世紀末オカルト学院 舞台探訪 Part 2 皆神山、長野市街、浅草編
探訪日:2010/09/18(善光寺)、09/19(皆神山)、10/11(浅草)

Part 1 松代市街地編」に引き続き、「世紀末オカルト学院」に登場した松代の皆神山周辺と、長野市街(駅前、善光寺)、および最終話で出てきた東京・浅草の舞台探訪レポをお送りします。

皆神山は松代の市街地南西部にある山で、人工的に作られたかのような形をしているため「日本最大のピラミッドではないか」といった説も実在するようなオカルトとは縁の深い山。そのためか作中ではこの山の頂上にオカルト学院こと「私立ヴァルトシュタイン学院」が存在するという設定になっています。
駅から登山道入口までは約4kmの道のり。駅で借りたレンタサイクル使って30分もかかりません。ずーーっとなだらかな上り坂でひたすら漕がないといけないのが微妙に辛いですがw その分帰りは全く漕がずに半分ぐらいの時間で帰って来れますけどねww

一方の長野市街では長野駅前と善光寺が登場。長野といったらやっぱり善光寺ですね。現在地に最初に本堂が建立されたのは西暦644年と1400年近くも前!以来このお寺の門前町として栄えたのが長野市、という歴史があります。ご本尊は秘仏とされていますが、6年に一度「御開帳」され、その際には多くの人が参拝に訪れるということでも有名なお寺です。
作中では善光寺本堂とその手前の仲見世などが登場しています。

(2010.10.13追記) 長野の探訪から帰ってきて最終話を見たら、わりと見慣れた東京・浅草の景色が登場。
近場だし何よりシーン的にかなり印象深い物だったのでこれは行っておかんとなと思い、早速行ってきましたw
探訪時間が遅く、暗くなってしまったので画面の印象がちょっと違いますが、とりあえず掲載します。

舞台はエリア別に紹介。各エリアの項目へはしたのリストからジャンプできます。

各エリアの項目へジャンプ:皆神山長野駅前善光寺浅草



皆神山
 皆神山探訪は登山道入口からスタート。木に隠れてしまっていますが左端に写ってる看板には「皆神山ピラミッド参道入口」と書かれています。「本気かよ!w」とつっこみたくなりますが、この看板他に3箇所ぐらいありました・・・w 松代と上田市真田を結ぶ県道沿いにも同じ看板がありますが、そこから参道入口と示された方向に入っていった先にあるのがこの看板。作中では8話でマヤが亜美の待つ皆神神社へ急ぐシーンで登場。
 ちなみにこの直前のシーン(マヤが文明と別れるシーン)では道ばたに「たぬきとびだし注意」という特徴的な看板が立っているという箇所が登場するのですが、周囲を一回りしてみても発見できませんでした。実在するなら是非撮りに行きたいんですけどねぇ~
 
 続いて皆神山頂上へ向かう道。頂上までずっとこんな感じで車の通れる舗装道なので歩いて登るのは容易です。登山道入口から途中にある岩戸神社までゆっくり歩いて10分ぐらい、そこから頂上までは20分ちょいといったところです。
 
 同じく登山道。美風さんの車が華麗にドリフトしてたシーンはこんな感じw
 
 登山道の途中にある岩戸神社。作中では天戸神社という名前になっており、皆神山の地下への入口という設定になっていました。ちなみに看板の位置が作中では左右逆になっています。
 
 看板。作中での地下への入口という設定の由来となった「ピラミッドの入口ではないか」という説が記されています。この辺はアニメ本編とシンクロするオカルト的なネタが普通に存在してるので探訪するのが楽しいですw
 
 祠の内から外を見た図。
 
 祠の内部。作中では美風と文明の二人が悠々立って歩けるぐらいの空間として書かれていましたが、実際は辛うじて立てるかどうかぐらいの高さしかありません。
 
 岩戸神社からさらに登って皆神山の頂上にある皆神神社。8話でケンカしてたマヤと亜美が仲直りするために訪れたら、チュパカブラの大群に襲われた場所です。
 ちなみに作中では皆神山の頂上にはヴァルトシュタイン学院があることになっているのですが、じゃあ皆神神社はどこにあるという設定なんでしょうか?w ある意味ちょっとしたオカルトですw
 
 登山道から見た皆神神社山門付近。作中では山門がもっとよく見えてましたけど、実際にはこの通り結構木々に埋もれてます。
 
 山門。
 
 本殿前の狛犬さん。
 
 常夜灯。
 
 本殿前。亜美が待ってたのはこの辺。
 
 本殿前から山門の方向。
 
 なかなか現れないマヤを待ちかねている亜美。
 
 亜美の視点で見た山門。
 
 こずえが座ってる階段。
 
 マヤがやってきて亜美と対峙。
 
 境内に何本もある大木。
 
 マヤが立ってる辺り。
 
 決闘だと思いこんだこずえが二人の間に割り込んでいる様子を写したときのカット。
 
 から回りして神社から一人走り去っていくこずえの図。
 
 山門付近に置かれた大きな臼。祭事に使われる歴史あるモノのようです。
 
 本殿脇から奥へ登っていく途中にある碑。何が刻まれているのかと思えば関東大震災や第二次大戦の日本の敗戦を「予言」したとか言われている出口王仁三郎の句でした。またオカルト!w
 
 本殿正面。互いに切り出せなくて気まずい感じのマヤと亜美のシーン。
 
 巨大チュパカブラに亜美がさらわれたときのカット。本殿右側には天満宮があり赤と青の「学業成就」の幟が多数並んでいます。

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長野駅前
 ところ変わって長野市街。
 まずは長野駅周辺。1話冒頭でマヤがオカルト学院へ向かうため新幹線で長野に降り立ったシーンで登場します。このカットは駅前の通りを少し行ったところにあった、善光寺の参道入口のゲート。過去形で書いてますとおり、現存しません。舞台探訪的に大変タイミングの悪いことに、放送スタート直後ぐらいの時期に撤去されてしまったようです。
 じゃあなんでこんなアングルまでほぼピッタリな写真があるのかというと、放送直前の7/3(1話放送の2日前)にデュラララ!!最終話探訪で直江津駅まで行ってきたついでに時間の余裕を利用して善光寺に行ったときたまたま撮っていたから。オカルト学院だけに宇宙エネルギー的な何かの導きでもあったのでしょうかね(何)
 
 駅前にあるオフィスビル「ウエストプラザ長野」。
 
 作中では街頭ビジョンになってて「ノストラダムスの予言スペシャル」とかが流されてましたが、実際にはただのポスター広告です。
 
 マヤが電話を掛けてたシーン。長野駅の新幹線改札を出て善光寺口へ降りていく途中です。
 
 善光寺口の外。左端に見えてるのはバス停の屋根ですが、マヤはここからバスに乗って松代へ向かったんですかね。ちなみに長野駅から松代まではバスで30分、600円です。
 この次のカットは駅前を上から見下ろした構図ですが、これは多分ホテルサンルート長野の上の方から撮ったものと思われます。しかしこのホテルも2010年8月にウエストプラザ長野隣の新店舗に移転してしまったという・・・参道入口のゲートといい、最早オカルト的な勢いで聖地が変化していますね(何
 
 これは10話のあかりちゃんの回想シーンで出てきたクリスマスイルミネーションに彩られた夜の長野駅前を再現した写真。松代からバスで帰ってきたらちょうど暗かったので時間帯合わせて撮影してきましたw

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善光寺
 ここからは11話で登場した善光寺周辺を紹介。探訪は本堂からスタート。善光寺の本堂は何度も火災に遭っているそうですが、現在のものは今から300年前、江戸時代の1707年に建てられたものだとか。ちなみに国宝です。
 
 本堂の階段。マヤと文明が座ってたとこです。
 
 美風に「魔女を殺しましょう」という”誘惑”を受け心が大きく揺さぶられ、ボーッとしている文明。ノストラダムスの鍵と踏んだ古代のお面もハズレで意気消沈して「・・・帰るか」と立ち去っていきます。
 
 そんな事情を知らないマヤは文明を元気づけようと、↑の写真に写っている仲見世のいろんな名物を食べ歩きに繰り出します。最初に訪れたのは信州名物の味噌を使った「みそソフトクリーム」がウリの「すや亀」。仲見世の一番端・仁王門近くに有る店です。
 
 これがみそソフト。300円です。味は・・・敢えて書きません(爆
 
 二人が座ってたイス。後ろの価格表とかまできっちり再現されてます。
 
 文明視点でマヤの座ってる方向。
 
 マヤ視点で文明の座ってる方向。
 
 二人を後ろから。
 
 次に来たのはおやき屋。4話で出てきた松代の真田宝物館向かいにあるのと同じ「門前おやき」の店です。「すや亀」のすぐとなり。
 非常にどうでもいいことですが、僕は7/3に善光寺に来たとき、この店でおやき買いました・・・(爆)偶然が重なりすぎててホントにオカルト的な何かがあるんじゃないかって気がするよ!ww

 おやき屋の次は十割そばの店ですが、ここは店内シーンということもあり特定できず。おやき屋の向かい側にあるそば屋がモデルという噂もありますが・・・?
 
 次にマヤが薦めてきたのは七味と白桃ジュース。そこらの土産物屋でたくさん売られてますw その時の背景は仲見世を善光寺側の端あたりから見た景色でした。
 
 最後は酒まんじゅう。しかし完全に一致する店はありませんでした。というかそれ以前に、仲見世でよく見かけるのは酒まんじゅうではなくここに写ってる「ごまみそまんじゅう」とか「そばまんじゅう」ってやつなんですけどね。酒まんじゅうの老舗つるやってのは仲見世よりずっと手前(長野駅寄り)にあります。
 
 話の区切りで写された時計塔は参道の途中、大門交差点付近にあります。
 
 探訪最後のスポットは、ついに耐えきれなくなった文明が美風さんに言われたことをマヤ本人に言ってしまい、ケンカになった場所。善光寺参道の途中にある「植木商店」。場所はやはり参道途中、新田町のTOiGO(旧そごう)の隣。
 
 植木商店を正面から。作中では「直木商店」でした。
 
 文明達はこっちの方向から歩いてきたように書かれていましたが、こっちは善光寺と反対側なんだよね・・・
 
 文明から見たマヤが立ってる方向。作中では植木商店の道を挟んで隣の店に「わ」という特徴的な看板が描かれてましたが、その店が閉店してしまったようで実際には白い看板跡があるのみでした。
 
 最後、文明がマヤにヒールでげしげし蹴られてるカットはこんな感じ。

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東京・浅草
 美風達黒魔術勢力から身を隠すため、教頭の魔法でマヤの父・純一郎が飛ばされてきたのはこの場所。学長は「ここは、どこだぁ──??!」と叫んでましたが、「ああ、浅草の吾妻橋ですね。」と即答しました(何
 この次に登場した吾妻橋全体を見渡すカットを撮り逃したのでまた撮りに行きます(何
 
 魔法で転送されてから「世界が滅亡」するまで純一郎が何をしていたかが語られるシーンにて登場したカット。吾妻橋東詰にあるすみだ観光案内所の看板です。
 
 滅亡したあとの世界。左の高速道路の高架は崩れ去っていますが奥に見えてる橋は多分駒形橋。ってことはこれもやはり吾妻橋から見た構図ってことになります。
 
 最後はエピローグで出てきた場所。文明の活躍により全てが終わり、無事「滅亡していない未来」を取り戻した世界が描かれます。その時の景色もやっぱり浅草。雷門から仲見世を抜けた先で浅草寺参道と交差する伝法院(でんぼういん)通りです。
 最初のカットは通りの中程にある駐車場前から浅草二丁目交差点(東側)を見た画。着いたら暗くなってしまっていて作中のイメージとは違ってしまっていますが・・・
 滅びていない未来の世界ってのを、現実の今の日本において「明るい未来の象徴」って感じのスカイツリーを描いて表現するってのはなかなか憎い演出ですね。
 
 同じ場所から反対側(西方向) 「氷」の旗まで完璧ですw
 
 文明によって取り戻された滅亡しなかった未来を目の当たりにして呆然とする純一郎。
 
 マヤからの電話を受ける純一郎。作中の「茨城屋」は「栃木屋」だったのねww
 
 それまでのことを「ちょっと・・・お茶してた」とごまかす純一郎。後ろの喫茶店は実在せず、実際は駐車場です。
 
 感慨深げにマヤと電話する純一郎のカット。後ろの看板も忠実に再現されています。

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以上、「世紀末オカルト学院」舞台探訪レポでした~
この作品の舞台となった場所はホントにどういうわけかここ1年以内、最短で2日以内wwに行ったばっかのところがやたら多くて見ながら笑うしかなかったんですがw、松代も長野もいざ再訪してみてもなかなか楽しめる街でした。
特に松代は古い建物や白壁の続く道、互い違いになった交差点など城下町の風情があちこちに色濃く残ってて面白い町です。
真田宝物館も展示品が多くて見ごたえのある博物館ですし、改装工事の終わった真田邸はもちろん、隣の文武学校も江戸時代の空気を感じられて大変興味深いスポット。
オカルト学院の作品そのものとは関係なくなってきますが、観光地としてかなりおすすめです。
探訪的には時間切れで結局水門とかミステリーサークルのとこ行けなかったのが悔やまれますが、事前調査では不明だった11話の「魚政」周辺を現地を歩いて自力で発見できたりもしたのでこちらも楽めたので、かなり充実した旅行でした~。


最後におまけ。浅草の撮影を終えたあと銀座線で秋葉原へ行ったら、最近話題のオカルト学院BD/DVD巨大広告がまだあったので撮影。

この構図で撮るのがお作法ですよね(何)


更新履歴
初回記入:2010.10.07
浅草追加:2010.10.13



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