.hack//Liminality 高山探訪記 ~Λ悠久なる 文化の 高山都市~

 高校の時の部活の友人がら、なぜか下呂温泉へ行こう!という企画が出されたため、参加を表明。
ついでに「そこまで行くなら行かなきゃ勿体ない!」という思い半分、「Liminality名所探訪」という野心半分で高山行きを提案。
了承してくれたので無事GO!、ということに相成りました。

 この旅行の企画者曰く、「今回のテーマは非殺伐・まったり旅行(何)」だそうですが、費用面から交通手段は18きっぷで各駅停車(爆)岐阜までは夜行「ムーンライトながら」使用(爆)
しかも、決断がちょっと遅れたために「ながら」の指定席取れず(爆死)
そんなわけで、小田原から設定される自由席に乗車しなければならないという事態に。
この「自由席」は、東京から小田原より前の各停車駅から乗車する人には「指定席」として売られているので、指定が取れないと言うことは小田原到着の時点ではもう満席確定(爆)
岐阜まで、車内で一夜を明かさないといけないというのに座れないのはなぁ・・・・

そんな感じでいきなり旅の頭の部分から不安要素を抱えたスタートとなりました(爆)


東京→高山間の道中

上記のような理由から、「ムーンライトながら」へは小田原駅から乗車しないと行けないので、小田原駅までは各自で向かい、ホームで集合しようということに。
「ながら」が発車するホームで同行する他の2人と合流。
ちなみにこの二人は.hackを知りません(爆)

そして数十分後、「ながら」到着。
ホームには同じように自由席を待っていた人がずらっと居たがそれらが一斉になだれ込んだため、座るどころか、通路にも人が溢れ場所を移動することすら出来ないような混雑に(爆)
・・・こんなんじゃ寝れるわけねぇ。
せっかくの高山が楽しめないじゃないか(何)
「ながら」の自由席は「スラム街」と揶揄されるそうだけど、その理由がイタイほど、身に染みてよーーーーーくわかったわ(爆死)


しかし乗客の流動ってのは良く分からないもんで(何)
深夜2時とか3時とかなのに、途中停車する熱海とか沼津とかで意外と人が降りるのね。
運良くぼくが居たすぐ近くの人が沼津で降りてくれたので、回りの数人がハゲタカの如く狙って居たがそいつらを制して席を確保(何爆)
同行してる2人には申し訳ないが座らせていただく(何)
あー。だいぶ楽だわ(爆)
やはり通路に座り込むのと何か比べられないね(爆)

・・・しかし、この電車電気消えないから結局寝れないことには変わりない(死)。
明け方までチャットやってるときとか同様眠いんだかもう眠くないんだかわからんまま朝を迎え、6時頃名古屋に到着。
乗った車両は名古屋で切り離されてしまうため、大垣まで行く前の車両へと移動し、岐阜まで乗車。

6時41分、岐阜に到着。
ここで高山本線の高山行きに乗り換え。
2両編成のディーゼルカーだったけど、車内はそんなに混んでおらず、今度は余裕で3人分の席を確保。
ここからほぼ3時間まったりと車窓を眺めつつ座ってれば待望の高山に着くわけです(何)

岐阜を出ると「各務ヶ原」とか「坂祝」とか素直には読めない駅を通って美濃太田に到着。
ここまでは結構車窓に町並みが続いて居るんですが、美濃太田を出ると急に地形が険しくなり、車窓は渓流と道路と山のみに。
こんな景色がずーっと続き、ぽつぽつと家が建ってきたかなーと思うと駅に到着、というのが繰り返されます。
天気が良かったせいもあり景色としては結構綺麗だったんですが、ずっとこんな山深い景色が続いてるけど、本当に高山みたいな街が有るのか?!(爆)と思ってしまいました(爆)
実際、「あぁ、町っぽい」と思えたのは下呂のあたりだけでしたし。
下呂を過ぎたら過ぎたでやっぱりまた山の中だし。

しかし、岐阜を出て約3時間後。突然家並み出現(何)
かと思ったらすぐに高山到着。
何だこの急展開(何)
まさに、「忽然と姿を現した」という感じ。
さっきまで上の写真のような景色だったのに、トンネル抜けた途端いきなり平地が広がって町並みなんだもん(何)

そんな感じで10時過ぎに高山駅到着。
ついにやってきました飛騨高山。
ここから街に繰り出せばLiminality3巻で見た景色がごろごろ転がってるわけですね(何)

ちなみに見てのとおり標高は573mだそうな。
・・・あれ。思っていたより高くないな。
途中の景色があんなだからもっと700とか800とかあるかと思ってたけど、意外と登ってなかったのね。
札幌の藻岩山が531mだけど、それと大差ないやん(何)
東京の高尾山が599mだから、それより低いし(何爆)

さて、駅を出て、駅前のレンタサイクル(1時間200円)で自転車を借り、大きい荷物はそこで預かってもらい(自転車借りると無料)、いざ名所巡りへ出発!

札幌から東京に帰省してくる前に、しっかりとLiminalityのDVDから要所をキャプチャーして紙に印刷しておいたし、さらにはそれらの名所旧跡が一体どこにあるのかも調査済み。ぬかりはないわ(何)
と言うわけで早速、駅から一番近くにある「飛騨国分寺」へ行くことに決定。
そのあとは大方高山の町を時計回りにぐるーっと一回りする感じの経路で巡る計画で。

さて、ここからが本題なわけですが、その前に読む上で役立ちそうなものを一つ。
「飛騨高山観光協会」のホームページにある、「イラストマップ」。
行ったところはほぼ全部掲載されてるのでどんな感じで回ったのかの参考にでも。

飛騨国分寺

駅から自転車で数分。
ちょっと入る道を間違えたため山門からではなく裏口っぽいところから入ることになりましたが、あっという間に到着した「飛騨国分寺」。
「Liminality」では、「飛騨の里」で徳岡と京子が合流した直後に、京子の携帯にヘルバから「大工の娘が眠る場所までご足労願いたし」というメールが着信してきたためやってきた場所。要するに作品の方でも「高山巡り」のスタート地点な訳ですね。
これは奇遇だ(何)

この寺は、室町時代に聖武天皇が日本中に仏教を広めて国を治めようとしていた時代、全国各地に建立された「国分寺」の中の一つだそうで、かなり歴史のあるお寺です。建立当時(1250年前)の塔そのものは残っていないけど、その台座となっていた石組みは現在も残っているそうです。行ったときはまだそのこと知らなかったから今回は見なかったけど。

まず最初に見つけたLiminality登場ポイントは上左の写真。「濃飛バス」というこの辺一帯で幅を利かせてるバス会社の「国分寺」バス停です。
リミナでも国分寺に場面が変わったとき最初に出てきましたな。

そして入るとすぐ右手に三重塔(右の写真)。
こちらもリミナにもちゃんと出てきました。
リミナの場面と似た構図で撮ってみましたがいかがでしょ?(何)
ちなみにこの塔は、江戸時代に建て直されたものだとか。

左の写真は巨大なイチョウの木。三重塔の写真の左端に写ってる枝もこの木の枝。
見たとき「うっわ、でかっ!」と思わず声を上げるほどだったんですが、この木なんと推定樹齢1250年だそうです。建立当時から有るのか・・・
目の高さの木の太さ(目通り)約10m、高さはなんと37mもあるそうな。
そらデカいはずだ・・・
国指定の天然記念物らしいです。

そして、何を隠そうこのイチョウの木こそが「大工の娘が眠る場所」。
建立当時、今はない大塔を建てるとき、大工の棟梁は柱に使う材木を間違えて短く切ってしまい困り果てていましたが、棟梁の娘・八重菊の考えから「枡組」(※)で足りない分を補って塔を無事完成させたそうです。しかし、「国分寺の塔を建てた名工」としての名声が高まると、棟梁は枡組で補ったという秘密を守るために娘を殺し、境内に埋めたそうです。その時、傍らに植えられたのがこの大イチョウなんだとか。
ちなみにこのイチョウ、母乳の出ない母親がこの木の前でお参りをすると母乳の出が良くなると言う言い伝えがあるために「乳イチョウ」とも呼ばれているそうです。
Liminalityで京子が言ってた「高山はフォークロアの宝庫」ってのの一端を早速垣間見ることが出来ました(何)

※「枡組」・・・屋根と柱の間にある飾りのようなもの。こんなん


参考資料:飛騨国分寺ホームページ


さて、次に向かうのは、ここの前の道をずっとまっすぐ行けば行かれる「高山別院」がいいかな?ということで、「安川通り」(国道158号線)を一路「かじ橋」方面へ。


かじ橋

上の方にリンクを貼った観光協会の地図を見てもらえれば分かると思いますが、高山は町の中に川が数本流れているため、至る所に橋が有るんですが、特に「宮川」は市街地のど真ん中を貫いているので橋だらけです(何)
さて、橋と言えば気になっていたのが、Liminalityで二人が国分寺を出た後行った変な像のある橋。
ネットで事前調査をしたけど、その橋がどこにあるか特定できませんでした。
そんなわけで、実際に行って、どっか他の橋から見渡見渡してみるかー、と思ってたんですが・・・
実はこの「かじ橋」がそれでした(爆)

イヤ、びっくりしたさ(何)
ふつーに橋渡ろうとしたら何か見覚えのある像が鎮座ましましてるんだもん(何爆)
というわけでこれがLiminalityポイント第2弾。
この像は国分寺方面から見ると橋の右側に有るけど、残念ながら国分寺からずっと道の左側を通ってきたため反対側になってしまいじっくり観察は出来なかったけど。この写真だって行き交う車がいなくなる一瞬の隙をついて何とか撮影したもの。Liminalityでは背後に辛うじてバイクの音の効果音が入ってるだけだったから閑散としたイメージだけど、現実は車がひっきりなしに行き交う幹線道路ですよ(爆)

この像の反対側、すなわちぼくらが通った方にも像が鎮座してます。写真の像は手が異様に長いけど、反対側のは足が長い。
両方合わせて「手長・足長」。どういう謂われがあるのかはちょっと調べてないんで分かりませんが。

ちなみにこの像、Liminalityでは京子達が行く先を指さしてるかのような演出がされてましたが、指している方向は京子達が向かった「貞子ゆかりの地」こと「福来博士記念館」の方向ではなく、逆の国分寺や高山駅の方向を指しています(爆)

この橋を渡りきり、そのまま国道をずーっとまっすぐ行けば高山別院ですが、渡りきってすぐのところで朝市をやっているのを発見。寄り道をしてみることになりました。


宮川朝市

かじ橋のたもとから、宮川沿いの細い道に展開している朝市。
普通の土産物屋風の店構えの店も有れば、地元のおばちゃんがテント出して売りに来てるような店まで様々。
売ってる物は、土産物風のところでは飛騨高山の名物・名産をいろいろと、テントのおばちゃんは自分の農園で取れた野菜で作った漬け物とか、果物とか。そんな観光客も地元住民も重宝しそうなとこでした。
ゲーム版の.hack//侵食汚染 Vol.て3Liminality隠しエリアに行くと手に入るアイテム「朴葉みそセット」や「さるぼぼ人形」も当然売られてましたw

さて何か良いお土産はないかと朝市をうろうろ。
テントのおばちゃんの漬け物を味見したり、栃の実煎餅を味見したり、山くらげを味見いたり、朴葉みそ煎餅なるものがあってそれを味見したり(味見ばっかか)
3人ともあれ買いたいこれ買いたいとか言ってたらいつの間にか朝市3往復してました(爆)
ちなみにぼくが買ったのは、乾燥の山くらげ1束(500円)と朴葉みそセット(350円/右写真)。
朴葉みそセットはもちろんここでネタにするためですよ(爆)
普通にどんなもんか気になってたから食べてみたい、ってのももちろんあるけど。
朝市巡ってみたら値段も中身もピンからキリで、朴葉とみそだけの最低限のものから、シメジなどを煮た具が一緒に添付されてるもの、果ては小さい素焼きのコンロと固形燃料まで付いたそのセットだけで食べられる完全無欠の朴葉みそセット(何)なんかもあったり。ぼくが買ったのは値段が一番安い最低限のヤツですが(爆)

本当は他にも絞りたての濃縮還元でない地場のリンゴジュースとか、途中で味見した「酒どろぼう」という名前の大根やキュウリを醤油ベースの漬け汁で甘辛く漬け込んだ漬け物とかにも凄く惹かれたけど、リンゴジュースの重い瓶を持ってこれから高山巡るわけにもいかんし、漬け物は自家製造とか言ってる割に、サッカリンとかそういう添加物がなんだか妙に多かったからやめた(何)

ちなみにこの朝市は昼の12時まで営業。着いたのが11時半ぐらいだったのでどの店の人も「そろそろ閉めるよ~」と言ってました(何)


朝市を出た後も寄り道はまだ続き、朝市歩いてる途中で見かけた「飛騨牛直売所」が気になったのでそこへも行ってみることに。
朝市の真ん中当たりにあった看板を辿っていくとすぐのところに、それらしい、いかにも肉屋っぽい店があったけど、営業してない(爆) でもよく見たら貼り紙がしてあって、橋を渡って川の反対側当たりに移転したとのことなので、そっちへ。
するとそっちもやっぱりどうみてもただの肉屋(爆)
多少お安く買えて地方発送とかもしてくれる専門店かと思ったがそうではなかった(爆)
でも、店のちょっと裏手に「飛騨牛串焼き」ののぼりを掲げてて、テイクアウトコーナーみたいな感じで串焼きが売られているのを発見したので食べてみることに。
1本200円。
出てきたのは焼き鳥とかと同じような甘辛のたれをからめて焼いてある飛騨牛串焼き。
なかなか美味でしたよ(何)
200円でこれは結構お得かも。

そうこうしてたらもう12時半を過ぎ、いい加減腹も減ってきたので、高山名物のそばでも食べに行くことに。
駅から国分寺に来る途中何軒もそば屋を見たのを思い出し、とりあえず駅の方へと引き返す。
何軒かの蕎麦屋を通り過ぎるが、高そうなのでスルーし(何)、最終的に行き着いたのは駅がすぐそこに見えるよーな位置にある「小舟」という店。
そこで確か山菜そばかなんかを頼んだと思う(何)
ここも決して安いとは言えないけど、なかなか美味しかったです。

それにしても高山って、食品系の名産多いなぁ・・・
飛騨牛、そば、朴葉みそ、赤かぶ漬け、みたらし団子、栃の実煎餅、ふつうの煎餅、地酒・・・・・今回見つけただけでもこんなにあるぞ?(爆)
確かにみんな山の物ではあるけど。
ちょっとありすぎ(笑)

さて、もうここまで戻ってきたならば、ということで、最初は一通り巡った後で行こうと思っていた「古い町並」に先に行き、というかそこを通り抜けて、それから高山別院へと向かうことに決定。
移動再開。


古い町並

なんともひねり無くそのまんまな名称ですが、実際現地行ってもそう書いてあるんだから仕方がない(爆)
  
ほら証拠(何)
これはこの後行った高山別院にある案内板ですが。

この町並みは江戸末期~明治に商人達が建てた建物が保存されているとのことで、「一之町」「二之町」「三之町」と「三町」と呼ばれる地区を中心に結構広い範囲に広がってます。「国指定重要伝統的建造物群」だそうな。
この町並みを歩いていると
こういうところではお馴染み?の人力車があったり、
こんな伝統的なモノを扱う店や、
店先に高山名物の巨大な煎餅(写真のはハート型(笑))を掲げた煎餅屋とか、
吊り天井があるという謎の忍者屋敷があったりします(何爆)
(どうやらここは「飛騨民族考古学館」というところらしいですが。入館料500円とかだったから、忍者屋敷には惹かれた(何)けどやめてきた(爆))
他にも、甘味処や土産屋はものすごい数有りますし、名物みたらし団子の店も数店が競い合ってますし、立派な蔵を持つ造り酒屋が数軒あったり、凄く雰囲気の良さそうな旅館があったり、公衆電話や図書館、NTTの支局まで歴史的建造物風の外観にされてたりと、歩いてるとかなり面白い町でした。

そんなところでこんなもの発見、
高山名物さるぼぼとドラえもん、ハローキティーが合体したらしい(何)
・・・・なんか、どうなのよそれは(何)
さるぼぼは顔が無いからこそ良いのであって(略何)

ついでに、この看板にツッコミ入れるだけじゃなんなので、結構デカい土産物屋であることだし中に入って色々物色。
その場で焼いて売ってる「塩せんべい」の試食が旨かった(何)
後変な地方限定のスナック菓子とかも見つけたけどどんなんか忘れた(何)
結構広い店で飛騨牛や漬け物や蕎麦と言った食品系だけでなく、さるぼぼは携帯ストラップサイズから全長1mは有ろうかという特大のものまで扱ってたし、その他高山の伝統工芸品もかなりの種類が扱われてちょっと驚きでした。
でも一番驚いたのは、店内に「宇宙のステルヴィア」オープニングが流れてたことかな(爆)
うろうろしてたらいきなり何か聞き覚えのあるメロディーと共に「そ~ら~をあ~お~ぎ  ほ~しよみ~ち~て」とか流れて来るたらそりゃーもうつっこまずにいられないっしょ(何)
多分高山じゃテレビ愛知映らないから見れないし(爆)
こういう店で流れてるのって大抵商店街とかが中心になってやってる有線放送ってパターンだけど・・・
スタッフの中にアニヲタが居るのかね(爆)
高山まで来てこんな曲聞くとは思わなかったなぁ・・・(爆)


一通り町並みをうろうろした後は、今度こそ高山別院へ。

高山別院

 
と言うわけでやって参りました「高山別院」。
Liminalityではユキの元に送られた「十字架の煙立ち上る、河童の池」というメールに従ってやってきた場所。
ついに「黒のビト」こと「佐藤一郎」が徳岡と京子の前に姿を現した場所でもありますな。
結構な観光名所らしく、修学旅行生やツアー旅行に来ているとおぼしきじーさんばーさんの大群が居て、境内にある駐車場は大型バスだらけでした(何)
まぁ、今日天気も良いしねぇ。良すぎて光量多いから写真上手く撮れないぐらいだよ(何)このデジカメの調整、未だに良くわからん(何)
まぁそんなことはどうでもよいのですが(何)

このお寺はLiminalityでも言われてたとおり建立から今まで何度も何度も火災に遭ってきたというお寺。最も新しい火災は昭和30年だとか。Liminalityで言ってた「寺なのに煙が十字架の形になった」って話は真偽のほどが定かではないけど。ネットで検索したら「仏様の形になった」なんて話は見つけました。
そんなわけで、今の本堂はコンクリート製の耐火建築です(右写真)。町中にあるそこらの普通の小さいお寺なら別に何も違和感無いんだけど、こういう観光名所っぽい、歴史有るお寺でコンクリート製の本堂が建ってるってのはやっぱりなんか違和感有るなぁ(笑)函館に「東本願寺函館別院」という「日本初のコンクリート寺院」が有るけど、アレも妙な違和感があった(何)

そんな本堂から山門の方を向いて1枚。
Liminalityにも出てきましたねぇ、この景色。

さて、高山別院にはまだもう1カ所Liminalityポイント、「黒のビト」と2人が出会った場所が存在するはずだが・・・どこだ?(爆)
山門から入った感じでは本堂と左手の鐘楼、その奥の寺務所と駐車場しか見当たらないが・・・・

うろつくことしばし。
他には何処にも行けそうなところがないが、なんか駐車場越えた向こう側だけは何かがありそうな気配を感じられたので行ってみる(何)

そしたら・・・見事BINGOでした(何)



またしても見覚えのある景色発見(爆)
「この先に河童が出る池がある」と言いながら京子と徳岡が下りてった道だ!
この写真はLiminalityの画面とは角度違うけど。

この坂を、徳岡と京子同様下っていくと・・・










ありました。「河童の出る池」。
黒のビトが立ってたところ!


いやぁ。またしてもちょっと感動(何)






さて、これでここは一通り巡ったな。
と言うわけで次は、ここからだとちょうど「裏手」という感じの位置にある桜山八幡宮へ。



桜山八幡宮

高山別院を出てぐるっと裏側の方へ回りこむとすぐに「江名子川」という細い川が。
ここの川にも結構綺麗な橋が色々架かってたりとかして景色が良かったんですが、今はそこを通過して路地を抜け、その先にある桜山八幡へ。
Liminalityでは、「福来博士記念館」で謎の老婆より託された「両面宿儺(すくな) 討伐祈願」のメモに従いやってきたところ。

リミナ作中でも言われていたとおり、飛騨で猛威を振るっていた豪族・両面宿儺を、天皇の勅命を受けて討伐に来た武振熊命(たけふるくまのみこと)が戦勝祈願に建てたのが始まりだとか。公式HPによると、なんと今から1600年以上も前の西暦377年頃、仁徳天皇の時代の出来事で、「日本書紀」にシルされているような時代の話だとか。
ものすごい歴史の重みを感じるね・・・

到着すると早速「屋台会館」の看板というリミナに出てきたモノがお出迎え。

でも、この文書くためにLiminalityを見直したら「かじ橋」のときと同じ様な現実との相違に気付いてしまった(爆)
Liminalityでは「福来博士記念館」から京子の父の車でここまで来たときこの写真の左側から入ってきてますが、大まかに言って福来博士記念館は右側に有る(爆)
右側からか、もしくはこの鳥居に向かって正面の方向へ向かってくるってのが現実に即した経路ですな。
これだけ現実に忠実にやってるならそう言う細かいところにも気を配って欲しかったな(何)

その後も境内を歩くたびにLiminalityポイントが見つかったので写真を一挙公開(何)
Liminalityで出てきた順番に並べてあります。

1.入り口付近にある茶屋(?)「飛騨のたくみ」。

2.角度は似てもにつかんが、狛犬のあるところ。「神門」というんだそうです。

3.で、神門くぐって拝殿の前から参道を振り返る。

4.拝殿。日陰と言うこともあって結構雪が残ってました。

5.さらに上へと続く石段。

6.左の石段を登りきったところにある「秋葉神社」(で合ってると思う(何))。
こんな感じで続々とリミナポイントを発見。京子達の足跡をたどれてなかなかエキサイティングでした(何)
ここからはリミナと関係なく桜山八幡をもうちょっと紹介。

左の写真は、6番の写真の建物の左側に当たる位置にあったもの。「狂人石」といって、この石に触れた者は気が狂ってしまうという言い伝えのある石だそうです。
たぶん、置かれている位置からして、神社の建物を荒そうとする不届きな輩が近寄らないようにするためにこんな言い伝えができあがったんでしょうね。あくまでぼくの勝手な推測ですが。

ちなみにこの立て看板は、Liminalityでも背景をよーーーく見ると描き込まれてましたので興味ある人は探してみてはいかが?右の写真みたいな構図のシーンです、角度的に看板を横から見てるわけだから知ってないと看板だとは思えないでしょうけど(爆)










下の写真2枚は、6の写真の今度は右手奥に更に続いていた階段を上った先にあったところ。
 
ここまで来るともうあんまり観光地っぽい印象はありませんでした。あんま人来ないのかな?

こんな感じで、景色は良かったんですけどね~ だいぶ上まで登ってきただけあって。
まぁ、結構大変だったけど(爆)

なのでここで一休みして、今度は行きとは違う道が見えたのでそっちを延々と下っていきました。
下りきったら今度は、高山別院まで引き返してそこを通過し、さらにしばらく行ったところにある「福来博士記念館」へと向かいます。


福来博士記念館

城山公園(高山城址)へと続く急な坂道を自転車で必死になって上がると、ちょうど遊歩道の入口のところにある「福来博士記念館」。
Liminalityでは「貞子ゆかりの地」という舞に届いたメールに導かれ、国分寺の次に行った場所ですが、我々の旅ではかなり最後の方になってしまいました。

桜山八幡からの距離は大したことなく、十数分で到着しましたが坂がきつくてかなり疲れました(爆)気温はまったり歩いて観光するにはちょうどいいぐらいの気温だったのですが、自転車で急坂登ると汗かくぐらいでした(爆)

そんな思いをしながらなんとかたどり着いたのですがなんと、やってない(爆死)
えええええええええええええ(爆死)
そんな、必死でこいできたのに_| ̄|○
今ネットで調べたらここ、「不定休」と書いてあるところと「年中無休」とかいてあるところとあって何だかはっきりしない。閉館したとの情報も、無い。・・・ってことは、行ってやってなかったってのは相当運が悪かったってことでは(爆死)
あー・・・もう仕方ないので写真撮影いきます(何)
・・・つーても、Liminalityっぽいのは下のこれしかないけどね(何)

老婆にメッセージを託した黒のビトこと佐藤一郎がタクシーに乗って去っていった方向。
我々はこの坂を自転車で登ってきました(爆)
この写真だと分かりづらいかもしれないけど、これならどうだ(何)

車に注目。写真が傾いてるんじゃなくて道が傾いてるんですよ(爆)
こんなとこ登ってきたのに休館じゃ、そりゃ萎えるって_| ̄|○
まぁ、ここも登っただけ合って見晴らしは良かったけどね・・・


これにてLiminality名所巡りは終了。
まだ「飛騨の里」と「高山グリーンホテル」が残ってるけど、レンタサイクルの時間とか列車の時間とか考えるとさすがに行けないので、どうせ駅へ戻るときとおるから、もう一度「古い町並み」へ戻って時間を潰すことに。

あー。行きの登りはきつかったけど帰りは楽だぁ~(爆)超高速~(何)

古い町並み(2回目)

ここでは特に特筆すべきことはなかったかなー。
「しそまんじゅう」とかいうちょっと変わったまんじゅう売ってる店があったからモノは試しに買ってみようかっつーて3種類ぐらいみんなで買ったりとか、みたらし団子食べたりとか、まったり普通に観光してました(何)
あ、古い町並みの外れの方で「両面宿儺」と思われるモニュメント見つけたっけか。
止まって写真撮ってたら他の二人においてかれそうだったからとらなかったけど(爆死)

時刻は15時。この後、下呂へと向かう列車が16:20発なのでそろそろ戻るか、と駅へ。
一旦レンタサイクルの店へ行って何分まで借りられるか確認したところまだ30分近くあったので、飲み物調達のためスーパー捜索。「こっちの方になら有りそう」と勘で進み、市役所、警察署の前を通り過ぎ、高山本線の踏切を渡ってしばらくう行ったところで無事「駿河屋」という大きなスーパーを発見。各自適当に飲料を購入し、駅へと戻る。レンタサイクル返して、5時間分の料金1000円を払い、まだしばらく時間有るけど駅待合室で数十分間待つ。

辺りを見回してみたら駅弁を売っているコーナーがあったので「栗こわいの駅弁」が売られていない物かとじっくり見てみましたが、どうやら無いようでした。残念。
季節物なんですかねぇ?


16:20。
各駅停車美濃太田行きに乗り込み、高山を後にして一路本日の宿・下呂温泉へ向かいます。
ここから先は.hack//Liminalityとあまり関係ないけど、一部とっても関係があるモノもあるので軽ーーく触れておきます(何)


下呂温泉

兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並んで古くから「日本三大名湯」と呼ばれている「下呂温泉」。
高山からは各駅停車だと1時間ぐらいのところです。

しかし何度聞いても変なインパクトのある地名だよなぁ、「下呂」って(爆)
なんでこんな妙な地名なのかと思ってたら、何かのパンフに「昔この辺りに『下留(しもとまり)』という名の宿場が置かれた。後に読みが変化して『げる』となり、さらにそこから『げろ』へ変化し、漢字も今の物になった」と書かれてました。
ちなみに、高山本線に乗って下呂から高山の方へ向かうと、下呂駅を出てすぐの右手に「中呂発電所」が、下呂の3つ先の駅に「上呂」がそれぞれ有りました。上中下と「呂シリーズ」揃ってるみたいです(何)

温泉の方なんですが、「どんな泉質か」とか一切知らずに入ってたんですが・・・おかげで最初、これタダの水道水かと思いましたよ(爆殺)
だって無味無臭、無色透明、触った感じもタダの水だし(爆)
や、ちゃんと成分表示してあったから温泉なんだろうけど。
でもその成分表示見て納得しました。
温泉1kg中に0.3gしか成分が溶けてなけりゃそりゃー普通の水と変わらんわ(爆)
0.03%ですよ(爆)海水の100分の1の濃度ですよ(爆)ppmの単位で表しても300ppmですよ(何爆)
下呂温泉って、かなり「薄い」温泉だったんですね(爆)

ちなみに源泉地は河原(爆)
こんな風に川沿いの旅館に泊まると拝めます。

そして直接湧いてるのか、対岸の↑から引っ張ってきてるのかは知りませんが、河原に露天風呂とかあります(爆)

橋から思いっ切り見下ろせます(爆)
度胸のある人は一度いかが?(何)
「洪水時は使用不可」という看板が立ってました(笑)













町の方はまぁ、いかにも「温泉街」と行った風情のところで、旅館と土産物屋が林立してました。
でも高山みたいに見て歩けるような観光スポットは、ちょっと歩いただけでは見つからなかったなぁ・・・
下呂に行きたいと思う人は、下呂だけに行こうという考えは持っちゃだめですよ(何)
せめて高山ぐらいは行っておかないと、勿体ない(何)
事実、宿のおばちゃんに「高山行ってきた?」って聞かれたし。

さて下呂でのネタと言えば、これを忘れるわけにはいきません(何)
そう、銘菓「下呂の香り」!(爆)
 
ゲーム版.hackでも、Liminality隠しワードエリアでてに入るトレードアイテムとしてお馴染み(?)ですね。
名前だけはあまりのインパクトから聞いたこと有るという人は多いでしょうが、実際どんなお菓子なのか知ってる人はそう多くないのでは?ぼくも知りませんでしたし(爆)
ふたを開けてみたら、中身は右の写真のような物。卵せんべいで粒あんをはさみこんだ物でした。
卵せんべいがしっとりふわっとしていて、なかなか美味しかったです。名前とは対照的に(笑)
日本茶と良く合いそうな味(何)
しかし、これを求めるためだけに土産物屋を数軒ハシゴするハメに(爆)
結構いろんなメディアとかでもネタにされてるから有名なお菓子だと思うんだけど・・・おかしいな。
最近は意外と売られてないのかな。
数軒巡ったけど、温泉街の中のあまり大きくない土産物屋でしか見なかったような・・・
駅前とかにも結構綺麗な大きい店が有るんですが、そこではなかった気がします。
(代わりに最近は「しらさぎ物語」とかいうのが幅を利かせてるよーです。)

同様のネタとして「下呂牛乳」なんてモノもあると聞いていたんですが、立ち寄った生協で左の写真のようなものを辛うじて見つけただけで、以前TVで見た、瓶に入ってるその名もズバリ「下呂牛乳」ってのは残念ながら発見ならず。
仕方がないので、右の写真にある「濃いんやさぁ~~」というこれはこれで妙な名前の牛乳で妥協しておきました(爆)
名前の通り濃くてまぁ美味しいには美味しいんですが、
よく見たら生乳100%じゃなくクリームとか添加して濃くしてる「乳飲料」だと知って凄くダマされた気分でしたがね(爆死)


ま、そんな感じで高山・下呂旅行は無事終了。
帰りも18きっぷなので、高山線で美濃太田までいき、今度は太多線で多治見へ出て中央本線で名古屋へ向かい、味噌煮込みうどんとかを食べたりしつつ、そのあとは東海道本線をひたすら東へ向かって東京まで帰ってきました。


ぼくにとっては「アニメに出てきた現実の場所へ行く」って行為自体は別に初めてじゃないんですが、ここまで本格的に巡ったのはさすがに初めてだったのでなかなか感動もんでした(笑)
「おー!ほんとにあるよー!」って。
高山という町自体も凄く良いところでしたし。
おまけに、天気もすこぶる良く観光には絶好の日和だったので、なかなか良い旅でした。
行きのながらのスラム状態を見たときはどうなることかと思ったけど、抑え切れぬ高揚感のおかげで眠気も吹っ飛んでました(何笑)

あー。高山また行きたいなー。
「飛騨の里」と「グリーンホテル」行ってないし。
今回行ったところでもLiminalityの画面と同じ様な構図の写真撮れてないところいっぱいあるし。
リミナ絡みじゃないところでも行ってみたいところいっぱいあるし。
今回は時間の都合上、ちょっと急ぎ足で巡ったけど今度行く機会があったらじっくりまったり見て回りたいなー。


更新履歴
最終更新:2004.04.26



戻る

昨日: 今日: