「神霊狩/GHOST HOUND」 舞台探訪
探訪日:2007/12/29

冬休みに18きっぷで遠出したい気分になり、せっかくだから「神霊狩」の舞台である九州まで行ってきました。
この作品の舞台となっている九州北部の架空の町「水天町」は福岡県久留米市一帯をロケハンして作り上げたとのこと。
エンディングのテロップに「三潴町総合ボランティアセンター」と「浮羽郡人会21」という団体がクレジットされてるので久留米市三潴(みずま)町と隣のうきは市あたりが主なモデル地域なのかなと思いましたが、それでも範囲が広すぎ、手がかりも少なすぎる。
しかし、7話で太郎が入院した病院のある久間田の町は、観光地としても有名な柳川市をモデルにしていることは間違いない。
ということで、今回は柳川をメインのターゲットにして、一応三潴とうきはも巡ってみる、ぐらいの感じで舞台探訪に挑みました。
結果的に三潴とうきは周辺ではそれらしいけしきをみつけることは出来ませんでしたが、柳川では思った通りほぼそのまんまの景色が見つかったので紹介します。

<交通手段>
柳川市までは西鉄電車を利用。福岡・天神にある西鉄福岡駅から西鉄柳川駅まで特急電車で47分、830円。
(僕が実際行ったときは太宰府に寄ったあと三潴で途中下車とかしてるので時間はもっとかかってますが。ちなみに西鉄の乗車券は390円以上の区間(18km以上)なら途中下車可能なのでいろんなところに寄ることが可能です。)
柳川市内は柳川駅の事務室でやっているレンタサイクルを使いました。料金は時間貸しが1時間150円で以後30分ごとに50円加算。1日貸しは500円。
町中はどこも平坦で走りやすく、さらに市街中心部が駅から少し離れているので自転車で巡るのが最適だと思います。

柳川市の掘割
柳川市を含めた筑紫平野南部に広く一般的に存在する堀割。クリークとも呼ばれ、水上交通路や城の守りを固める掘としての役割や、上水道、農業用水路など様々な役割を持っていました。
道路網も上下水道網も整備された現代ではそれらの役割は薄れていますが、地域の観光資源として活用されています。

この写真は駅の割と近く、柳川橋と藤吉交差点の間の道(この辺)から撮影。
階段は川下り舟に乗り降りするためのものです。
 
上と同じ水路を藤吉から柳川橋方面に向かって撮影。この構図は、夜景ではありましたが作中に全く同じものが登場していました。
 
ところ変わって、北原白秋生家の近く、「水天宮」のあるあたり。(この辺)
後ろの建物も古めで、行った中では一番それっぽさを感じた景色です。
ちなみにこの界隈には柳川名物「鰻のせいろむし」の店が並んでます。
 
場所はどこだか忘れましたが、川下り舟がゆったりとクリークを進んでいく景色。町中をうろうろしてるといろんなところで何度も見かけました。
 
柳川橋や川下り乗船場の近く(この辺)にかかる、三柱神社参道の「らんかん橋」。
作中に欄干の赤い橋が映ってるシーンがありましたが、そんな橋は見て回った限りではここしかないのですが廻りの景色は一致せず。
他の地点もそうですけど、基本的にあまり再現度は高くないのかもしれません。


名勝・御花
旧柳川藩の藩主立花家の別邸として構えられた屋敷「御花」の迎賓館として建てられた「西洋館」。
太郎を病院に運ぶ救急車がこの洋館の前を通り過ぎてました。劇中でもほぼそのまんま。


今回の収穫はこれで以上。九州まで遠出したわりには収穫少なくて残念でしたが、柳川とかを普通に観光できたのでまぁよしとします。
水天町のモデルも、今回は西鉄三潴駅とJR久大本線うきは駅から徒歩で1時間の間に巡れる範囲しか見ていないので、どこか他の地区にはあるんじゃないでしょうか。
誰か見つけて(何)

更新履歴
初回記入:2008.01.05



戻る

昨日: 今日: