小巡礼・いろいろ

このページでは1作品につき数個以下の地点しか行ってないような小規模の探訪や、舞台探訪とは関係なく行った場所が後にアニメに登場したパターンなど、単独ページでまとめるには量が少なすぎる地点を一挙にまとめて紹介します。
紹介順は対象となるアニメの放映時期順です。

デジモンフロンティア 自由ヶ丘
2002年4月~2003年3月に放映された「デジモンフロンティア」で登場した東京都目黒区の自由ヶ丘周辺。
このアニメは見てはいなかったんですが、2002年の11月前半、話数にすると30~32話の頃たまたま見てみたら思いっきりこの辺が出てきてビックリした次第。
今でこそ札幌在住ですが、見た当時住んでた実家はこのアニメの主人公・神原拓也と同じく自由が丘駅から徒歩圏内なので、最早「見慣れた」を通り越して日常の景色がアニメの中に出てきた始めての例で、思えば所謂「聖地巡礼」をしようと思ったきっかけだったのかも。
しかし、そんな日常の場所ゆえわざわざ巡礼しようなんて気は済む場所が変わって頻繁には行けなくなってもなお起きず、ずーっと放置してましたが、今年はデジモンの新シリーズも絶賛放映中って事で、わざわざカメラ持って撮りに行ってきました。

そんなわけで、1話から早速登場している東急東横線/大井町線の自由が丘駅正面出口。
放映から4年以上も経ってしまった上に、最近はバリアフリー化工事が進行中で少々細部の様子が変わってしまっていますね。だから早めに撮っておくべきだったんだ(何)
1話の映像見て気づいた大まかな差異は、切符売り場の路線図が上下逆さになったことと、定期券売場「TECOプラザ」が移転したことぐらいですかね。
今でこそそうなってますけど、昔は確かにアニメの通りでした。

後このアニメ1話だけ改めて見ましたが、一瞬しか映らないような自由が丘駅近くの風景とか東横線渋谷駅の様子とかもかなり細かくに再現してますね。
それから本放送時にたまたま見た回に背景の建物に「自由書店」って書かれてた覚えがありますが、自由が丘には「自由書房」なる名前の極めて似通った書店が放映当時より実在したりもしますw
なかなか細かいね。

撮影日:2006.08.31


ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス 吉祥寺駅
2002年8月~2003年1月にかけて全6巻でリリースされたOVA「ジャングルはいつもハレのちグゥ デラックス」のエンディングで登場する、JR中央線/京王井の頭線の吉祥寺駅。
出口としては駅北側(サンロード側)の「中央口」です。
映像と角度違うのはご勘弁。人が居ない一瞬を狙って撮れた写真がこれだけだったもんで。

撮影日:2004.03.10
 
後日立ち寄ったついでに遠くから再撮影。
ちょうどエンディング映像と同じ雨の日だから雰囲気は近いかなw

撮影日:2004.09.29


スパイラル~推理の絆~ 朱鞠駅
2002年10月~2003年3月に放映されたアニメ「スパイラル~推理の絆~」に登場した「朱鞠駅」のモデルである、東京都世田谷区にある東急田園都市線/大井町線の二子玉川駅。
放映時期と撮影時期にズレがあるため看板のデザインが作中と変わってしまってます。
二子玉川なんて東京の実家からならすぐ近くだからそっちにいた頃は結構頻繁に行ってて撮影の機会はいくらでもあったのに行くたびカメラ忘れるもんだから・・・(何)

撮影日:2004.03.10


鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION 府中市内
2006年3月29日発売のOVA「鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION」に収録の「子ども篇」。これの舞台が水島監督の出身地である東京都府中市であるということは知っていたもののすっかり忘れており、別の用件で府中まで行ったのにその場で思い出したもんだから前準備も何も出来ずとりあえず記憶にあったこのマンホールだけ探してきましたw
府中駅周辺をうろついてるとマンホールはいっぱいあるのですがこの「ごうりゅう」と書いてあるヤツはあんまりありませんでした。
これは確か駅北側のメインストリートから一本入ったようなところで見つけたんだったかと。
まぁなんか宝探しみたいで面白かったですけどね。こんなにもマンホールばっかり注視して歩いたのは始めてでしたがw

ちなみにこのマンホールは府中駅前以外にも市内至る所に散在しているようです。
ただ、あまり多くないようなので結構探さないと見つからないかもしれませんが。
撮影日:2006.09.01
 
こちらは子ども達が「エドおじいちゃん」の家へ行く道を聞いてた交番。
京王線武蔵野台駅から徒歩数分のところにある、府中警察署車返(くるまがえし)団地駐在所。
アニメではヒューズに似た駐在員がいましたがw、行ったときは無人でした。
かなり再現度高いですね。

撮影日:2007.01.04


妖逆門-ばけぎゃもん- 遠野
2006年4月~放映中のアニメ「妖逆門-ばけぎゃもん-」の第4話「妖神社の巫女」で岩手県遠野市が登場してたので、ちょうどその年の夏は北東北を巡ろうと思ってたし、前々から「民話の里」として有名なこの町は是非一度訪れたいと思っていたこともあり、行って来ました。
というわけでまずは遠野の玄関口であるJR釜石線の遠野駅。アニメでは夜のシーン、主人公の三志郎が到着したところのバックになってました。
僕が遠野に着いたのはちょうどこの地域一帯の梅雨明け宣言が出て夏の太陽も照りつけまくる午後2時過ぎだったので、盆地であるということも相まってものすごく暑かったですが(爆)

撮影日:2006.08.03
 
2枚目は、アニメでは(あやかし)・「一角」が悪い妖怪達を封じるために置いたということになっている巨石のモデル「続石(つづきいし)」。
現実には「遠野物語拾遺」によると怪力で有名な武蔵坊弁慶が笠石(上に乗ってる石)を乗せたんだそうな。また「古代巨石文化の遺跡だ」なんて言う説もあるとか。

撮影日:2006.08.04
 
次も続石。違う角度から。
写真だとよく分からないかも知れませんが、相当デカいです。中央の空間には人ひとり入れるぐらいの大きさがあり、真下に行くと結構な迫力です。
この「続石」、2つの台石と1つの笠石から成っていますが、この笠石、ぱっと見は2つの台石に乗っかっているように見えますが、実は右側片方に絶妙なバランスで乗っており、左側の台石との間にはスキマがあります。
こんな巨石が杉林の中にぽつんとあるだけでも不思議なのに、よく見たら片側にしか乗ってないなんて、もはや「神秘的」と形容するに相応しい名勝だと思いました。

撮影日:2006.08.04
 
ちなみに僕は遠野市内を駅の隣の観光協会で行っているレンタサイクルで巡ったのですが、この「続石」は駅から8km以上(しかも登り坂)あり、「登り口」に辿り着いてもそこから更に山道を数百メートルの距離歩かねばならずかなりきつかったです。正直、真夏には行くもんじゃないw 秋とかの涼しい時期だったら気持ちいいぐらいなんでしょうけど。
なお、遠野市街から国道396号線を続石に向けて登ってくると、まず先に右の写真のような「ミニチュア続石」が置かれてるスペースが目に入り、更によく見るとそこの近くに「続石登り口」なんて立て札もあったりするのでここから行けばいいかと思えるのですが、実はこっちはある意味ハズレですので注意して下さい(笑)
確かに登り口ではあるのですが、実はこっちは「旧遊歩道」であまりきれいに整備されてなく、←のような道なんだかそうじゃないんだか怪しいような急坂を歩かされたりします(爆)
写真があることから察していただけるかと思いますが、僕は思いっきりこの罠にハマりました(爆)
現在の遊歩道は「ミニチュア続石」から更に先、「千葉家の曲がり家」方面へ進むとトイレ・駐車場完備で大きな立て看板と鳥居が立ってる立派な入口があり、そこから入ると道幅も広く所々階段もきちんと整備された歩きやすい道。帰りはそっちから下りましたが、まさに雲泥の差でした。
あと降りてきてから知ったんですが、この地域一帯の山ではクマが出るらしいという若干シャレにならないお話もあるので、もし行ってみようという方は間違っても旧遊歩道に入らないようにした方がいいと思いますw
 
最後にもう一つ。
この建物が直接のモデルというわけではないと思いますが、何度か出てきた「妖の里」に建ってる家の様式がこの「曲がり家」だったので紹介。
↑でもちらりと書いた、「千葉家の曲がり家」。現在もなお人が住んでおり、馬屋部分と住居部分のごく一部のみが公開されています。
馬が生活に欠かせない存在だった昔の東北地方の農家の基本スタイルだそうで、人間が生活する「母屋」と馬の居る「馬屋」が一つ屋根の下に繋がっているのが特徴。「曲がり家」の名の由来は見たとおりL字型に曲がっているからですが、これは母屋の側からから大事な馬の様子がすぐに分かるように、ということでだそうです。

撮影日:2006.08.04


更新履歴
初回記入:2007.03.11



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