俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 舞台探訪 |
探訪日(2期):2013/04/07
2010年10月にテレビアニメ版の放送が始まった通称「俺妹」こと「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」。
1期放送開始の直後から話題になっていましたし、後半の話数でもろに千葉駅が登場したのでご存じの方も多いかと思いますが、この作品の舞台となっているのは千葉県千葉市です。
この記事は1期開始とほぼ同時に公開をスタートしましたが、それなりの反響を頂いておりありがたい限りです。
2013年4月から始まった第2期に登場した舞台についてもここで紹介していきたいと思っています。
1期の記事はこちら。2期放送分でも全く同じ構図で登場している場所がいくつかあるので、こちらも合わせてご覧下さい。
2期登場分
1期から2年半、2013年4月よりテレビシリーズ第2期の放送が放送が始まりました。制作会社はAIC BuildからA-1 Picturesに変更になりましたが、舞台が千葉であることはもちろん変わりなし。1期でも登場したおなじみの景色も登場しますが、新たに出てきた場所も何カ所か。ということで、今回も1話見た次の日に早速探訪に出かけてきました。
まずは1話の冒頭とエンディングに登場した「千葉ポートタワー」から。これは今回が初登場となる場所です。千葉港に立つ高さ125mの展望タワーで、千葉県の人口が500万人を突破したことを記念して1986年に開業したそうです。回りにあまり高い建物がない中ぽつんとガラス張りの塔が立っていてなかなか不思議な景色を作り上げていましたw
1
冒頭の構図はポートタワーの下に広がる公園「ポートパーク」の野外ステージ近くから撮影したもの。それっぽい位置に日が沈んでいきましたw
2
1話エンディング(本来のオープニング?)でも同じタワーが出てきますが、こちらはタワー南西の人工海岸から。砂浜部分は実際の絵よりも少ないです。
ポートタワーは2期が初出でしたが、1期でもおなじみの景色も健在。京介たちの通う高校は1期と全く同じ構図で登場していました。あまりにも同じだったので今回は省略w
それから千葉公園も何度か登場していたおなじみの場所ですね。今期もやはり登場していますが、こちらは今までに無かった構図で登場していたので撮ってきました。エンディングで黒猫と京介が歩いているシーンでは桜が咲いていましたが、ぎりぎり散りかけとはいえなかなかそれっぽい雰囲気うちに写真に収めることが出来ました。蓮池ごしにモノレールを写すカットは6~7月までお預けですね。その頃また行きましょう。
3
1期でも千葉公園の池とモノレールという構図はありましたが、2期は別の場所から。1期の場所から時計回りに池を1/3周ぐらいしたところにある「蓮華亭」の前から撮った絵です。4月の時点ではまだ何もありませんが、梅雨の季節になると千葉市の華に指定されている「大賀ハス」が花を咲かせる名所として知られています。花自体もエンディングに登場していますね。
4
同じく1話エンディングで黒猫が池の畔に立っているシーン。これも同じ千葉公園の池。蓮華亭を池の反対側から見た感じです。
5
黒猫と京介が歩いていた場所。作中に書かれているとおりしだれ桜が咲いています。2013年は桜の開花が記録的に早く、加えて探訪前日に暴雨風雨があったためだいぶ散ってしまっていますがまあまあ雰囲気は再現できたのではないでしょうか。
6
千葉モノレールも引きつづき登場。1期OPでも出てきたおなじみの場所が今回も出てきました。でも、今期は描かれている車両が1期とことなり、千葉モノレールの新型車両「アーバンフライヤー」になっていましたw
7
桐乃とあやせが乗っていたモノレール車内もこのアーバンフライヤーがモデルのようです。
8
「アーバンフライヤー」全体像はこんな感じ。
千葉モノレール 俺妹ラッピングトレイン
作品中に何度も登場している千葉モノレールですが、1期の放送が終わったあたりからモノレール側からの作品とのタイアップが行われるようになりました。コラボ切符やオリジナルグッズの発売などいろいろ行われてきましたが、2期の放送を前についにラッピングトレインが登場しました。このラッピングトレイン、相当気合い入ってますw 車体側面全体に桐乃や黒猫のイラストが描かれているのは他のラッピングトレインにもよくあることなのである意味当たり前ですが、ここはそれだけに止まりません。車内広告も全て俺妹特別バージョンですし、路線図から携帯電話OFFの表示に至るまで、車内にあるありとあらゆる掲示物がほぼ全て俺妹仕様という凄まじい気合いの入りようww 俺妹ファンならこれだけのために遠方から訪れても損はしないレベルと言っても過言ではないと思いました。今回探訪のついでにこのラッピング車両も堪能してきたので、以下写真を沢山貼り付けたいと思います。
なおこのラッピング車両ですが、2013年4月現在、6月30日までの運行を予定しています。千葉モノレールには千葉みなと~県庁前と千葉みなと~千城台の2路線がありますが、運行時刻およびどちらの路線に入るかは日によって異なります。公式サイトにだいたい半月後ぐらいまでの運行予定が掲載されていますので、そちらを予めチェックしておくといいでしょう。車両撮影の際の注意書きもありますので、必ず確認してから堪能してくださいw 千葉モノレール公式サイト
9
側面は片側が桐乃、反対側が黒猫という構成。まずは桐乃サイド。
10
向かって左から順に。キャラのイラストと台詞がプリントされてます。
11
「アニメ化のソース」のイラストとか結構いろんなのが使われてますw
12
13
連結部を挟んで向かい合う桐乃と京介。この配置は絶妙!
14
2両目。
15
16
反対側の黒猫サイド。
17
18
19
桐乃サイドにも描かれてるモノレール制服姿の二人はコラボきっぷ第一弾のイラストです。
20
こちらも連結部の微妙な距離感がすてきw
21
22
運が良ければ千葉の堕天聖・黒猫と千葉のマスコット・チーバくんとの共演も見られますw
23
ここからは車内。ドア上の広告だけで無く「ドアにご注意」のステッカーまで俺妹とどこまでも芸が細かいです。
24
こちらも桐乃ver.だけでなく黒猫ver.があります。
25
車内広告もつり革も全部俺妹モード。
26
路線図まで。
27
各車両に1枚だけ紛れている「とある科学の超電磁砲」広告w 同じ電撃作品でモノレールが関係する作品と言うことで互いにコラボしています。ちなみに、「とある」シリーズに出てくる多摩モノレールのラッピングトレイン車内にも1枚だけ俺妹×千葉モノの広告が紛れていましたw
28
車内広告はこのようにキャラクターが千葉の名店や名所を紹介するという形式になっています。これは桐乃と黒猫だけでなくもっといろんなキャラが登場しています。
29
主題歌を歌うClariSの広告も。
30
連結部を通ろうとするとメルルに怒られます(何
31
最後に作中カットをラッピングトレインで再現してみましたw午後に撮ると車体側面に日が当たらないのでちょっと微妙な絵になってしまいましたが…w
以下は1期の時に公開した記事です。
2010年10月より放送が始まった「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」。
既に「舞台考察」コーナーで書いているとおり、この作品は千葉県千葉市が舞台となっていました。
放送見ながらリアルタイムで特定できたとなっちゃー、もう行かざるを得ないですよねww
というわけで、早速行ってきました。
※!注意!※
本作品の舞台には住宅街、および学校が含まれます。
カメラを持った人が長時間うろついているだけでも不審者と見なされる可能性が否定できませんので、探訪に行かれる方は十分な配慮をお願いします。
特に学校については、周辺に生徒が居る間は撮影を避けるのが無難と思われます。
何か問題を起こして作品に対するイメージを損なうことなどないよう、探訪者の皆様は節度有る行動をお願いします。
千葉都市モノレール関連 | |
まずは第1話最初のカット。千葉公園のボート乗り場近くからの撮影です。池の名前は「綿打池」だそうで。 池のある公園の向こうにモノレールが走っているという特徴的な景色からこの作品の舞台が千葉であることが一瞬で特定できた決定的なカットでもありますw |
|
同じくモノレールの写ってる景色ですが、こちらは2話から放送されたOPのカットから。千葉駅南側にあるそごうの前から見た構図です。作中の角度を完璧に再現するには、おそらくこの撮影地点の後ろに建ってるビルの中から撮る必要があるのかと思われますが、普通のオフィスビルっぽい感じなので断念。そもそも休日で閉まってましたし。 |
通学路 | |
京介と麻奈美の通学路も実在します。朝は麻奈美が京介を待っていて、帰りは二人が別れる地点。その場所は千葉縣護國神社の前です。標識もそのまんま。 | |
スクールゾーンのペイントが特徴的な道路もそのまんま。夕方に撮影しようとすると思いっきり逆光ですがorz | |
麻奈美が待ってたときの構図はこんな感じ。上の写真と同じ立ち位置でズームしただけ。 | |
下校時に京介と別れたときのカットはこんなん。このカットに関しては夕方に撮るのが作中の時間を再現してていいのかな?w | |
こちらも通学路。下校時に京介と麻奈美が並んで歩いていた場所。学校のすぐ近くの位置にありました。 |
京介達の高校 | |
最後は京介達の通う高校のモデル。まあ念のため敢えて実名は書きませんが、県立の某高です。横断歩道とかの配置角度は微妙に変えられてるかも?という印象でしたが校舎本体は完全に一致。聞くところによれば教室の様子まで完全に再現してるとか・・・ | |
生徒達が下校時に使ってた校門。電線の配置までほぼ一致したよw |
数は少ないですが比較的再現度高い背景画だったのでなかなか楽しい探訪でしたw
今後もこの周辺や、あと2話ではアキバも出てきたりしますし、原作通りに事が進むならもう一つのオタクの聖地・有明ビッグサイトなんかも出てくるはずなので探訪的な意味でも期待大ですねw
(2010.10.24追記)というわけでここからどんどん追記していきます。
3話でまた千葉の景色が何カ所か出てきたので、第2回探訪を決行して参りました。その成果をまとめて掲載。します。
第3話登場分(千葉公園、中央図書館、駅前の繁華街) | |
第3話で登場した地点の探訪です。2話も含めて秋葉原も景色も多数出てきますが、とりあえずは千葉のみで。 はじめは1話にも出てきた千葉公園。水面に映るモノレール・・・を再現してみようとしましたが流石に厳しかったですww |
|
池の畔のベンチでまったりする京介と麻奈美。なんというか、縁側でひなたぼっこ感満載(何 二人が座ってるのは右側のベンチです。 | |
麻奈美視点。 | |
きれいに晴れてたので実際にベンチに座って見上げてみた景色もそのまんま!気温もほどよかったし、しばしまったり感を実体験してましたw |
|
京介視点。「(膝枕を)ど、どうぞ・・・!」って言われても「・・・何が?」と言ってたシーンですw | |
「そろそろ行こうぜ」と立ち上がった京介を見上げる麻奈美の視点。 | |
そしてこっちが京介の視点。 | |
その後二人は図書館へ。実際に千葉公園の近くにある千葉市立中央図書館です。ちなみに地図見てたら県庁の近くに「県立」中央図書館ってのも有るみたいですが、そっちじゃないので注意w | |
場面変わってBパート、オタク趣味が父親にバレて家を飛び出していった桐乃を京介が追いかけて探し回るシーン。結構いろんな背景が出てくるんですが、特定できたのはここだけ。千葉駅東口。 | |
そして桐乃を見つけたのがここ。東口から線路沿いに続く道にあるアドアーズ。 | |
で、アドアーズ側から見た景色という感じに描写されてたのがこのカットなんですが、色々一致しません。「『松竹屋』はまあ松屋だろう」と思って近くの松屋を探したら、確かに近くにはある物の向かいではなく同じ並び。景色の方も何か微妙に一致しません。その上の「蛍光義塾」(もじるにしてもこれはないと思いますが・・・ww)の元ネタは「明光義塾」でしょうけど、これもこの位置にはありません。結構改変多めな作品みたいですね。 |
|
アドアーズの店内も太鼓の達人の向きは左右逆でした。 | |
また場面変わって、何とか一件落着した翌朝。京介と麻奈美の登校シーン。1話と同じく護国神社前で合流です。麻奈美を後ろから見たこのカットも何か一致しないなー |
|
しかしこっち向きは概ね一致。 |
|
反対側。 | |
二人は写真奥へ歩いていきます。 |
(2010.12.07追記)
第7話登場分(渋谷) | |
7話で桐乃が小説を書くための取材と称して京介と連れだってロケにやてきた渋谷の探訪。アニメ化会議の際、桐乃が「冒頭で渋谷とか出てくるんですけど、実在のショップとのコラボとかできませんかね?聖地巡礼とか?」なんて言ってたのは、制作側から我々舞台探訪者への挑戦と受け取りました(謎) そこまで言われたら行かざるを得ません(何) というわけで1カット目はハチ公前のスクランブル交差点。日本一有名な交差点と言っても過言ではないでしょう。アニメ的にはごく最近フジテレビ系列・ノイタミナ枠でやってる海月姫でも出てきました。 |
|
これまた超有名な待ち合わせスポット・ハチ公像。 | |
センター街入口ゲート。デザインは違いますがリアルにクリスマス飾り付け中。 | |
「渋谷駅前」の信号機。TSUTAYAの前にあるヤツです。 | |
ハチ公前広場側からTSUTAYA側を見た構図。奥の人混みの中に桐乃と京介が居る感じ。 | |
京介達をアップで映すとこんな感じの構図に。 | |
「あんた、ちょっとあそこの真ん中行って、車に轢かれてきて」「何でクリスマスの日にチェンジ肉片なの!?」 な構図w | |
桐乃が京介に3万のアクセを買わせようとした渋谷109。作中では108でした。煩悩か?(何) 作中カットを厳密に再現できる場所はなさげ。左に書かれている街灯の形は合ってますが位置が微妙に違います。 |
|
109前のスクランブル交差点。 | |
3万のアクセサリーを買ってくれないことに不服なご様子の桐乃さん(何 109の正面向かって右側にある階段下です。 | |
反対側、京介メインの構図はこんなん。 | |
再び桐乃側、ちょっと構図変えて。 | |
ここからはセンター街。今まで出てきたポイントはかなり実際の景色に忠実に描かれていましたが、このセンター街の景色は妙に多くの改変が入っています。まずこの街灯。街灯そのものの形はしっかり再現されていますが、背景のビルまで一致するところはありませんでした。 | |
連れ回されていい加減不機嫌な京介が「取材ごっこ」と言い放ったら、主人公の気持ちを体感するとクリスマスの寒い中水を被る桐乃。その現場となったのは作中では「Sister Mart」なるコンビニwがあるところですが、実際の場所は井の頭通りの宇田川町交番裏手にあるファミマ。しかしここの景色は大幅に改変されています。あとでもっと分かりやすい構図の写真が出てきますが、まずコンビニの建物の形がそもそも変わっています。それから、一番違うのが道の奥に見えてる景色。現実の様子とは全く違うのですが、完全に創作なのかというとそうではなくて、センター街の他の場所にあるものを多数ツギハギして作られています。このカットが一番顕著なので、キャプ画と比較しながら解説します。 | |
まず左奥に見えてるABC-MART。(青枠内) ファミマの角から2つ渋谷駅方面に行った角からならこのように左奥にABC-MARTを望めます。ABC-MART自体もビジョンがなかったりしてデザイン変わってますが。街灯の位置はそこそこ一致かな。 |
|
次に左手前に見えてるバーガーキングらしき店。(青枠内) これもこの場所にないだけで、センター街の途中に実在します。店の外観はあまり似てませんけど、ロゴの感じは一致。 他にもバーガーキングの隣の隣、京介の顔のすぐ下辺りに「Second Kitchen」なんて看板が見えますが、これの元ネタであろうFirst Kitchenもセンター街のやはり別の場所に実在します。何故ここまで細かく合成するのか、その理由がとても気になりますw |
|
本編に戻って、桐乃が水を被ってたシーン。 | |
それに驚く京介や周りの通行人。コンビニ側は改変の嵐でしたが、こちら側(交番側)はわりと忠実。 | |
コンビニのカットもこの辺だけは結構忠実。作中では右奥に「本」の看板が隠れてますが、これは奥にあるブックオフの看板と思われます。 |
|
突然の桐乃の様子に唖然とする京介。看板類が軒並み変わってるだけでまあまあ忠実。 |
|
先ほど書いたコンビニの建物自体の形が変わってるってのがよく分かる構図。実際にはコーナーが斜めにカットされてます。その斜めの角に向けて伸びてたはずの横断歩道をそのまま描いてるもんだから、作中では妙なところで途切れてますw |
|
水を被ったシーンの後シャワーを浴びるために入ったホテルも何か既に特定されてるらしいんですが、流石にそんなところまで探訪は出来ないのでw、ラストシーンです。クリスマスイルミネーションに飾られた通りを歩いている二人ですが、ここがまたよく分からず。イルミネーションできそうな街路樹が有るという点と街灯の形から判断するに道玄坂をモデルにしたことは間違いないと思うのですが、数カット有る背景のいずれも一致する場所が見つかりませんでした。とりあえず通りの雰囲気と街灯のサンプル写真って事で1枚載せときます。 |
(2010.11.23, 12.07追記) 8話では桐乃の書いた小説がアニメ化、ということで、文庫本の出版元である「雷撃文庫」=電撃文庫の編集部が有る西新宿のアスキー・メディアワークス本社とアニメの制作会社「アイス」=AICのスタジオがある中村橋なんかが登場しました。放送翌日に早速探訪してきたので、とりあえず速報版という形で写真だけ載せます。細かい体裁はまた後ほど整えます。
更新履歴
初回記入:2010.10.12
3話の図書館追加:2010.10.18
3話の千葉探訪を追加(18日更新の図書館の写真は差し替え):2010.10.24
8話探訪速報版を追加:2010.11.23
5話探訪@幕張を追加:2010.12.06
7話探訪@渋谷、8話探訪@西新宿を追加:2010.12.07
9話探訪@お台場を追加:2010.12.19
12話探訪@千葉&両国橋を追加:2010.12.25
12話探訪@箱根大涌谷を追加:2011.01.10
2期の記事を追加:2013.04.12