| あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 舞台探訪(聖地巡礼)@秩父 Part 5 |

・・・ということで、久々更新の「あの花」舞台探訪。今回は2011年10月9日(日)に行われた「龍勢祭り」のレポートです。
以前のレポでも紹介していますが、超平和バスターズの5人がめんまのお願いはこれではないかと作って打ち上げた「花火」は、秩父市吉田の龍勢祭りがモデルになっています。
龍勢祭りは
打ち上げられる「龍勢」は、作中では「花火」と形容されている龍勢ですが、構造的には「ロケット」に近いもの。竹の矢柄と松の火薬筒という伝統的な素材を用いて手作業で作られてはいますが、数百メートルの高さまで打ち上がるかなり大がかりなものです。別名「農民ロケット」なんて呼ばれることもあります。
今回の龍勢祭りでは、秩父が「あの花」の舞台となったことを記念して、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」と名付けられた龍勢が「超平和バスターズ」の名義で奉納されました。
龍勢作りの流派の一つ「翼天飛竜」の製作により作られた龍勢に、龍勢会館で募集されたあの花ファンの願いを書いたカード1123枚を乗せて空へと打ち上げられました。
まためんま役の茅野さんがゲストとして登場。打ち上げの前口上を述べられていました。
このページでは「あの花龍勢」を含む、龍勢祭り全体の様子を紹介したいと思います。
| 龍勢祭り |
先ほど書いたとおり龍勢は数百メートルの高さまで打ち上がるため、祭り開催中は櫓のかなり手前までが立入禁止となります。
祭りは朝8:30から。普通の花火(といっても朝なので音と色つきの煙だけですが)を合図にスタートし、すぐに最初の流派の口上が始まって1本目の打ち上げとなります。
打ち上げ前の口上は「東西、トーザーイ、ここに掛け置く、龍の次第は~」で始まり、独特の調子で今年の龍勢の見所を観客に伝えます。その間に櫓では龍勢が掛け置かれ、発射準備が整えられます。そして「椋神社に~御奉納~御奉納~」で口上が締めくくられると、いよいよ点火!轟音、白煙と共に龍勢が空高く打ち上がっていきます!
これでも充分すごいと思ったのですが、1本目のこの龍勢は実は成功とは言えません。打ち上がるまではきれいだったのですが、落下傘が開かず、本来ゆっくり下降しながら棚引くはずの色煙があっと言う間に落ちてきてしまっています。完全に成功させるのは実は容易なことではなく、今回30本の龍勢が打ち上げられましたが、上がったものの中でも半分近くは落下傘が開かないという不具合が起きていました。
とはいえ上がれば充分良い方で、中にはこんなのも・・・
作り方が悪いと、「ツツッパネ」と呼ばれる櫓での爆発が起こってしまいます。精魂込めて手作りした流派の人達は悔しいだけでなく、来年以降次にちゃんと上がるまで失敗を言われ続けるのでなかなか辛いんだそうです。
さて、いよいよ我々あの花舞台探訪者にとってのメインイベント、「あの花」龍勢の打ち上げです。時刻は13時ちょうど、祭りの真ん中、15番目の龍勢として打ち上げられました。
打ち上げ前の太鼓櫓にはあの花龍勢を作り上げた翼天飛流の皆さんに加え、秩父市長とゲストの茅野さんが登壇。お二人ともそれぞれコメントを述べられていました。
櫓の方の準備が終わると茅野さんによる口上がスタート。めんまの声とかでやるのかな?とも思いましたが、ここは伝統に忠実に、「東西、トーザーイ、ここに~掛け置く~、龍の~次第は~」というお馴染みの文句を、独特の調子もそのままに詠まれていました。茅野さんが詠むと何か歌ってるみたいでしたけどねw そして「椋神社に~御奉納~~」といういつもの言葉で口上が締めくくられると、いよいよ点火!あの花ファンの願いを乗せた龍勢は無事上がるのか、緊張の一瞬です・・・!
導火線の火を受けた龍勢は、始め白い煙を吐き続けるも、なかなか櫓を離れません。
しかしそれはあくまでも演出の一つ。櫓で煙を吐く姿を見せる「燃やし」という技法で、他の龍勢でも見られたものでした。慣れない観客の不安が良い感じに高まってきた絶妙のタイミングで、龍勢は空へ!白煙の尾を曳いて見事天高く昇っていきました。
打ち上げは無事に成功したので、あとは仕掛けが開くかどうかですが・・・観客の期待が高まる中、頂上に達した龍勢は予定通り仕掛けを起動することに成功!!赤い色煙と共に、超平和バスターズの6人に見立てた6基のグライダーが美しく宙を舞う姿を披露してくれました。
落下傘も無事に開き、色煙を棚引かせながらゆっくりと地上へ降りていきました。
あの花龍勢の前の14本では成功も失敗もどちらも見てきたのでこの龍勢はどうなるのか、期待と不安でいっぱいだったのですが、文句のつけようのない大成功で本当に見事でした。ゆっくり降りてくる矢柄とグライダーを眺めていたら、感動で胸が熱くなりましたよ、マジで。こんな素晴らしい龍勢を作り上げてくれた翼天飛流の皆さん本当にありがとうございました!
なお今回打ち上げられた龍勢ですが、仕掛けのグライダーや一緒に打ち上げられたメッセージカードは回収されて今後龍勢会館にて展示されるとのことです。それに先んじて、運良く会場で回収されたばかりの仕掛けを間近に見させていただくことが出来ましたので、ここに紹介したいと思います。
あの花龍勢のあとも祭りは続き、日もだいぶ傾いた夕方5時までの間に、合計27流派、30本の龍勢が打ち上げられました。
龍勢祭りは秩父内外から10万人もの人を集めるとても大きなお祭りではありますが、会場に漂う雰囲気はとても素朴で、本質的には地元の神社の秋祭りなんだなという印象がとても強かったです。口上や太鼓を地元の小中学生がやっている流派があったり、「今年100歳になったおばあちゃんの健康を祈願して」と銘打って奉納された龍勢もあったりと、非常に地域のコミュニティに密着したお祭りであるようです。あの花の作中でのように「めんまの願いを叶えるために奉納」というのが実際に有ったとしてもそんなに不思議ではないかも知れませんねw 今回の超平和バスターズ龍勢が実現したのもそんな雰囲気があったからこそ、かもしれません。
以上、今年の龍勢祭りレポでした。
なお今回準急鷲羽さんはじめ関係者の方々には大変お世話になりました。改めてお礼申し上げます。
・・・来年2012年もコラボしてくれないかなー(ボソッ ほら、夏にもう一度フェスやることも決まったでしょ?w
更新履歴
初回記入:2011.10.15



























