影日:2012.05.04)
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下町橋全景。 (撮影日:2012.05.04)
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イメージ写真:バス停
2期OPの「晴山バス停」以外にも作中ではレトロな待合所を備えたバス停が幾度か登場します。これも特定の元ネタを見つけた訳ではありませんが、人吉球磨地方をあちこち回っていると何だか雰囲気は近いバス停を幾つも見ることが出来ました。
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これは五木村のバス停。比較に置いたのは1期5話のカットです。 (撮影日:2011.08.15)
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こちらは相良村の中松馬場バス停。待合所は今にも崩れそうな気配がしないでもない(何 (撮影日:2011.08.15)
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同じく相良村、雨宮神社近くの永江バス停。 (撮影日:2011.08.15)
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これは球磨村毎床にあった停留所。コミュニティバスかなんかのですかね? (撮影日:2011.08.15)
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イメージ写真:ほうろう看板
どんどんマニアックなネタになっていきますw 2期OPの一番はじめのカットに登場する看板にもちゃんと元ネタがあります。それがこの「カクイわた」と「だるまわた」の看板です。どちらも九州を拠点とする製綿会社で、九州各地にレトロな
この看板、注意して探していると建物の軒下などに結構残っているのを見かけます。OP映像のように壁に貼られているのは見かけませんでしたが、同じ建物に両方貼られている建物を人吉市内で見つけたので、代わりに紹介します。
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田町菅原天満宮から道なりに大畑方面へしばらく行ったところで見つけたこの建物。件の「カクイわた」以外にも様々な琺瑯看板が貼られていて一箇所だけ時間が止まったようになってますw こちら側にはカクイわたの看板が。作中カットでは名前がちょっと変えられていますが、にしても「カタイワタ」なのはさすがにどーなのよww「固いわた」とかイヤすぎるww (撮影日:2011.08.16)
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脇へ回ってみたら「だるまわた」も有りました。 (撮影日:2011.08.16)
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このカクイわたは全然別の場所、くま川鉄道湯前駅の近くで見つけたもの。意外と探せばあるもんみたいです。 (撮影日:2011.08.16)
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更新履歴
夏目友人帳舞台探訪記事全体リニューアルに伴いページ新設:2016.09.16
山江村の2カ所を追加:2016.11.16
Aコープさがら、深山橋、野々脇付近、宮園橋を追加:2017.01.29
イメージ写真:レンゲ畑の項目をPart2より移動:2017.02.01
写真に撮影日を記載:2020.09.26